國井修さん
「私は今回、日本と海外との大きな違いがいろいろと見えたと思います。
例えば、ITを使った対策ができる国とできない国があるのが分かります。
あと検査に関しても、スタートアップ企業がとても多い韓国ではすぐにたくさんの検査キットを作り対応を強化できましたが、スタートアップが十分に育っていない日本ではそれができていないといったことなどです。
今は、新型コロナウイルスと闘っていますが、今後、いつでも同じような危機は来ると思って備えるべきです。
感染症というのは、地震や台風と同じように、いつか必ず来ます。
そういう意味でいつでも備えをしておくことが必要です。
日本では、感染症が重要視されてこなかったため、感染症を専門にする医者が少ないという現状があります。
今後、今回と同じようなことが起きた場合に、検査や治療まで円滑にできる体制を作るべきだと思います。
現在、世界各国がワクチンや治療薬の開発をしていますが、日本ももっと積極的に国際協力に参加してほしいと思います。」
高橋
「國井さんが地震や台風と同じように新たな感染症に備えることの大切さを強調していましたが、これは今後のスタンダードになりそうですね。」
松田
「長年、感染症対策に携わってきた経験に裏打ちされた専門家ならではの言葉の重みを感じました。
私たちも国や自治体任せにせず、個人でも備えや対策にしっかり取り組んでいきたいと思います。
以上、特集ワールドアイズでした。」