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特集

2019年7月12日(金)掲載

空前のアイドルブーム タイで夢を追う

日本の「AKB48」の姉妹グループ「BNK48」。2017年にタイで結成され、今、現地でブレイク中だ。コンサートだけでなくメンバーの顔写真がジュースやお菓子など、さまざまな商品のパッケージにも使用され、今やタイの国民的アイドルと言われている。そしてタイでは「BNK48」のブレイクをきっかけに、空前のアイドルブームが巻き起こっている。こうした中、これをチャンスに単身でタイへ乗り込み、アイドル活動に打ち込む1人の日本人女性がいる。活動に密着した。

新天地で挑む“地下アイドル”

タイの首都、バンコクで開かれたアイドルのコンサート。タイ人のファンを熱狂させているのは、タイ人5人と日本人2人の混合ユニット「サイアムドリーム」だ。タイで、あえて日本語の歌を歌い、人気を得ているという。

南にこさん

日本人メンバーの1人、南にこさん。南さんは日本でいわゆる“地下アイドル”として活動していた。しかし、なかなか知名度は上がらなかったという。アイドルとしてもっと大きなステージに立ちたい。そんな思いを胸に、2018年11月からタイに生活の拠点を移し、本格的に活動を始めた。南さんは「日本でアイドルを目指して頑張っていくよりも、はるかに夢が実現できるのが早いと思うし、可能性がすごい広がっている国なので…」と抱負を語る。初めての海外生活で不安もあったというが、今はこの新天地で、仲間たちとともに夢を追いかける覚悟だ。



タイが日本人アイドル激戦地に

今、タイでは「BNK48」のブレイクをきっかけに、空前のアイドルブームが巻き起こっている。そのため、これをチャンスと見た日本人アイドルが、相次いでタイに進出。南さんだけでなく、ほかの日本人アイドルたちもしのぎを削る、アイドル激戦地となっているのだ。そのためアイドルたちは、さまざまな方法でファンの獲得に動いている。

例えば、タイ人のファンがアイドルと観光名所を巡るバスツアー。ファンは、アイドルと直接会話したり、一緒に記念撮影をすることもできる。参加費は、コンサートのチケットとセットで、およそ1万7000円。タイ人にとっては、決して安いとは言えない金額だが、多くのファンが集まるという。「アイドルとこんなふうに近くで、触れ合えるイベントはめったにないので来て良かった」(参加した男性)。



競争を勝ち抜けるか

競争に勝ち抜くため、南さんが今、最も力を入れているのが、ファンとの交流に不可欠なタイ語の習得。仕事のない日は、語学学校に通っている。部屋にある家具や家電にも、すべてタイ語を貼っているという。

さらに、毎日、欠かさず行っているのが、ファンとリアルタイムで交流できるインターネットのライブ配信。タイ語でも積極的に話しかけることで、1回あたりのビューアー数は、3000人まで増えたという。

そして、コンサートでもタイ語を使ってアピール。その甲斐あって、最近は観客の反応も上々だという。今、南さんは、毎回コンサートに来てくれるファンが確実に増えていることを実感している。「より大きな会場で、しかもより多くの人に、世界中の人にっていうのが1つの目標でもあって、それがタイに来てからすごく広がった。そしてタイ以外でも、海外で活躍できるように、グローバルなアイドルを目指したいと思う」(南にこさん)。

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