にっぽん縦断 こころ旅
拝啓
正平さん、スタッフの皆さん、そしてチャリオ君、いつも楽しい番組有りがとうございます。私のこころの風景は秋田市仁井田の神明社神社です。私たちの小さい頃の一番の遊び場でした。チャンバラ、鬼ごっこ、ビー玉そして三角ベースの野球など、そしてそこには、ロケット型の石碑が有りそれを飛び箱のように越えると、ちょっと大人になったような気分になりました。天気のいい日は神社の屋根に上って(今は絶対いけませんよ、昔もです)テッペンに跨がり遠くには鳥海山が見え、爽快な気分になったものでした。それから両端の鬼瓦には穴が空いており、スズメやムクドリが巣を作って中には、卵を産んでいました。そして数日後見てみると卵はなく無事に巣立ったのだとホッとしたものでした。
又祭りの時は神社に土俵が有り(今はありません)相撲大会や舞台などを作って、のど自慢などが有りましたが、今は何も有りません。とても残念です。
それから神社に沿って巾4~5mの小川が流れており、そこには、メダカ、フナ、ナマズ、ドジョウ何でもいました。そして夏の夜にはホタルが飛びかいとても幻想的でした。今はコンクリートで出来た用水路になっており、これでは魚はすめません、これも又残念です。
夕方には、お腹もすき、家に戻るとお釜で炊いたご飯が出来ており底にはこびまま(お焦げ)が有り、それを母親から握ってもらい塩や味噌をつけてそれを噛りながら又遊びに行ったものでした。今のようにスマホやゲームはなかったけど、素晴らしい幼少期を過ごしたと思っております。秋田も少しずつ変わって来ましたが、やっぱり秋田はいいな~。皆さん道中気を付けて今後も楽しい番組を届けて下さい。
秋田県 秋田市
加藤 守(64歳)
秋田市
加藤 守さん(64歳)からのお手紙