井本さんの「こころの風景」はなんと長谷寺名物の「くさ餅」の看板に書かれた「く」の字。幼いころ、崩して書かれたその文字を見て「おじいちゃんの久雄の久やなぁ」と言ったことをほめられました。そのことが忘れられず漢字好きになったと言います。正平さんは、井本さんが住んでいた桜井市上之郷からスタート。まだ冷たい風が吹く中、つくしや、ふきのとうの花に春を見つけながら長谷寺へ向かいます。その参道には井本さんの思い出の風景、「く」の字が今もたしかにありました。

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