にっぽん縦断 こころ旅
正平さん チャリオ君 スタッフの皆さん いつも楽しく拝見しております。
さて、秋のシリーズで、沖縄を走られるとのこと。沖縄といえば昭和50年7月から51年1月まで開催された
沖縄国際海洋博覧会が思い出されます。
私の父 竹内正次(タケウチショウジ)は、三井こども科学館に三井グループの社員として約1ヵ月出張しました。
館長はE・H・エリックさんで、青地に花柄の派手な上着と白い半ズボンのユニフォームを着て 一緒に写った写真を見て、私は初めて沖縄という地を知りました。
父が出張中、父の給与は銀行振込みされ、母は初めて父の本当の給与を知ることとなりました。
それまでは父が持ってくる金額が給与だと母は信じていたようで、振込金額を見た母は、絶句してしまいました。
おまけに父は 母に渡した生活費から自分のこづかいをもらっていましたが、母に渡す前にすでにこづかいを引いていたので、二重取りしていたということです。
姉さん女房に甘えていたのでしょうか。私は、自分でお金を稼がなければいけないと思いました。
三井こども科学館に集まったスタッフ達は 海洋博終了後も同窓会を行っていました。
平成20年3月に父は 86歳で天国に旅立ちました。
母は昭和62年に67歳で他界しましたので、86歳のジジイになった父を見て また絶句したのではないでしょうか。
平成27年 念願かなって私は沖縄を旅行しました。
今は美ら海水族館が建っているところの海辺に立ち
空を見上げて『お父さんと同じ空と海を見たよ』と言いました。
正平さん 是非 海洋博公園の海辺から 景色と空を見て下さい。よろしくお願い致します。
さいたま市
竹内幸子さん(64歳)からのお手紙