にっぽん縦断 こころ旅
正平さん、こんにちは!
こころ旅・・主人と毎回楽しみにしています。
私の思い出の場所は・・・
勝央町の姫新線「勝間田駅」です。
55年ほど前になりますが、夏休みに大阪の伯母の家に行くのが毎年の楽しみでした。
低学年の頃は、冷凍ミカンと花豆(そら豆を油で揚げた物)を買い父とのプチ旅行!!
4年生の頃からは、両親は梨を作っていたため夏は忙しく、1人で行くようになりました。
勝間田駅で、父が大阪まで行く人に
「この子は、大阪まで行きます。迎えは来ているので降りる時に声をかけてやって下さい」と頼み、3時間の1人旅!
もちろん帰りも1人!!
夜8時頃に着くので、外は次第に暗くなり心細くなりながらも停車駅のアナウンスに耳を傾け、ひと駅前から降り口のデッキで待っていました。
暗い中、キキー!ガタン!!と停まり、
白いボードに『勝間田』の文字を確認してホームに降りると、夏の生温かい夜の空気と機械油独特の電車の臭いに包まれ、改札口の灯りの中に父の顔を見つけてホッとしたものです。
その駅も、今年中には建て替えになり
来年には旧駅舎は取り壊されるそうです。
小さな小さな駅ですが、平成になると同時に亡くなった
父との思い出に、タイムスリップできる場所です。
取り壊される前に、皆さんに見て頂けたらと思い
応募させて頂きました。
刑事役の正平さんも素敵ですが、自転車に乗る
正平さんカッコイイです!!
これからも、お身体を大切に見たことの無い
景色を、たくさん紹介してください。
楽しみにしています。
山崎 加代
岡山県津山市
山崎加代さん(62歳)からのお手紙