にっぽん縦断 こころ旅
正平さん、チャリ男くん、スタッフのみなさんおはようございます。
こころ旅が京都府のお手紙募集となり、よし!と思って投稿させてもらいました。
わたしのこころの風景は宮津市にある、盛林寺というお寺です。
わたしは幼い頃に母を亡<し、父と祖父母に育ててもらいました。
母親がわりとして育ててくれた祖母が去年急死。
わたしは、大学から地元を出てそのまま就職し、実家から離れて暮らしていました。
祖母は誰もが驚くはやさで逝ってしまいましたが、その日は 偶然にも実家に帰省中で不思議と最期はそばにいられたのです。
たくさん話をしたり、ケンカをしたり、一緒に出かけたり・・・
そんな大好きな祖母との思い出がたくさんつまっているのが その盛林寺です。
祖母はそのお寺で毎週月曜に御詠歌というものを習っていました。
なので毎週月曜日小学校の帰りはそのお寺ヘ行き、祖母の練習が終わるのを 宿題をしたりおやつを食べたりしながらそばで待っていました。
練習の休憩時間が始まると「おやつや!」と わたしはすごく喜び 祖母と一緒におやつタイムをしたことがよく思い出されます。
また、そのお寺には小さい頃から法事の度に行き、お経を子どもながらに頑張って唱えたあとは、そこでお茶とお菓子を出してもらっていました。
親戚のおじさんたちが「持って帰れ」と たくさんおかしをポケットに入れてくれたことも忘れられない思い出です。
祖母との思い出を振り返って書いているはずが 何だかおやつのことばかりになってしまいましたね。
お寺の中庭はみどりいっぱいで池があり、鯉も泳いでいました。
水の音と風が気持ちよく、お線香の香りも漂い 何だかとても落ち着く空間でした。
祖母との思い出と子どもの頃の思い出の場所へ足を運んでください。
京都府 長岡京市 小嶋 知耶 29歳
京都府長岡京市
小嶋知耶さん(29歳)からのお手紙