にっぽん縦断 こころ旅
「娘の運命を変えた?思い出の場所」
火野さん、スタッフの皆様、こんにちは。いつも心温まるひと時をありがとうございます。
さて、私の心に残っている場所は、比叡山を京都側、八瀬(やせ)から叡山(えいざん)ケーブルで上がった先の、ロープウェイへの乗り継ぎ途中にある「かわらけ投げ広場」です。
長女(現在社会人一年目)が中学生の頃、子どもたちと一緒に何度かケーブル&ロープウェイを乗り継いで比叡山山頂に行きました。
途中の広場に、素焼きの皿に願い事を書いて谷に向かって投げる「かわらけ投げ」があります。
ロープで張られた輪っかを通れば、願い事が叶うと言われています。
当時、娘は、家から一番近い(歩いて通える)高校に憧れて「絶○○高校行く!!」と言っていたので、私は密かに応援すべく、「M子が○○高校に受かりますように」と書き込み、台に立って、輪っか目掛けて「えいっ」と投げました。
・・・自慢ではありませんが、私は一応サウスポーなのに?「超」のつく運動音痴(略して「うんち」)です。 (^_^; リリースポイントを誤ったかわらけは、そのまま真横の松の木?を直撃し、木っ端みじんに。その様子を見て、「おかーさん、もう~」と笑う娘。
「何、お願いしてたん?」と聞かれ、「いや、その~~・・・ M子が受かりますように、って」と私。 その時の何とも言えない空気感。
受験生となった娘は、色々思うところもあって、志望校を変更し、自力で頑張って、無事合格しました。通学には二時間かかりますが(笑)、自分に合っていたようで、三年間楽しく通学しました。
後に、あの時の話が出る度に、娘は「あの時、お母さんがウチの野望を粉砕してくれたおかげで、今のウチがあるんやわ~(笑)」と、チクチクいじってきます (^_^;
火野さんはコントロールはいい方ですが?もし、よろしければチャレンジしてみて下さいね♪
叡山ケーブルは、高低差が五六一メートルで、日本一だそうです。短時間ですが、ぐいぐい登って行きます。秋には紅葉のトンネルがきれいですが、十月だと、まだ早いかな。
末筆となりますが、皆様の今後の旅のご安全を心よりお祈りいたします。よろしければ、また是非滋賀県にもお越し下さいね。
滋賀出身京都在住の
川嶋とし子
京都市
川嶋とし子さん(52歳)からのお手紙