遠くに出雲大社の鳥居を望む旧大社駅から出発する今回の目的地は、６５年前に小学校の遠足で行った立久恵峡にある霊光寺。お手紙通りにたどろうとすると、つり橋を渡らなければなりません。お手紙の佐藤さんは正平さんのために、先に行けば普通の橋もあると教えてくれますが「その場で考えよう」と結論を先送りし、雨の中を立久恵峡に向かいます。やがて山間の渓谷にかかるつり橋が見え、「みんなにこれ以上走らせるわけにもいかない」と男気を見せて、いざつり橋へ。途中から這いつくばりながらも、なんとか渡り終えた正平さん。しっとりと美しく、静かに、霊光寺が迎えてくれました。

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