にっぽん縦断 こころ旅
亡き祖母が住んでいた 会津宮下駅
腰の曲がった祖母が、家から駅の2kmを歩いて迎えに来てくれいて、当時一番年若で6歳の私の手を握り、舗装されていない道を一緒に歩いた事を思い出します。
東京育ちの私は、お洒落着にエナメルの靴。
祖母が砂利道を転ばないように手を握ってくれたのに、赤ちゃん扱いされた事が嫌で、手を払ってしまいました。
「ほーら。転ぶなよー」と、祖母は笑っていましたが、悪いことしたなー と 後になって思いました。
その夜は、祖母の布団で一緒に寝ました。
46年も前の話です。
埼玉県草加市
山口ひとみさん(51歳)からのお手紙