日本海に浮かぶ天売島、焼尻島、利尻島を遥かに望み始まる今回の旅。認知症になった母の見舞いからの帰り、増毛町を過ぎて国道２３１号線の向こうに見える岬の風景がこころの風景です。木嶋さんが子どもの頃はそこは「世界の果て」、そして今は、いつまでも母が元気でいてくれるよう願いを託す岬になりました。お母様が入院している留萌市から国道２３１号を南へ走ります。道路沿いに残る廃線跡や鮭釣りに興じる元気なおじさんとの出会いを経て増毛の街へ。旧増毛駅の駅舎や古い木造三階建ての旅館跡など、かつては栄えていたであろう面影を後に市街地を抜け、お手紙の別苅地区に入ると、次第に岬の姿が。「世界の果てに見えるかな？」。目の前に広がった風景に正平さんは「どひゃ！大海に岬だ」と・・・・

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