にっぽん縦断 こころ旅
近くて遠い故郷の風景
火野正平様、チャリオ様、スタッフの皆様 毎回の放送いつも楽しく拝見しています。
さて私のこころの風景は津久見市、四浦半島の先端にある間元から見る保戸島「ほとじま」の風景です。
間元から保戸島の間には幅が狭く潮流の速い海峡があります。
子供の頃は、容易に向こう岸に渡れない海に島から出たいと思っていた私には決して越えられない境界線でした。
結婚し子供が生まれ、生活の場を島外に移した事で島に帰るのが疎遠になっていました。
最近ダイエット目的で始めた自転車に乗り、島が見たくなり行ってみました。当たり前ですが、そこには子供の頃に見た風景とは反対の光景が広がっていたのです。
今度は島に行きたくても子供の頃の様に海峡の潮流が立ち塞がります。やはり越えられない境界線の様に思われました。
近くて遠い故郷の風景です。
帰ろうと思えばフェリーで簡単に帰れるのに可笑しな感覚でした。
その後も休みになると自転車で訪れては、あの海の境界線を確かめる様に見つめていました。
きっとあの境界線は『わたしの こころの境界線』なのだと思うようになっていったのです。
そう思うと境界線は見えなくなり、子供の頃より好きになった
故郷の島が目の前にありました。
正平さん四浦半島の道はアップダウンが激しく自転車では辛いです。
津久見市内から間元までバスが出てます。
優しい監督さんならアップダウンの坂を避けてくれるでしょう。笑
大分県 津久見市 井上 貢 49歳
大分県津久見市
井上 貢さん(49歳)からのお手紙