にっぽん縦断 こころ旅
白崎海洋公園までの海岸線
初めまして、正平さん、スタッフの皆様、チャリオ様。
私は和歌山県日高郡由良町に住む今年60歳の者です。この町の湾に沿った小さな地区で生まれ 今も住み続けています。
私の一番の思い出は、小学校の6年間 片道3km毎日通い続けた海岸線の風景です。帰り道、時々磯に下りて、小魚や貝をのぞいたり、山側の斜面のツバキやカズラの花のミツを吸ったり、よその家のネコをなでたり、犬に追いかけられたり とっても楽しい通学道でした。大変美しい海岸線で 現在は遊歩道が整備され なつかしい磯は少し消えましたが、小さい頃登った岩や魚が取り残された潮だまりは 今もまぶたに焼きついています。5~6年生の頃だったでしょうか 道沿いの藪に捨てられていたエッチな本を うしろめたさや緊張感とともに隠し読んだこともなつかしい思い出です。神谷(カミヤ)から大引地区へ抜ける坂からながめる灰岩の海岸線は絶景です。
正平様、ぜひ日本のエーゲ海においで下さい。わたしはエーゲ海は知りませんが・・・
和歌山県由良町
由良早苗さん(60歳)からのお手紙