香山さんのお手紙に書かれていたのは田後港。高校時代、美術部の合宿で訪ずれ、防波堤の先端から女子生徒ふたりと夕日を眺めているうち、ちょっとドキドキした青春時代の思い出の場所だといいます。田後は３年前の旅で訪れた港。正平さんにとっても思い出深いところです。お気に入りの町に向かって鳥取城跡から出発します。砂丘の坂道、そして峠。次々と立ちはだかる難所を乗り越えてたどり着いた田後。前回の旅で立ち寄った懐かしいお店や岩の上の松に再会して、最後は夕暮れの防波堤をゆっくり歩きながらこころの風景に向かいました。