今から約20年前、当時好きだった女性と白神山地へドライブした途中で見つけた「種里城跡」が尾野さんのこころの風景です。城跡の小高い丘から下りていくと、森の中にポッカリ穴が開き、4本の大きな杉の木に守られた何かを祭った場所。尾野さんは、彼女と二人「又、来ようね」と約束しましたが、約束ははたせなかったそうです。そんな甘くてせつない思いが残る不思議な場所へ。JR木造駅から鰺ヶ沢駅まで輪行し、そこからチャリオで16km。正平さんはお手紙を頼りに種里城跡を探検します。森の中を進んでいくと、お手紙のとおり不思議な空間が広がっていました。