あの日、そして明日へ

こころフォト

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東繁雄さん(あずま・しげお/当時90歳)キヌさん(きぬ/当時86歳)岩手県大槌町

自宅から避難する途中で津波に巻き込まれました。

三男の妻の久恵(ひさえ)さんからのメッセージ

じいちゃん、ばあちゃん、そちらでは仲良くしていますか。
じいちゃんは、文字を書かせればすごい達筆で、船の名を書いたり、結婚式場の看板や席札を頼まれる腕前でしたね。
ばあちゃんは、若い頃はこの辺では評判の美人だったとか!写真をひと目見て、じいちゃんはお嫁さんにすると決めたのでしたね。
畑仕事が大好きで、家の前のばあちゃん入魂のキッチンガーデンは、季節の野菜がおいしかった。
2人は男4人を育て上げ、嫁いだ私を、本当に可愛がってくれました。
果たして私は、2人に十分な事をしてあげることができたのだろうかと、あの日突然の別れを迎え、呆然としながら自責の念に苛まれました。
じいちゃん、ばあちゃんのおかげで、3人の子供たちも無事に成長しました。
2人がいてくれたから、私は、こんな素敵なパパや可愛い子供たちとめぐり合うことができたのです。
本当にありがとうございました。
今となっては、本当にたくさんの素敵な思い出が、家族の宝物として、みんなの胸の中で微笑んでいます。
天国から、赤浜のこと、私たちのこと、見守っていて下さいね。

東繁雄さん、キヌさんへのメッセージ・写真を募集しています。

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