NHK高校講座

国語表現

Eテレ 毎週 火曜日 午後2:10〜2:30
※この番組は、前年度の再放送です。

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国語表現

Eテレ 毎週 火曜日 午後2:10〜2:30
※この番組は、前年度の再放送です。

今回の学習

第40回 社会にはたらきかける表現

地域と関わる・地域とつながる表現活動

  • 国語監修:信州大学教授 藤森 裕治
学習ポイント学習ポイント

地域と関わる・地域とつながる表現活動

地域と関わる・地域とつながる表現活動
  • 足立佳奈さん
  • 藤森先生

番組のMCは歌手の足立佳奈さん!
そして、今回教えてくれるのは藤森裕治先生です。

  • 今回の生徒
  • 今回の生徒

みなさんと一緒に勉強していくのは
れん(駒井蓮)さん、ぼる(石田海翔)くん、咲桜(曽根咲桜)さん、かなめ(河野要)くん、ひろと(高橋大翔)くん、はるひ(河野晴日)くん、くれあ(東海林クレア)さん、とみあか(富田明里)さん、の8人です!
最終回ということで、1年間一緒に勉強してきた8人全員が揃いました。

今回は、前回行った東京都渋谷区にある代々木八幡商店街の方々へのインタビューをもとに、キャッチコピーを作り、ポスターの形で発表します。

インタビュー後の情報のまとめ
  • ひろとチーム
  • れんチーム

前回、
「ひろとチーム(ひろとくん、とみあかさん、くれあさん、はるひくん)」は、『路地裏』をテーマに、6か所インタビューにうかがいました。
「れんチーム(れんさん、さくらさん、かなめくん、ぼるくん)」は、『新しいお店と古いお店』をテーマに、7か所インタビューにうかがいました。

  • ひろとチーム
  • 「れんチーム」のインタビューの内容

インタビューが終わったら、情報をまとめます。

「ひろとチーム」は、インタビューの内容を、お店ごとに5W1H(いつ・誰が・どこで・なにを・どうした)でまとめました。
その上で、共通して感じたのが以下の2点だったそうです。
・お客さんとの距離が近い
・あいさつがラフ(フランクな接し方だった)


「れんチーム」は、“昔ながらのお店”と“新しいお店”にわけて特徴をまとめました。
その上で、全体を通じて感じたことを次のように挙げました。
・働いている人が楽しそう!
・飲食店が多い
・つながりが多い
・脇道のわくわく感
・人情あふれる


このように、情報をまとめるときには
・テーマに沿ってわかりやすく
・気づいたことや感想を加える

ことが大切です。

  • ひろとチーム
  • れんチーム

キャッチコピーをつくるために、必要な情報を最小限に絞り込んでいきます。
それぞれのコンセプトに合った情報だけを残していきましょう。

「ひろとチーム」は、各店舗の情報から、路地裏の魅力につながるキーワードを『アット・ホーム』とし、それを基準にして情報をまとめました。

「れんチーム」は、新しいお店と昔ながらのお店、それぞれから得た情報の中から共通する情報を抜き出しました。
キャッチコピーのイメージを3つの要素に絞り込んで、箇条書きにしています。

表現の達人〜鈴木敏夫さん
  • 鈴木敏夫さんとれん、ぼる
  • れんとぼる

今回の達人は、スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫さん。
宮崎駿監督と共に、多くの作品を世に送り出してきた達人です。

鈴木さんは、どんな学生だったのでしょうか?
鈴木「僕は高校時代って、勉強はできなかった…(笑)」
ぼる「そうなんですか?」
れん「勉強自体は好きではなかったですか?」
鈴木「好きじゃないよ!漫画ばっかり読んでいた。」
れん「でも、大学に行かれてますよね?」
鈴木「大学は行ったけれど、全然勉強しなかった(笑)」
れん「自分の将来について不安はなかったですか?」
鈴木「考えなかった。なんにも考えなかった。僕は高校2年までは体操部にいて、高3になったら試験のために運動クラブを辞めなきゃいけないわけよ。それで“勉強しろ”って言われたけど、全然やる気にならなかった。そのときに何を考えてたかっていったら、次のステップだけだよね。どういうことかっていったら、次、大学に入る。そしたら、そのために勉強しなきゃいけないけど、それもやりたくない。そのときに将来のことが頭に浮かんでいたか?何もないよ。でね、そういうことをいろいろ繰り返しているうちにわかってきた。人間の生き方って2つあるなって。1つは、目標を持ってそれに到達すべく努力をする。これは立派だよね。偉いなと思う。もう1つは、目の前のことをこつこつやっていたらここに来ちゃったのかって(生き方)。この2つ。で、自分はどっちかなって考えたの。自分で考えて、“目標を持ってそれに到達すべく努力をする”…僕はその目標を持てなかったんだよね。じゃあオレは目の前のことをこつこつタイプかなって。それを大学時代に決めた。就職のときにも、こういうことを考えたの。“ここの会社に入りたい”じゃないの。自分に何ができるだろうかって。そうすると、自分ができることを生かして会社に入ろう(と思った)。例えば、本当は出版社に行くわけだけど、別に出版社に行こうと思っていたんじゃないの。」
れん「え?そうなんですか?」
鈴木「そうなの。アルバイトでね、子どもを集めて座談会をやって、それをまとめるとかね、そういうのをやっていたの。そしたら、そこの所長さんにね、『鈴木くん書くのうまいから、そういう仕事やったら?』って言われたの。それで、『なんですかね、それ?』って言ったらね、その人が教えてくれたの。『例えば新聞とか出版社じゃない?』って。それまで全然その気はなかったんだよ。(でも)それで受けようかなって気になった。」
ぼる「じゃあ、その方に言われていなかったら今がない…?」
鈴木「全然違っていたかもしれない。」
ぼる「全然僕と発想が違う…感じ。」
鈴木「君と違うの?」
ぼる「全然違います。」
鈴木「君は目標があるんだ。」
ぼる「僕は逆算したいタイプです。」
れん「あぁ。」
鈴木「えっ、どういうこと?」
ぼる「ここに就職するためにどうしたらいいのかっていうのを考えていきたいタイプなんです。」
れん「うん、うん!」
鈴木「そんなこと、うまくいくわけないじゃん!(笑)」
れん「でも、私も結構それに近い!」
鈴木「いや、まあ、これは、それぞれ選べばいいんだけどね。そう思うよ。若いときってまだできあがってないじゃない。そうするとね、自分が何者にもなりたくないみたいな気分が、僕の場合長かったわけよ。だから、中学、高校、大学、そして就職しても、自分がどこへ行くかさっぱりわからなくて。出版社に入ったのに、辞めちゃおうかなとか考えてさ。そんなときに宮崎駿って人と出会っちゃったんだよ。出会っちゃって、映画を作ることになったじゃない。そうするとね、やるかやらないかなんだよ。」
ぼる「二択ですね。」
鈴木「そう。で、やることになったらオレの人生決まっちゃうなと思ったの。ずいぶん考えましたよ。悩んだけどね。でもまあ、振り返ると、結果まあ良かったかなって、今思っているんだけど。そりゃあ、目標があって、それに到達すべく努力する、それも本当に素晴らしいんだけど。やっぱり本当に大事なことは、目の前のことをこつこつやる。そして自分は何ができるんだろうかって、それを探していく。それが一番全うなやり方じゃないかなって気がするんだけどね。」

キャッチコピーとポスター作り
  • ひろとチーム
  • れんチーム

それでは、キャッチコピー入りのポスターを作っていきましょう。

・キャッチコピーを作るときには、言葉の響きやリズムを工夫する
・レイアウトや色の使い方でポスターの印象が変わる

この2点を意識して作るのがポイントです!

地域の人たちにプレゼンテーション
  • スタジオ
  • 商店街の方たち

今回は、お世話になった商店街の方たちの前でプレゼンテーションをしてもらいます。
声の大きさ、表情、身ぶりも大切なポイントです!

  • ひろとチーム
  • ひろとチームのポスター

「ひろとチーム」のキャッチコピーは、『「あっ」とホーム きっとみつかる おかえりなさい』。
あえて白黒にしたポスターには、“自分たちで見つけて色を塗ってください”という思いが込められています。

商店街の方にも『アット・ホーム』というキーワードが好評でした。

  • れんチーム
  • れんチームのポスター

「れんチーム」のキャッチコピーは、『ほっとする下町感〜代々木八幡商店街〜』。
ポスターでは、昔ながらのお店と新しいお店のつながりがあるからこその、ほっとできて、わくわくする感覚を、1つにつながっている木で表現しています。
木の葉には、商店街で撮った写真も使われています。
商店街の人にも「自分では見えないところが見えてきてよかった」と好評でした。

各チームのプレゼンは、ぜひ番組でご覧ください!

  • 1年間ありがとうございました

今回は、街に出て、自分で聞いて雰囲気をつかむ作業をしました。
これは、国語表現の大きな経験の1つになったと思います。
この先、失敗もあるでしょうし、くじけそうなときもあると思います。
しかし、時間が経ったときに、国語表現でつちかった力が、自分の中に生きていることを自覚できるときがくると思います。それを楽しみにしてくださいね。

1年間ありがとうございました!

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