NHK高校講座

英語コミュニケーションI

Eテレ 毎週 木曜日 午前10:00〜10:20
※この番組は、2022年度の新番組です。

英語コミュニケーションI

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今回の学習

第5回 Lesson 1

過去の状態について説明しよう

  • 文教大学教授 阿野 幸一
学習ポイント学習ポイント

過去の状態について説明しよう

  • 早口言葉

今日は最初に、英語の早口ことばをやってみましょう。It's a time for a tongue twister!

今日の早口ことばは、
I saw a kitten eating chicken in the kitchen.(わたしは台所で鶏肉を食べている子猫を見ました。)
kitten(子猫) chicken(鶏肉) kitchen(台所) の3つの単語をしっかり発音して、なるべく早口で言ってみましょう。

I saw a kitten eating chicken in the kitchen.

Good job!
English Communication 1(One), Let‛s get started!

Today’s Goal 過去の状態について説明しよう
  • クリステンに質問
  • クリステンの子どもの頃は

Thank you for joining us again! Are you ready for today‛s lesson?
Let’s have a lot of fun together!

リホ 「まず、クリステンに質問ね。」
   Kristen, what were you like when you were a little girl ?
   (クリステンは子どものころはどんな子だったの?)

クリステン When I was little, I was very shy, but I loved reading books.

リホ 「クリステンは、シャイで、たくさん本を読む子だったんだね。」

クリステン 「リホはどんな子だったの?」
     What were you like when you were a child?

リホ Well, I was really shy too!
「わたしもとても恥ずかしがり屋で、でも公園で遊んだり、ダンスをしたり体を動かすことはとっても好きだった。」

クリステン So, you were very shy, but you were an active child.

リホ 「今もそういう部分は変わらないんですけどね。さて、今回のテーマは、『過去の状態について説明しよう』です。どんなことが言えるようになるのでしょうか?」

Gentaのスマホは?
  • スマホを探すゲンタ
  • Mr.Johns

Jonesさんのお宅にホームステイしている高校生のGentaは、自分のスマホをどこかに置き忘れてしまったんだ。ちゃんと見つかるのかな?

Genta あれ? スマホどこに置いたんだっけ?
Ms. Jones Genta, what’s wrong?
Genta Oh, Ms. Jones, do you know where my smartphone is?
Ms. Jones Yeah, it was on the table in the kitchen.
Genta Thank you!

Genta (台所に行き)Hm... Ah... Mr. Jones. Did you see my smartphone?
Mr. Jones Yeah, it was on the sofa in the living room.
Genta OK. Thank you!

Genta (リビングに行き)Lisa! What are you doing? That’s my smartphone!
Lisa Your smartphone is cool! It has so many fun games!
Genta Stop! Give it back!

  • どうしたの?と声をかけていた
  • be動詞が過去形になっていた

クリステン In the skit, Ms. Jones says "what's wrong?"
     「スマホを探すGentaに『どうしたの?』と声をかけていたね。」

リホ 「するとGentaがDo you know where my smartphone is? (ぼくのスマホがどこにあるか知っていますか?)と聞いていました。そして場所を聞いて、もう見つかったみたいにほっとしていたよね。」

クリステン「でも結局、台所には無くて、次にMr. Jonesに教えてもらった場所にも無かったよね。」

be動詞の過去形
  • isとwas
  • be動詞がポイント

リホ 「Jones夫妻がGentaのスマホを見たのは、聞かれたときのことではなさそうですよね。それがわかるのは、be動詞 is の過去形、was が使われていたからです。」

クリステン Ms. Jones says “It was on the table in the kitchen. ” , then Mr. Jones says “It was on the sofa in the living room.

リホ 「Ms.Jonesは、それは台所のテーブルの上にありましたよ、Mr. Jonesは、それはリビングのソファーの上にありましたよ、と言っています。
これが、It is だったら、そこにあるのを見たところだから今もあるはずだよ、というニュアンスになるのに対して、It was だと、今はまだあるかどうかはわからないけど、という感じになるのかな?」

クリステン 「That‛s right! It was だと、 とにかく過去のこと。ちょっと前のことかもしれないし、ひょっとしたら、昨日のことかもしれない。だから is と was では大違いだよ。」

リホ 「たとえば、I was hungry. I am hungry. と勘違いしてしまうと、お腹の空いていない人のために、料理を作ったり食事に誘ったりして、その人との関係が悪くなっちゃいそうですよね。was を聞き逃すと大変ですね。」

クリステン 「That‛s a good point. ふだんの会話で、I am は I‛m 、It is は It‛sと短くしたりするけど、I was や It was は、短くできない。I was... It was...としっかり言うことで、過去のことだと伝えるようにしてるんだよね。」


be動詞の過去形について注目
たとえば…

be動詞の過去形

このように、be動詞の過去形は amis のかわりに was
are のかわりに were が使われるんだ。
were もふだんの会話では、ちゃんと発音されるのは was と同じ。
現在形では、You are を You’re と短縮するけど、過去形では短縮はしないで You were と過去のことだと分かるようになっているんだ。

リホ 「be動詞の過去形って大事なんですね。」

be動詞の過去形を使ってみよう
  • 違いを意識しよう
  • ベッドルームのイラスト

ここで、be動詞の現在形と過去形の違いを意識して、会話のやりとりを練習してみましょう!
参考にするのは、スキットの中の

Genta Oh, Ms. Jones, do you know where my smartphone is?
Ms. Jones Yeah, it was on the table in the kitchen.

のやり取りです。

リホ 「イラストを見て、この状況ならどう答えたらいいか、いっしょに考えてみてください。(上のイラストでは、)左はyesterday(昨日)、右はnow(今)のベッドルームの様子です。どちらも机の上にスマホがあります。」

クリステン Do you know where my smartphone is?
リホ It is on the desk in the bedroom.
クリステン Correct! Good answer.

  • 今日の天気は?

次は、昨日と今日の天気について説明します。

クリステン How is the weather today? (今日の天気は?)
リホ It is rainy today.  今日は雨です、だからis だね。
クリステン Oh, I don't have an umbrella with me.(傘持ってくればよかった。)
      では、昨日の天気は?
リホ It was sunny yesterday.


それでは、今度は過去形と現在形の両方を使って、このイラストを説明してみるとどうなるかな?

クリステン It was sunny yesterday, but it is rainy today.
リホ I hope it will be sunny tomorrow.(明日は晴れてほしいなぁ。)
クリステン Me, too.

  • Maryの髪の色

次も過去形と現在形の2つを使って、Maryの髪の色がどう変わったか説明してみよう。
Maryの髪色は、先月(last month)は茶色(brown)だったけど、今(now)はブロンド(blond)になったんだ。
主語は Mary’s hairです。これも was と is を使って、Maryの髪がどう変わったのか説明してみましょう。

Mary‛s hair was brown last month, but it is blond now.

on と in の使い分け〜You are my firend(ショートストーリー)から〜
  • onとinのイメージ
  • onとinのイメージ

A calendar is on the wall in the living room.
I met him on the grass in the park on a Sunday in April.
Then, we were on the boat on the river all day long.
We began to live together.
He is usually on the roof at night.
He looks at the stars in the sky.

on と in 、その違いがイメージできたかな?
スキットの表現にもあったけど、その使い分けっておもしろいね!

be動詞の過去形を使った会話
  • 靴
  • 高くはなかった

リホ Kristen, your shoes are nice. Were they expensive?

クリステン Oh, thank you. They were not very expensive, but I do like these shoes.
(高くはなかったけど、とっても気に入っているよ。)


クリステン 「ところで、リホはホームステイしていたとき、どんな思い出があるの?」

リホ My host family was really nice to me. すごく親切にしてくれて、とてもいい思い出になったよ。それに、ラザニアをいつも作ってくれていたんだ。

クリステン Was their lasagna delicious?

リホ Yes, it was delicious.(とてもおいしかった。)

みなさんも、be動詞を使っていろいろなことを表現してみてくださいね。


クリステン 「ねぇリホ、結局Gentaのスマホは、living room にあったんだよね。」

リホ 「そう。ソファーの上にあったわけじゃないけどね。」

Genta Lisa! What are you doing? That’s my smartphone!
Lisa Your smartphone is cool! It has so many fun games!
Genta Stop! Give it back!

阿野先生の あの話この話
  • Give it back.
  • 意味

リホ 「Gentaの言った Give it back! と言うのは、スマホを返してという意味ですが、こういう表現は、知らないとなかなか使えないですよね。」

阿野先生 「そうですね。giveを『与える』という日本語訳で覚えているとgive back の意味はすぐには思いつかないかもしれませんね。」

リホ 「give backで『返す』という意味になりますよね。」

阿野先生 「でもgiveの『自分のところから何かを出す』という意味をとらえていれば、back『元のところへ』という単語と合わせて、『持ち主に返す』という意味になることは想像できますよね。」

リホ 「2つの単語の意味を組み合わせたと考えればいいんですね。」

  • take it easy.
  • good luck.

阿野先生 「giveは『自分のところから何かを出す』と言いましたが、反対の『自分のところに取り込む』という意味のtakeにも、同様の表現が多いです。
また、こうした表現には、日常生活でよく使う短いフレーズなんかもたくさんあります。里保さん、Take it easy. は、どんな意味ですか?」

リホ 「気楽にね!ですかね? アメリカにいたときに、別れるときのあいさつで何度か耳にしたことがありますし、SNSの投稿文でもよく見ます。」

阿野先生 「そうですね。take it easyは、take(取り入れる) it(状況) easy(気楽に)ということから『落ち着いて。気楽にね』という意味になります。」

リホ 「これも単語の組み合わせですね。」

阿野先生 「たとえば、これからスポーツの試合に出場する友だちを送り出すときなどにも使います。日本語だと『がんばってね』と声をかけると思うんですけど、そのまま英語にして Do your best. なんて言ってしまうと、言われた人はどんな感じで受けとめるでしょう?」

リホ 「Do your best. って、相手を励ましている感じではないんですか?」

阿野先生 「里保さんは、ステージの前に一生懸命努力して練習していますよね。そんなときに『ベストを尽くしなさい』と言われたらどう思いますか?」

リホ 「もうこれ以上がんばれないよって、反発しちゃうかもしれないということですね。では、どう言えば日本語の『がんばって』に近いですか?」

阿野先生 「そんなとき英語では、さきほどの Take it easy. や Good luck. (幸運を祈ります)とか言ったりします。頑張っている相手を応援している気持ちは、この方が伝わりませんか?」

リホ 「確かに。やっぱり言葉の違いって、その言葉が使われている社会でのルールとか、文化の違いを反映しているので、まずその違いを知らないとコミュニケーションもうまくいかなくなっちゃいますね。」

阿野先生 「そこが面白いところでもあるんです。英語の慣用表現はたくさんあるのですが、無理に覚えようとする必要はありません。こういう状況では give back. が使えるとか、こんな場面なら Take it easy. が使えるんだとかを知って、気持ちが通じ合ったりすることも、英語を勉強する楽しさのひとつですよね。」

リホ 「SNSで慣用表現がどんな風に使われているか、なんだか興味がわいてきました。」

  • リホ
  • クリステン

クリステン 「今日はがんばって、過去の話をいろいろしたね。努力は人を裏切らないよ!」

リホ 「クリステンは日本語が上手だけど、どうやって勉強したの?」

クリステン 「実は私、日本の漫画やゲームが大好きだから、それでいろんな日本語の言い方を覚えたんだ。」

リホ 「そうなんだ。それって英語の上達にも生かせる勉強法だよね。」

クリステン 「Exactly. カラオケで英語の歌を歌うのもいいかもね!」

リホ 「それ私もやってみる!」


それでは、次回もお楽しみに! See you!

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