甲府局アナウンサー日記

こんにちは!藤原です。

半袖の出番が多くなってきましたね。

山梨の夏も3度目…とはいえ、盆地の暑さには慣れそうにありません…

 

さて、先日の中継コーナーでは「ストーンカメオ」についてお伝えしました。

カメオというと、女性の横顔が彫られたブローチなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

甲府市には、”美術品”としてストーンカメオだけを展示している、

世界的にも珍しいミュージアムがあるんです!

 

こちらは、ドイツの芸術作家ゲルハルド・シュミットさんの作品「アフロディーテとフローラ」。

二人の立体的な横顔に、風になびいているスカートの質感、背景の建物の奥行…

すみからすみまで、じっくり見たくなる作品です。

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驚きなのが、このカメオの薄さ

彫刻を施す白い層は5mmもないそうで、この薄い石のなかに、立体感のある世界を生み出しています。

 

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繊細な陰影となめらかな曲線、思わず顔を近づけて眺めてしまいます。

私は、てっきり彫刻刀をペンのように持ってカリカリと彫って作るのかと思っていました。

ですが、実はこのように机に固定された工具に宝石をあてる方法で彫っていくんです。

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宝石の方を動かしながら模様を彫っていくなんて…まさに職人技です。

甲府伝統の水晶貴石細工の技術と似ていますね!

歴史のある加工法ですが、いまストーンカメオを作ることができる芸術家は、世界に20人ほどしかいないといいます。

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中でもトップレベルの技術を持つゲルハルド・シュミットさんは、このミュージアムの先代のすすめで、甲府市で創作活動をしていました。休日には神社仏閣を巡るなど日本での生活を楽しみ、当初3年の予定だった滞在を、9年に延長。仏像のカメオなど、日本文化からインスピレーションを受けた作品も生まれました。

貴重な作品は、今も、宝石のまちで愛され続けています!

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ミュージアムを運営する古屋さんと!

丁寧なご解説、ありがとうございました!

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