甲府局アナウンサー日記

こんにちは、堀井です。

山梨県民にはおなじみ「甲州印伝」

名刺入れなどを使っている方、いらっしゃると思います。

先日、「Newsかいドキ」や、ラジオ「NHKジャーナル」で、その甲州印伝の新ブランドについてお伝えしました。

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新ブランドでまず目を引くのが、革の白さです。

これまでの印伝とはまた違ったイメージですよね。

 

この甲州印伝、使っている鹿革は、山梨県産!

農林業被害のため捕獲数が増えていたものの、ほとんど廃棄されてしまっていたニホンジカを有効活用しています。

さらに、皮をなめらかに整える“なめし”の工程も環境に配慮した方法を採用。

伝統産業に持続可能=サステイナブルという考えを取り入れた、新たな製品なんです。

 

この新ブランドのプロジェクトについては、今週金曜、ラジオ第1で午後5時5分からの「かいラジ」でも、お伝えします。

「日本列島夕方ラジオ」として放送しますので、県外にお住まいの皆さんにもお聞きいただけます

印伝会社の工房から中継です!

 

そして来週12月13日(月)には、「NHKニュース おはよう日本」でリポートをお伝えします。

Newsかいドキで見そびれたという方、こちらもぜひご覧ください。

 

取材をしてみて、製作を行っている職人はもちろん、鹿革活用のプロジェクトを立ち上げた山梨県産業技術センター、ハンター、皮革なめし業者…様々な立場の人が、「伝統産業を後世に続くものにしたい」と思いを一つにして取り組んでいらっしゃると実感しました。インタビュー取材中、皆さんの熱量に、心動かされました。

今年10月にオリジナル製品が発売されたばかりですので、今後の展開も楽しみです!

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