2022年11月14日 (月)
手間がかかるからこそ伝わる 活版印刷のぬくもり【林 聖海】
こんにちは、林聖海です。
Newsかいドキ の いいじゃん!のコーナーで
甲府市中心部にある活版印刷所について中継でご紹介しました。
「活版印刷」とは「活字」と呼ばれる凹凸のある金属版にインクをつけ、
力をかけて紙1枚1枚に転写していく印刷方法です。
一見デジタル印刷と変わらないように見えるかもしれませんが、その違いは触るとよくわかります!
紙に活字を押し当てて印刷するため、文字の形に沿って凹凸ができるのです。
1枚1枚、凹凸の加減が異なり表情があってぬくもりが感じられると人気を集めています。
ただ手軽に大量印刷できるデジタル印刷が主流になり、活版印刷所は失われつつあります。
そんな中、甲府で70年近く続く印刷会社がこの活版印刷所をオープンさせました。
会社の本業はもちろんデジタル印刷。デジタルにあふれて便利になった今だからこそ、
古くから続いてきた貴重な活版印刷の技術に触れてほしいという思いがあったそうです。
印刷所の壁際では活字がずらりと並んだ棚が存在感を放っていました。