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能登半島地震受け 黒潮町の住民は何を思う

  • 2024年03月12日

南海トラフ巨大地震で全国で最も高い34メートルの津波が想定される黒潮町。今回の能登半島地震を受けて、見えてきた課題とは。(高知放送局 記者 野本宗一郎)

34メートルの津波想定

 

南海トラフ巨大地震が発生すると、黒潮町では全国で最も高い34メートルの津波が押し寄せると想定されています。
東日本大震災以降、浸水被害のおそれがない高台へ庁舎を移転したり、津波避難タワーを6基整備し、避難訓練を行ったりするなど、命を守る取り組みを進めてきました。

冬の避難に備えて

入野地区の自主防災組織では、これまで防災倉庫に毛布やアルミシートなどを備蓄していました。

今回の能登地震を受けて冬の寒い時期の避難生活にも備える必要があるとして、まきやストーブを新たに購入することを検討しています。

暖をとる方法を真剣に考えなければいけないと思いました。高知でも冬は寒く、雪が降る時もあります。寒さに耐えて命を守れるようしっかり準備したいです(坂本あやさん)

建物倒壊で避難道に不安

今回の地震では繰り返し襲った揺れで多くの建物が倒壊する被害が出ました。

入野地区の別の自主防災組織では、昭和40年代の旧耐震基準の集合住宅が、建物の構造上、耐震化の工事ができず、地震の揺れに耐えられるのか不安に感じています。

 

さらに、この地域は津波の浸水域にあり、津波避難タワーに避難する必要がありますが、
家屋の倒壊などで避難道が使えないおそれがあるということです。

(能登半島地震で)多くの建物の倒壊を見ると私たちの地域でも同じことが起きるのではないかと思いますし、住民全員が無事に避難できるのか不安です。行政にもできるだけ早く建て替えなどの工事をお願いしたいです(澳本哲也さん)                              

全国的に見ても防災対策が進んでいる黒潮町ですが、能登半島地震を受けて見えてきた課題がありました。今後もさまざまな課題が出てくると思いますが、行政や住民が一体となって地道に対策を進めていく必要があると感じました。

  • 野本宗一郎

    NHK高知放送局

    野本宗一郎

    2020年入局
    能登半島地震発生から1か月のタイミングで、石川県で取材

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