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生け花の魅力を伝えたい 岡豊高校の挑戦!

部員わずか2人の華道部が「全国高校生花いけバトル」に挑みます
  • 2023年09月11日

生け花の出来栄えなどを競う「全国高校生 花いけバトル」。その四国予選に、廃部寸前の岡豊高校華道部が挑戦する姿を追いました。
(高知放送局キャスター 矢島夏)

 

「全国高校生 花いけバトル」とは?

高校生が生け花の出来栄えなどを競う「全国高校生 花いけバトル」。

競技時間は、わずか5分。2人一組で前半の人は作品の土台を作り、後半の人は作品の仕上げを担当します。生け花の技術だけではなく、瞬時の判断力やスピード、チームワークが求められます。

9月17日に全国大会の四国地区予選が高知県で行われ、県内からは6校が出場する予定です。

県立岡豊高校華道部2人だけの挑戦

その中に、強い決意で出場を決めたチームがいます。

南国市にある県立岡豊高校華道部の割田紗矢さんと森光莉央さんのチーム「グロリオサ」です。

割田紗矢さん(左)・森光莉央さん(右)
チーム名は、高知県が生産量全国1位の花の名前から選びました!

今回、華道部の練習を見学すると・・・

あれ?ほかの部員は?

森光さん

ほかの部員はいなくて、私たち2人だけです。

部員は3年生の森光さんと割田さんのみで、後輩は0人。

お花などの材料費がかかることや華道の豊富な専門知識が求められそうなイメージから部員は増えず、廃部の危機に直面しています。

だからこそ、2人は四国地区予選で活躍し、部員を増やしたいと意気込んでいます。

強みはチームワーク!

そんな2人に、「自分たちの強み」について聞いてみました。

割田さん

「チームワークの良さ」だと思います。あとは、森光さんのセンスの良さだと思います。森光さんが前半を担当することが多いのですが、毎回ぴったりの花を選んで作品の土台を作ってくれます。そのセンスの良さにいつも助けられています!

森光さん

私も、「仲の良さ、チームワークの良さ」だと思います。この「仲の良さ」が、楽しみながら競技に臨めている理由かもしれないです。競技中にピリピリとした雰囲気があると作品にも影響してくるので、私たちの明るい雰囲気が良い作品を作れる秘けつなのではないかと思います!

その一方で、課題もあるようです・・・。

森光さん

私たちの課題は「流木の使い方」です。日頃の練習では扱わないため、使い慣れていません。うまく作品に生かす方法を模索中です。

同じクラスで授業中も休み時間も一緒に過ごす仲の良い2人が、「チームワークの良さ」を強みに課題を乗り越えられるよう頑張っています。

大会前最後の練習に密着!

9月4日、高知市にある土佐花き園芸市場で行われた花いけバトルの合同練習会に参加しました。

「用意、スタート!」を合図に、花に向かって全力疾走!

5分の制限時間内に、会場の花を使って即興で生ける本番さながらの練習が行われました。

器にうまく流木を置けず、倒れてしまいました

前半を担当する森光さんが、慣れない流木に苦戦します。

完成した作品がこちら。

十分すてきな作品に思えますが...

2人は課題である流木をうまく作品に生かせず、納得のいく作品が出来ませんでした。

そして、もう一度。2人は、前回の反省を生かして挑みます!

今回は、「流木によって奥行きを出す」という2人で固めたイメージをもとに生けていきます。

勢いよく何本もの花を生けていきます!

2人が作った作品が、こちら。

秋らしい色の花を選んだそうです!

前回苦戦した流木を手前に置くことで躍動感のある作品に仕上がりました。

 

大会に向けた目標

最後に、2人の目標を聞きました。

四国大会で優勝して全国大会に行きたいです!何よりも楽しみながら花を生けることが一番だと思っています。(割田さん)

私も楽しく競技に挑みたいです。自分たちが満足できるような思い出に残る作品を作ることができるように頑張ります!(森光さん)

四国地区予選は、9月17日。華道部存続のためにも全力で挑みます。

  • 矢島夏

    高知放送局 キャスター

    矢島夏

    今度、私も生け花に挑戦してみようと思いました。ちなみに、私が好きな花は「モッコウバラ」です!

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