【らんまん】寿恵子(浜辺美波)が好きな植物「ボタン」とは?
- 2023年05月19日
連続テレビ小説『らんまん』第7週タイトルは「ボタン」。
万太郎(神木隆之介)に好きな植物を聞かれた寿恵子(浜辺美波)が答えた花ですが、どんな花なのかご紹介します!
※ドラマのネタバレを含みますので、ぜひドラマを見てから、こちらの記事をご覧ください。
(高知放送局 広報担当・菅菜々美)
『らんまん』第7週。万太郎(神木隆之介)に好きな植物を聞かれた寿恵子(浜辺美波)が答えたのが「ボタン」です。
『らんまん』の中で
万太郎に好きな植物を聞かれた寿恵子。好きな小説「里見八犬伝」の登場人物「現八」の頬にボタンの形のあざがあることから、思わずボタンと答えます。
寿恵子がボタンが好きなことを知った万太郎は、東京大学の田邊教授の部屋にあったボタンを借り、絵を描きます。
寿恵子の好きなボタンの植物絵を完成させた万太郎。絵を受け取った寿恵子は、「目の前で咲いているみたい。ボタンがどんな花かよく分かります!」と驚いた様子でした。
「ボタンを授けられた者は、見知らぬ旅に出るんです」「見たこともない世界に飛び込んでみたい」
このように言う寿恵子に対し、万太郎は応援すると言うのでした。
佐川を出て植物の世界に飛び込んだ万太郎。酒造りの世界に飛び込んだ綾(万太郎の姉)。万太郎はきっと、新しい世界に飛び込んでみたいという寿恵子の姿が、自分や綾と重なり、応援したくなったのかもしれませんね!
この経験を経て、2人の距離がますます近づいたのではないでしょうか。
万太郎の描いた絵も圧巻でしたね!万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士も、植物図の名手でした。
ちなみに、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という美人を形容する言葉がありますが、今回ボタンが登場した理由の1つとして、万太郎が寿恵子に感じたこのような思いもこめられているのかもしれませんね。
ボタンと牧野博士の関係は?
『らんまん』万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士。牧野博士が美しいと表現した淡い紫色の花があります。「オオクサボタン」です。この花について、高知県立牧野植物園に聞きました。
オオクサボタンはキンポウゲ科、ボタンはボタン科で、名前は似ていますが実は分類が違う植物です。
オオクサボタンは、高知県では四万十川流域の限られた場所に生息しています。
花が開くと先端が反り返りユニークな姿に。花期は10月頃です。
1897年に高知県幡多郡で採集した標本に基づき、牧野博士が命名しました。学名に「美しい」という意味のラテン語“speciosa”をあてました。
「博士のまなざし」動画はこちら
NHK高知放送局では、「博士のまなざし」として、牧野博士ゆかりの草花や品などを映像で紹介しています。「オオクサボタン」の映像はこちらです。
連続テレビ小説『らんまん』第8週以降はどんな植物が登場するのでしょうか?お楽しみに!