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【らんまん】万太郎・竹雄が採集!キツネノカミソリとは?

宮野真守さん演じる早川逸馬の着物の色のように鮮やかな「キツネノカミソリ」をご紹介!
  • 2023年05月03日

連続テレビ小説『らんまん』第5週タイトルは「キツネノカミソリ」。
万太郎がタキから名前を教えてもらった花ですが、どんな花なのかご紹介します!
※ドラマのネタバレを含みますので、ぜひドラマを見てから、こちらの記事をご覧ください。
(高知放送局 広報担当・菅菜々美)

5/3(水)放送の第23回の冒頭で、神木隆之介さん演じる万太郎たちが見つけた鮮やかな色の花。この花が「キツネノカミソリ」です。

不思議な名前の花ですが、一体どんな花なのか、このキツネノカミソリについて、高知県立牧野植物園に話を聞きました。

キツネノカミソリとは

日本では、本州・四国・九州に分布し、山野の湿った場所に生える多年草です。花期は8月です。

ヒガンバナ科のいわゆる球根草で、キツネノカミソリとは「狐の剃刀(かみそり)」ということで、狭長な葉の形に基づいた名前です。

『らんまん』内で登場したキツネノカミソリ

『らんまん』の中では?

早川逸馬(宮野真守)の演説会に参加し、収監されてしまった万太郎(神木隆之介)。タキ(松坂慶子)に助けられ、タキ、綾(佐久間由衣)、竹雄(志尊淳)、市蔵(小松利昌)と佐川に戻る道すがら、万太郎は、燃えるように鮮やかな花・キツネノカミソリを見つけます。

「おまん、なんて名じゃ?」とキツネノカミソリに話しかけた万太郎に対し、万太郎の祖母であるタキが名を教えます。

キツネノカミソリを採集して標本を作ろうとする万太郎。竹雄は万太郎の意図を察し、手伝います。

いつでもその土地にいない人でも調べられるよう、標本を作るという万太郎。キツネノカミソリの葉のつきかたにも興味を示します。

警察署で厳しい取り調べを受け、逸馬から大きな影響を受けた万太郎。帰り道に見つけ、タキから名前を教えてもらったキツネノカミソリは、万太郎が植物の道へ進むことを決心する大きなきっかけになったのだと思います。

タキ、綾、万太郎のそれぞれの思い。恵まれて育ててもらったからこそ、自分にできることを果たしたいという万太郎。万太郎は「何者か」になることができるのでしょうか。

ちなみに、ドラマの制作担当者によると、『らんまん』第5週タイトルが「キツネノカミソリ」になった理由は色々ありますが、この植物がドラマの設定の季節に合っていたり、花の色味が早川逸馬の衣装の色味につながったりすることもあげられるそうです。

宮野真守さん演じる早川逸馬と万太郎

物語の続きが気になりますが、連続テレビ小説『らんまん』第6週以降はどんな植物が登場するのでしょうか?お楽しみに!

  • 菅菜々美

    高知放送局 広報担当

    菅菜々美

    ドラマが大好き。『らんまん』は早くも第5週。物語の展開から目が離せません!

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