逃げ遅れる心理
みんなで助け合う
「正常性バイアス」。災害が起こったとき、多くの人が抱いてしまう
「逃げ遅れ」の原因となる心理です。
地震や大雨の時、「逃げる」という知識はあっても、
実際には「自分は大丈夫」「どうせ大したことない」と考えてしまいます。
「死ぬかもしれない」というマイナスの考え方を拒否してしまうのです。
避難勧告が出ていても、逃げない人が多いのは、「正常性バイアス」が働いてしまうのも、要因のひとつです。
では、どうすれば「逃げられる」ようになるでしょうか?
ひとつは「率先避難者」の存在です。
「私は逃げるぞ」と声を大にして言う人がいると、多くの人がついていけます。
地域の中で、そうして役割を作っておくことも大切です。
もうひとつは「逃げる経験」です。
実際に避難所に向かった経験を持っていると、
「逃げよう」という気持ちが生まれやすくなります。
地域の防災訓練には、ぜひ参加しましょう。