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「匠」
Takumi

第8回 クレーンオペレーター

今回の匠は、世界中から貨物が集まる神戸港のクレーンオペレーター、水谷晃治さんです。ガントリークレーンと呼ばれる巨大なクレーンを自在に操り、コンテナの積み降ろしをスピーディーかつ安全に行います。

神戸港では、1日6000個以上のコンテナが積み降ろしされます。水谷さんが操るのは、神戸港で一番大きなガントリークレーンで世界でも最大級のものです。

運転室からコンテナを置く目標の場所までは45メートルも離れていますが、水谷さんは数センチのずれもなく積んでいきます。しかも作業が速いので、港の仲間たちからは尊敬の念を込めて“怪物”と呼ばれているそうです。

水谷さんは「コンテナには、人々の“暮らし”がつまっています。私の仕事がスムーズにいくことで、日本と世界の暮らしが豊かになると信じています」と話されます。

真ん中:水谷晃治さん。左から2人目:松山秀行〈ディレクター〉。右から2人目:平井克昌〈筆者・撮影〉。左:佐藤邦彦〈音声〉。右:前田拓哉〈照明〉