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ごろごろパンダ日記 ~タンタン、ありがとう~ 放送のお知らせ

  • 2024年04月26日

3月31日に静かにこの世を去った神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ・タンタン。「ごろごろパンダ日記 ~タンタン、ありがとう~」では、バックヤードに密着した膨大な映像とともに、タンタンが神戸で過ごした日々を振り返ります。

来日は2000年

阪神・淡路大震災で傷ついた人たちを癒す復興のシンボルとして来日したタンタン。その愛くるしい姿は、被災して暗い気持ちにいる人たちを明るく照らしました。

その後も、産んだばかりの子どもを失ったことや、心臓疾患の治療に向き合うタンタンの姿は、多くの人たちに勇気と感動を与えました。亡くなった時の年齢は28歳で、日本最高齢。もふもふの体に小さい体、短い手足。食べるときの姿勢が上品に見えることから“神戸のお嬢さま”と呼ばれ、多くの人たちに愛されてきました。

番組では、2020年から密着

タンタンが暮らすパンダ舎のバックヤードに密着、毎年番組を放送してきました。

日常の愛らしい姿や、赤ちゃんを突然失ったショックから繁殖期になるとタケノコなどを赤ちゃんに見立てて抱いてしまう“偽育児”の様子、タンタンに献身的に寄り添う二人の飼育員、そして心臓疾患に立ち向かうため懸命に治療に取り組むタンタンと飼育員や獣医師の姿、それから一生懸命生きるタンタンから勇気と希望を受け取る人々の姿などを放送してきました。

今回放送の「ごろごろパンダ日記 ~タンタン、ありがとう~」では

これまでの膨大な映像をもとに、タンタンが神戸で歩んだ日々を振り返りながら、いかに多くの人たちがタンタンに支えられてきたかを見つめます。

番組のナレーションを務めた
声優・鬼頭明里さんからのコメント

ごろごろパンダ日記のナレーションは、タンタンのかわいさに毎回癒される至福の時間でした。
いつか王子動物園に会いに行きたいと思っていましたが、叶わずとても寂しい気持ちでいっぱいです…
ですがナレーターとして四年間見守らせていただき、タンタンのかわいさ、飼育員さんなど動物園スタッフの皆さま、そしてお客さまの愛をたくさん感じさせていただきました。
今回も心を込めてナレーションさせていただきますので、タンタンの思い出がたくさんの方に届きますよう願っています。

番組を担当した杉浦大悟チーフ・プロデューサーから一言

タンタンに最初に出会ったのは2020年でした。バックヤードに入れていただき、目の前でタンタンを見たときの感動は今でも忘れられません。小さくて、かわいらしいのですが、どこか威厳があるたたずまい。「神戸のお嬢さま」そのものでした。それから4年間、ことあるごとに撮影をさせていただき、タンタンと二人の飼育員の信頼関係を見つめてきました。加齢に伴う心臓疾患という、完治は難しい病気を前にしても、少しでもタンタンが元気で長生きできるようにと手を尽くすお二人から動物飼育員という仕事の尊さをいつも感じてきました。
今回、残念ながらタンタンは亡くなってしまいましたが、献花にいらっしゃった方たちからお話を聞くたび、タンタンがいかに多くの人たちに愛され、そして神戸の人たちの支えとなってきたのかを改めて感じることができました。少しでもタンタンの素晴らしさを伝えられたらと思い制作しましたが、いかがでしたでしょうか。特に5月5日(日)に放送予定のBS版には、タンタンのかわいい映像もたくさん入っています。ぜひご覧ください。

ぜひご覧ください

ごろごろパンダ日記 ~タンタン、ありがとう~
<放送予定>
 総合  4月29日(月祝)午後3:23~3:58
 BS  5月5日(日)午後1:00~1:59
 総合 (再) 5月6日(月祝) 午前11:15~11:50

※BS版(59分)は総合版(35分)では盛り込めなかったシーンを追加した、拡大版となります

▼番組HPはこちら▼

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