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随時更新!がんばれ 今永昇太投手!

7月11日 6回無失点で今季8勝目!
  • 2024年07月11日

北九州市八幡西区出身の今永昇太投手(いまなが・しょうた)。今シーズンからアメリカの大リーグ・カブスでプレーしています。北九州から世界に羽ばたく今永投手の登板情報やコメントなどを「NHK NEWS WEB」に掲載されたニュースを中心に随時更新していきます!
(見出しの日付はいずれも日本時間)

※「NHK NEWS WEB」の最新のスポーツニュースはこちら

※ 地元北九州で行った大リーグ挑戦前のロングインタビューはこちら

7月11日 6回無失点で今季8勝目

対オリオールズ 勝ち
6回 100球 被安打6 奪三振6 四死球1 失点0
通算 17試合 8勝2敗 防御率2.97
97回 被安打92 奪三振98 四死球17 自責点32

大リーグ、カブスの今永昇太投手がオリオールズ戦に先発し、6回を無失点に抑えて今シーズン8勝目をマークしました。

ここまで7勝をあげている今永投手は10日、大リーグ1年目で初選出されたオールスターゲーム前の最後の登板として、ボルティモアで行われたオリオールズ戦に先発しました。

現在、アメリカンリーグ東部地区で首位を走るオリオールズは、チームのホームラン数147本と451打点が両リーグトップと強力な打線が持ち味です。

中6日で先発マウンドに上がった今永投手は1回、フォアボールとヒットで1アウト一塁二塁といきなりピンチを招きましたが、4番バッターと5番バッターから2者連続で三振を奪い、立ち上がりを無失点で切り抜けました。

カブス打線が2点を先制した直後の2回は、先頭バッターにツーベースヒットを許しましたが、後続のバッターはストライクゾーンの高低差を生かしたピッチングで得点を許さず、ここも切り抜けました。

さらにカブスは5回、2アウト三塁のチャンスで4番・指名打者で先発出場した鈴木誠也選手がレフト前に2試合連続のタイムリーヒットを打って、3対0とリードを広げました。

援護をもらった今永投手は、6回にも1アウト二塁三塁のピンチから低めいっぱいに決まるストレートと、アウトコースのスプリットで2者連続三振を奪い、ここも無失点でしのいでマウンドを降りました。

今永投手は6回を投げて無失点、球数は100球、打たれたヒットが6本、フォアボールが1つ、三振6つを奪いました。

防御率は2.97となりました。

カブスはリリーフピッチャー陣もふんばってオリオールズの強力打線を抑え込み、4対0で勝って3連勝としました。

今永投手は先月15日以来の勝ち星で今シーズン8勝目をマークし、大リーグ1年目のシーズン前半最後の登板を勝利で飾りました。

無失点でマウンドを降りるのは約2か月ぶり
今永投手はここ最近の登板では同点や逆転を許す展開が続いていて、無失点でマウンドを降りるのは5月18日以来、およそ2か月ぶりとなりました。

1アウト二塁三塁だった6回のピンチについては「1点とられる覚悟で投げたが、うまく三振をとれた」と振り返り、「勝つチャンスが多く残るので無失点の状態でバトンタッチできたことは、前回、前々回の登板ではできなかったのでよかった」と胸をなで下ろしました。

また、本拠地のリグレーフィールドであればホームランとなっていたレフトへの大きな当たりが2つあったことについては「レフト側が少し深いということは頭にあった。右バッターにはあそこに打たれても、フェンスを越えない打球を打たせようと思って投げていた」と話し、左中間のフェンスまでの距離が長いオリオールズの本拠地球場の特徴を頭に入れたピッチングだったと明かしました。

そして、3月と4月の月間最優秀新人を受賞するなど、序盤に鮮やかな印象を残した大リーグ1年目のシーズン前半を振り返り「すべてが初めての経験の中で、ピッチングコーチや監督のフォローのおかげで、ある程度危機管理をしながら先回りをして自分の技術とフィジカルの見直しができた。チームメートも僕を受け入れようと努力してくれて、まわりの人がそういう気持ちを持っていてくれたからこそ、今の立ち位置があると思う。後半戦はもうひと段階上げられるように頑張りたい」と周囲に感謝していました。

7月8日 オールスター選出 ナショナルリーグ先発投手部門で

今永投手おめでとうございます!!

大リーグ、カブスの今永昇太投手が、7月16日に行われるオールスターゲームに選出されました。すでにファン投票で選ばれているドジャースの大谷翔平選手とともに、ことしのオールスターゲームでは日本選手2人が同じチームでプレーすることになります。

7月16日にレンジャーズの本拠地、テキサス州アーリントンで行われるオールスターゲームは、すでに先発出場する野手がファン投票で選ばれていて、7日は選手間投票などで選ばれたピッチャーと残りの野手をあわせたすべての選手が発表されました。

このうち、ナショナルリーグの投手部門では、カブスの今永投手が初めて選ばれました。

今永投手は今シーズンここまで16試合に先発して7勝2敗、防御率は3.16、与えたフォアボールは規定投球回に達しているピッチャーでリーグ最少の「15」と、チームを支える活躍を見せています。

大リーグ1年目の日本選手がオールスターゲームに選ばれるのは、昨シーズンのメッツの千賀滉大投手に続いて9人目です。

ことしのオールスターゲームには、ドジャースの大谷翔平選手がすでにファン投票の結果、ナショナルリーグの指名打者部門で選ばれていて、日本選手2人が同じチームでプレーすることになります。

「いろんな人に顔と名前を覚えてもらえたらうれしい」
今永投手は、本拠地での試合のあとに報道陣の取材に応じ、「ミーティングで僕が選ばれたと聞いた。ほかにもいい選手がたくさんいるなかで自分が選ばれてすごくうれしい。登板の機会があれば今できる投球をして、いろんな人に顔と名前を覚えてもらえたらうれしい」と喜びを語りました。

オールスターゲームで会いたい選手を聞かれると、「すべての選手がトッププレーヤーなので、彼らのキャッチボールとか、もしかしたらブルペンを見られる機会もあるので、すべてのピッチャーを見たい」と話し、大谷選手とチームメートになることについては、「そういう場所でまた会う機会があるとは思わなかった。この世界でトップを走り続けている選手なので、いろんな成功する秘けつなどを見たい。また会えて光栄だ」と楽しみにしていました。

そして、感謝を伝えたい人には、自身の通訳を務めるエドウィン・スタンベリーさんを挙げ、「僕の通訳であり、データや、時にはボディーガードとして、彼のサポートがなければオールスターはなかったものなので、2人で行けることがうれしい。危惧しているのは、僕の顔と名前を知らない選手が、間違えてエドウィンのことを今永だと思わないかが、いちばん不安だ」と、最後は得意のユーモアを見せて笑いを誘っていました。

カブス公式SNSに選出発表の際の動画
カブスは球団の公式SNSに今永投手がオールスターゲームに選出されたことを伝えられた際の様子を撮影した動画を投稿しました。

本拠地のロッカールームに選手たちが集まる中、カウンセル監督が今永投手のオールスターゲーム選出を発表し、今永投手本人に招待状を手渡すと選手たちからは大きな歓声が送られていました。

その後、今永投手がスピーチのはじめに「Ladies and gentlemen」と呼びかけるとチームメートからは笑いが起こっていました。

そして「カブスを代表して胸を張って行ってきます」と抱負を述べると、力強い拍手が送られていました。

7月4日 6回3失点で勝ち負けつかず8勝目は持ち越し

対フィリーズ
6回 86球 被安打6 奪三振8 四死球1 失点3 自責点3
通算 16試合 7勝2敗 防御率3.16
91回 被安打86 奪三振92 四死球16 自責点32

大リーグ、カブスの今永昇太投手がフィリーズ戦に先発登板し、6回を投げて3失点で勝ち負けはつかず8勝目は持ち越しとなりました。

ナショナルリーグ中部地区で最下位のカブスは3日、本拠地のシカゴで東部地区首位のフィリーズと対戦しました。

中5日で先発登板の今永投手は1回、フォアボールでランナーを出したものの、低めの変化球と高めの速球で高低差を使い分け、2つの三振を奪って得点を許しませんでした。

1点リードの3回はソロホームランを打たれて同点に追いつかれましたが、3つのアウトはいずれも三振で奪って勝ち越し点は許しませんでした。

このあとカブス打線は4回に1点を勝ち越して援護し、2対1の5回はツーベースヒット1本を打たれたものの、得点を許さず先月15日以来となる勝ち投手の権利を得ました。

しかし、6回は先頭バッターに内野安打で出塁を許したあと、続くバッターに低めの速球を左中間スタンドに運ばれて、ツーランホームランで逆転を許しました。

今永投手は6回を投げて3失点でマウンドを降りましたが、味方打線が7回に3対3の同点に追いついたため勝ち負けはつきませんでした。

球数は86球、打たれたヒットが6本、与えたフォアボールが1つ、8つの三振を奪いましたが8勝目はなりませんでした。

カブスは8回、フィリーズに2点を勝ち越され試合は、3対5で敗れて3連敗となりました。

「よく3点に収まったなという感じ」

 今永投手は、強力なフィリーズ打線との対戦を振り返り「よく3点に収まったなという感じだ。ハードヒットも多く、本当に6、7点取られてもおかしくない展開だった。運もあり、ぎりぎりのところだった」とアウトにしながらも強い打球を飛ばされた投球内容について冷静に話していました。

また、この試合では投球の幅を広げるためこれまでほとんど投げていなかったカットボールも数球投げたということですが、6回にそのカットボールで逆転のツーランホームランを打たれるなど課題も残りました。

今永投手は「カットボールはインコースのボール球にするという決めごとだったが、それができなかった。6回のホームランも自分の狙ったところではない。やはりやっちゃいけないミスをやった時にホームランにされるというレベルの高さを感じた」と話していました。

そして、ナショナルリーグ中部地区で最下位となっているチーム状況もふまえて「もしよかった点があるとすれば、ホームランの後に点を取られなかったことだが、自分がチームを勝たせなければいけないなかで、あの失点の仕方はよくはなかった」と反省していました。

今永投手の原点は?!

今永投手の小学校時代を取材。その原点に迫る!
(記事は写真をクリック)

6月28日 6回3失点で勝ち負けつかず 8勝目は持ち越し

対ジャイアンツ
6回 93球 被安打5 奪三振3 四死球2 失点3 自責点3
通算 15試合 7勝2敗 防御率3.07
85回 被安打80 奪三振84 四死球15 自責点29

大リーグ、カブスの今永昇太投手はジャイアンツ戦に先発登板し、6回を投げて3失点で勝ち負けはつかず8勝目は持ち越しとなりました。

ここまで7勝2敗の今永投手は27日、相手の本拠地サンフランシスコで行われたジャイアンツ戦に中5日で先発しました。

今永投手は序盤、伸びのある速球を軸に抑え、2回には150キロを超える力強いボールでこの日、最初の三振を奪いました。

カブス打線は3回、ホームランで2点を先制し、なおも2アウト一塁で、4番・レフトで先発出場した鈴木誠也選手がライトの頭上を越える今シーズン2本目のスリーベースヒットを打って追加点をあげ、この回、3点のリードを奪いました。

援護をもらった今永投手は5回までヒット1本に抑える好投を見せていましたが、6回、2アウト一塁二塁とピンチを招いたあと、エンタイトルとなるタイムリーツーベースヒットを打たれて1点を返されました。

このあと二塁三塁からコントロールが乱れてワイルドピッチで2点目を失うと、さらに、2アウト三塁から内野安打も許してこの回、3対3の同点に追いつかれました。

今永投手は6回を投げ終えてマウンドを降り球数が93球、打たれたヒットが5本、与えたフォアボールが2つ、3失点の内容で勝ち負けはつきませんでした。

ここまで2点台だった防御率は3.07となりました。

試合は同点のまま延長に入り、カブスが10回、ツーランホームランで2点を勝ち越し5対3で競り勝って連敗を「4」で止めました。

「出力抑えて勝てるほど甘くない」
今永投手はこの試合、今シーズン最速の152.2キロをマークするなど、序盤からストレートの球速が自身の平均を上回っていました。

4回途中までで10失点を喫した前回の登板では、終盤までストレートの質を維持しようと球速を抑えていたということで「出力を抑えて相手に勝てるほどこの世界は甘くないなと痛感した。自分の力を過信していた。きょうくらいの出力を出し続けなければ通用しないということは、本当に勉強になった」と反省と収穫を話しました。

前回登板で打ち込まれてからは「不安から眠れない日があり、きょうの試合前も弱気になった」ということでしたが、カブスのカウンセル監督からキャンプ期間中にかけられた『パンチをくらうことは悪くはない。そのあとに立ち上がることが大事なんだ』ということばを思い出し、みずからを奮い立たせたということで「今週、僕はすごくパンチをくらった状態で、厳しい1週間だったが、こうやって立ち上がろうとする姿を誰かに見てもらえたらと思う」と前を向いていました。

また、7月に開催されるオールスターゲームについては「チャンスがあるならつかんだほうがいいと思うし、目指したいと思っていたが、ここ数試合の成績では値する選手かどうか自分としてはわからない。これから先の数試合でオールスターに値する選手になることがカブスにとっても大事だと思うので、そこを目指して頑張る」と話していました。

6月22日 大リーグ移籍後最多の10失点で2敗目

対メッツ 負け
3回0/3 74球 被安打11 奪三振3 四死球1 失点10 自責点10
通算 14試合 7勝2敗 防御率2.96
79回 被安打75 奪三振81 四死球13 自責点26

大リーグ、カブスの今永昇太投手がメッツ戦に先発登板し、4回途中までにホームラン3本を含むヒット11本、移籍後最多となる10失点と打ち込まれ、2敗目を喫しました。

ここまで7勝1敗、今月に入って負けなしで防御率1.89と好調を維持する今永投手は21日、本拠地シカゴで行われたメッツ戦に中5日で先発登板しました。

1回、ツーベースヒットとフォアボールを出してノーアウト一塁二塁のピンチを招くと、続くバッターにインコースの速球を打たれ、スリーランホームランでいきなり3点を失いました。

続く2回には、先頭のバッターに高めの速球を打たれてソロホームランで追加点を奪われると、後続のバッターにもアウトコース低めの速球をツーランホームランとされ、立て続けに3点を失いました。

さらに3回には、ツーベースを含む3本のヒットで1点を奪われ1対7と大きくリードを許しました。

4回にも先頭バッターからツーベースの長打を含む3者連続ヒットを打たれて追加点を失い、アウトを1つも奪えずに一塁二塁とランナーを残したまま移籍後、最短の4回途中でマウンドを降りました。

このあと代わったリリーフピッチャーがしのげず今永投手が残したランナーがホームにかえって失点が重なりました。

今永投手は球数74球、ホームラン3本を含むヒット11本と打ち込まれて失点は大リーグ移籍後最多の「10」、ここまで1点台だった防御率は2.96となりました。

試合は、カブスが1対11と大敗し今永投手が2敗目を喫しました。

悔しそうに振り返るも「これを苦しみとも思わずに取り組みたい」
今永投手は「自分の100%が通用しない時もあるということを感じた」と悔しそうに振り返り、今シーズン2回目の対戦となったメッツ打線について「ストレートに合わせて、あとは浮いた変化球を打つ意識に見えた。相手の対策を見て、自分もなにか対応しなければいけなかったが、その対応もまた上回られてしまった」と大量失点の原因を分析しました。

ストレートの球速が今シーズンの平均よりも3キロ近く遅かったことについては「出力を抑えても一定のクオリティのまっすぐを投げることがベストではあるので、序盤はちょっと球速を落としていたが、エンジンをかける前に打たれてしまった」と話していました。

そして「精神的には苦しいですし、きつい部分もありますけど、自分はそういう体験を次につなげるというか、それを望んでいたはずなので、これを苦しみとも思わずに取り組んでいきたい」と話していました。

6月16日 カーディナルス戦で今季7勝目 7回1失点の好投

対カーディナルス 勝ち
7回 103球 被安打4 奪三振6 四死球1 失点1 自責点1
通算 13試合 7勝1敗 防御率1.89
76回 被安打64 奪三振78 四死球12 自責点16

大リーグ、カブスの今永昇太投手が15日のカーディナルス戦に先発登板し、7回を1失点に抑える好投で今シーズン7勝目を挙げました。

カブスは15日、本拠地のシカゴでカーディナルスと対戦し、ここまで6勝1敗の今永投手が中5日で先発登板しました。

1回は、得意のスプリットを低めにコントロールして2つのアウトを三振で奪う上々の立ち上がりを見せ、3回もスプリットがさえて2つの三振を奪うなどこの回までヒット1本に抑えました。

しかし、4回は先頭バッターにこの日初めての長打となるツーベースヒットを打たれ、その後、ワンアウト三塁となった場面で犠牲フライを打たれて1点を先制されました。

そのウラ、カブス打線は4番・ライトで先発出場した鈴木誠也選手がノーアウト一塁からレフト前にヒットを打ってチャンスを広げ、この回、2点を取って逆転に成功しました。

援護をもらった今永投手は、変化球を効果的に使って粘りのピッチングを見せ、7回はツーアウト一塁二塁のピンチを招きましたが、アウトコース低めの変化球で三振を奪い1点のリードを守ったままマウンドを降りました。

カブスは7回ウラ、5番のハップ選手がスリーランホームランを打ってリードを広げ5対1で勝ちました。

今永投手は7回を投げて球数は103球、打たれたヒットは4本、デッドボールは1つ、三振は6つ奪い1失点で今シーズン7勝目を挙げ、防御率は1.89となりました。

「すべての手札を出さないと通用しない」
今永投手は今シーズンここまでストレートとスプリットを軸としたピッチングを続けていて、2つの球種が投球全体のおよそ90%を占めていました。

しかし、この日の試合は横に大きく曲がる変化球の「スイーパー」の割合が16%に上り、特に左バッターに対して全てスイーパーを投げて三振を奪う場面もあるなど効果的でした。

これについて今永投手は「本当にすべての手札を出さないとここでは通用しない。曲がりどころや投げどころを自分の頭で整理して、こういうボールを投げたいというところに投げることができた。もう1回やれと言われても難しいかもしれない」と話し、会心の出来だったと振り返りました。

また、7回に1打同点のピンチを迎えた場面で何を考えていたかを聞かれると「もうお腹が減っていたので、ちゃんとこういう栄養素を取らないといけないなというのを頭に思い浮かべていた」と回答し報道陣の笑いを誘っていました。

その上で、三振で切り抜けて大きなガッツポーズを見せたことについては「あそこで同点に追いつかれてしまったら、みんなが泥臭く取ってきた点を台なしにしてしまうので、それは絶対にさせないという気持ちだった。僕は正直ガッツポーズをしたくないタイプだが、安どのガッツポーズだったかもしれない」と話していました。

ロッカーのネームプレート「マイク今永2世」に
カブスの本拠地、リグレー・フィールドのロッカールームにある今永投手のロッカーのネームプレートは、今月に入って、本名の「SHOTAIMANAGA」から「MIKEIMANAGA II」という(マイク今永2世)表記に変わっています。

アメリカのファストフード店などでは、注文する際に名前を聞かれることがあり、今永投手は店員が覚えやすいように「マイク」という名前を使っているということです。

また、「2世」とつけた理由については「かっこいいから」と説明していました。

今永投手は「冗談半分でいろいろ話していたら、本当にネームプレートまで変えてくれた。球団のスタッフなどが自分のことを受け入れてくれて存在を認めてくれていることがすごくうれしい」と新しいネームプレートに満足した様子でした。

井口資仁さんに聞く!好調のポイント

今永投手の序盤の活躍のポイントについて
同じシカゴでもプレーした井口資仁さんに聞きました!
(写真をクリックすると記事をご覧いただけます)

6月10日 7回途中2失点で今季6勝目 5月1日以来の勝ち

対レッズ 〇勝ち
6回2/3 92球 被安打5 奪三振7 四死球1 失点2 自責点2
通算 12試合 6勝1敗 防御率1.96
69回 被安打60 奪三振72 四死球11 自責点15

大リーグ、カブスの今永昇太投手がレッズ戦に先発登板し7回途中を2失点に抑え、先月1日以来の勝ち星となる今シーズン6勝目をあげました。

ここまで5勝1敗の今永投手は、9日、相手の本拠地シンシナティで行われたレッズ戦に中4日で先発登板しました。

カブスが1回に3点を先制し、リードを持って1回のマウンドに上がった今永投手は、低めのスプリットで2つのアウトを三振で奪うなど、わずが8球でこの回を抑える上々の立ち上がりを見せました。

3回には、先頭バッターのホームランで1点を失ったものの、続く4回と5回は力強い速球やキレのある変化球で三振を奪うなど追加点を許しませんでした。

6回まではヒット2本に抑えてチームが4対1とリードして7回を迎えましたが、先頭から3者連続ヒットを許して2点目を失いました。

さらに、1アウト三塁とピンチの場面でしたが、今永投手は続くバッターから空振りの三振を奪う粘りのピッチングを見せ、直後にマウンドを降りました。

このあとリリーフピッチャーが追加点を許さず、今永投手は7回途中2失点で球数は94球、打たれたヒットが5本、フォアボールが1つ、三振は7つ奪い防御率は1.96となりました。

試合はこのままカブスが4対2で勝ち今永投手は先月1日以来の勝ち星で今シーズン6勝目をあげました。

「スムーズさ戻った」
今永投手はここまで与えたフォアボールの数が「11」と、規定投球回を投げているナショナルリーグのピッチャーの中で最も少なくなっています。

前回と前々回の登板ではこの生命線とも言えるコントロールが定まらず失点を重ねていて、この日の試合後、今永投手は「とにかく自分の長所を生かすために、高めのまっすぐと低めの落ちる変化球をコントロールよく投げられたことがよかった」と満足そうに振り返りました。

そのうえで、コントロールが改善した要因については「体がベストなコンディションじゃないと通用しない。肩、ひじ、腰など全てを見直して、いいコンディションでマウンドに上がろうと思っていた。スムーズに腕が振れたり、体が回せたりすることが大事で、きょうはそのスムーズさが戻っていた」と話していました。

そして、「いちばん重視しているのは自分が投げた試合でチームが勝ったか負けたかだ。それに加えて自分もある程度いい投球ができたというのが2番目に来ることなので、いちばんはチームが勝ってよかった」と3連敗中だったチームの勝利を喜んでいました。

6月4日 5回途中で降板 6勝目ならず

対ホワイトソックス
4回1/3 69球 被安打7 奪三振6 四死球0 失点5 自責点1
通算 11試合 5勝1敗 防御率1.88
62回1/3 被安打55 奪三振65 四死球10 自責点13

大リーグ、カブスの今永昇太投手がホワイトソックス戦に先発登板しましたが、0対5とリードされた5回途中に雨で試合が中断し、再開後はマウンドに上がらず6勝目はなりませんでした。

ナショナルリーグのカブスは4日、同じシカゴに本拠地を持つアメリカンリーグのホワイトソックスとの2連戦の初戦に臨みました。

カブスの本拠地リグレーフィールドで行われたこの初戦に、中5日で先発登板した今永投手は1回、ヒット1本を許したものの3つのアウトはいずれも低めのスプリットを振らせて三振で奪いました。

その後も変化球を効果的に使い3回まで二塁を踏ませなかった今永投手でしたが、4回は先頭バッターから2者連続ヒットを打たれて一塁二塁とピンチを招きました。

続くバッターはサードゴロの当たりでしたが味方がエラーし、二塁ランナーがホームにかえって先制点を奪われると、後続のバッターにはタイムリーツーベースヒットとツーランホームランを打たれてこの回、5点を失いました。

続く5回はツーベースヒットを打たれたあと、1アウト二塁で3人目のバッターに3球を投げたところで雨が激しく降り始めたためここで試合が中断されました。

その後、試合は再開しましたが今永投手はマウンドに上がらず交代となりました。

今永投手は5回途中までに69球を投げ奪った三振が6つ、フォアボールは1つも出しませんでしたが、ヒットは7本打たれました。

この試合で5点を失ったものの味方のエラーなどが絡んだため、自責点は1で防御率は1.88となっています。

このあとカブス打線は1対5の6回に2本のツーランホームランで同点に追いつき、今永投手の負けがなくなりました。

試合はカブスが競り合いを制し7対6でホワイトソックスに勝ちました。

「これからは本物の実力が試される」
試合後、今永投手は「相手打線の1巡目はいいフィーリングのボールで抑えられたが、2巡目はボールが少し中に入ったり高めのボールが低くなったりして対応されてしまった。前回同様、悪い中でもまとめる力がやっぱりまだまだ足りていないなと痛感した」と振り返り、2試合続けて大量失点を招いたピッチングを悔やみました。

味方の守備のエラーが絡んだ失点だったため、5失点でも今永投手の自責点は1でしたが「エラーしたあとは絶対に抑えなければいけなかった。自分のせいでチームを悪い流れにしてしまった」と反省していました。

今永投手は防御率ではナショナルリーグで2位につけていますが、勝ち星は5月1日に5勝目をあげてから1か月以上遠ざかっていて、自身の現状については「野球には運の要素もあるので、自分が今まで抑えてきたのは、その運の要素が非常に大きかったと思う。これからは本物の実力が試されると思うので、自分で自分のことを信じてやっていきたいと思う」と冷静に話し、今後の巻き返しを誓いました。

5月30日 5回途中7失点 移籍後10試合目の登板で初黒星

対ブルワーズ 負け
4回1/3 81球 被安打8 奪三振1 四死球1 失点7
通算 10試合 5勝1敗 防御率1.86
58回 被安打48 奪三振59 四死球10 自責点12

大リーグ、カブスの今永昇太投手は29日、ブルワーズ戦に先発登板しましたが、5回途中7失点と苦しみ、移籍後10試合目の登板で初めて黒星を喫しました。

今永投手は前回登板予定の試合が雨のため中止となったことから、中10日で相手本拠地のミルウォーキーで行われたブルワーズ戦に先発しました。

開幕から9試合に登板し、5勝0敗、防御率0.84とここまで安定したピッチングを見せていた今永投手でしたが、1回、先頭バッターにいきなりツーベースヒットを打たれると、1アウト二塁から3番のイェリッチ選手に初球の甘く入った速球を打たれてツーランホームランで先制を許しました。

さらに3回は、ツーベースを含む2者連続のタイムリーヒットで追加点を奪われたあと、この日2本目となるツーランホームランを打たれて一挙5点を失いました。

その後、4回は打者3人で抑えましたが、5回に1アウトからフォアボールを出したところでマウンドを降りました。

今永投手は5回途中まで投げて、球数が81球、打たれたヒットが8本、与えたフォアボールは1つで、失点は大リーグ移籍後、最も多い7失点となりました。

これまで0点台をキープしていた防御率は1.86となりましたが、両リーグを通じて3位につけています。

試合は、カブスが6対10で敗れて、今永投手は大リーグ10試合目の登板で初めて黒星を喫し5勝1敗となりました。

「期待にこたえられず悔しい」
これまで高めのストレートと低めの落ちる変化球のコンビネーションを軸に防御率0点台をマークしていた今永投手ですが、この試合ではストレートで一度も空振りが奪えず、思うようにピッチングを組み立てられませんでした。

今永投手は「監督の期待にこたえられずすごく悔しい」としたうえで「変化球が決まらず、それが今までの登板との違いだったと思う。ストレートも高めにいい球を投げ続けられず、ピッチングに一貫性がなかった」とコントロールの精度を欠いたことを明かしました。

相手が対策を講じていることも感じたということで、「しっかり高めに投げきったボールでも対応してきていた。もっと早くこういう日があった可能性もある。これより点を取られる、精神的にもっと苦しいことがおそらく待っていると思う。そのためにきょうの結果をしっかり反省して臨んでいけたらいい」と話していました。

そして「7失点して、『お手上げです』では先発ピッチャーとしては話にならないと思う。きょうのような中でもなんとか6回3失点くらいでまとめられるようなピッチャーにならないといけない」と今後の登板を見据えていました。

5月19日 7回無失点 防御率は0.84に 歴史的な記録

対パイレーツ
7回 88球 被安打4 奪三振7 四死球1 失点0
通算 9試合 5勝0敗 防御率0.84
53回2/3 被安打40 奪三振58 四死球9 自責点5

大リーグ、カブスの今永昇太投手がパイレーツ戦に先発登板し、勝ち負けはつかなかったものの7回を投げて無失点と好投しました。
防御率は0.84に下がり、大リーグ機構の公式SNSによりますと、これはデビューから9試合に先発登板した時点での防御率としては、防御率が公式記録となった1913年以降で最もよい記録だとしています。

今永投手は開幕から5勝負けなしで防御率0.96と好調をキープしていて、18日は本拠地シカゴで行われたパイレーツ戦に中4日で先発登板しました。
1回は先頭バッターにフォアボールを与えましたが、後続のバッターを低めのスプリットで2者連続の三振を奪うなど、ヒットを許さず無失点で切り抜けました。

2回以降も変化球を効果的に使ってテンポよく投げ込み、6回まで投げて内野安打2本に抑えました。

両チーム無得点で迎えた7回は、2アウトから2者連続ヒットを打たれてこの日、初めて得点圏にランナーを背負いましたが、続くバッターからスプリットで三振を奪って無失点でしのぎました。

このあと7回ウラの攻撃で味方の打線が得点を奪えず、今永投手は8回のマウンドに上がらなかったため、この試合で勝ち負けはつきませんでした。

球数は88球、打たれたヒットは4本、フォアボールは1つ、三振を7つ奪いました。両リーグトップの防御率は0.84となりました。

「記録はあまり興味がない」
相手のパイレーツ打線は、サウスポーの今永投手に対して1番から9番まで右バッターを並べました。

この相手打線に対して今永投手は、これまでどおりストレートとスプリットを中心としたピッチングで最後まで的を絞らせず、特に投球の4割以上を占めたスプリットの空振り率は43%に上りました。

今永投手は「右バッターが続いていたので、同じような配球をすればおそらく対策もしてくるだろうということでうまくかわしながら、18.44メートルのなかで相手バッターとの違和感をうまく察知しながら投げられた」とピッチャーからキャッチャーまでの距離を織り込みながら自身のピッチングを振り返りました。

0点台だった防御率をさらに下げたことについては「本当に気にしていない。この防御率をもっと下げてやろうとか、そんなことは一切思わない方が僕としてのパフォーマンスはいい」としたうえで、デビューから9試合先発した時点で防御率が最もよい記録になっていることについても「今聞いても『あ、そういう記録があったんですね』という感じだ。自分自身に対しての記録はあまり興味がない。自分が投げた試合でチームが勝ったということが本当によかった」と自身の成績よりもチームの勝利を喜びました。

また、4回の鈴木選手の好守備などバックにも助けられたことに触れて「すごく助けられた。勝つにあたってあの鈴木選手のプレーはすごく大きなプレーだった」と感謝していました。

“デビューから9試合先発で防御率0.84”は歴史的な記録
今永投手は、9試合に先発して自責点はわずか「5」で、防御率は0.84に下がりました。大リーグ機構の公式SNSによりますと、これはデビューから9試合に先発登板した時点での防御率としては、防御率が公式記録となった1913年以降で最もよい記録だとしています。

また、0点台を維持しているピッチャーとしても史上2人目で、1981年に新人王とサイ・ヤング賞を同時受賞したサウスポーのフェルナンド・バレンズエラさんが0.91を記録して以来だということです。

カブスのカウンセル監督は「この領域に入ってくるとたしかに少し驚かないといけない。この歴史的なスタートを見ることができて幸運だ」と話していました。

アメリカメディアは「彼は歴史を作り続けている」などと今永投手の活躍を驚きを持って伝えていて、はやくも史上2人目となる新人王とサイ・ヤング賞の同時受賞を予想する声も上がっています。

5月14日 ブレーブス戦先発 5回無失点 6勝目は持ち越し

対ブレーブス
5回 98球 被安打7 奪三振8 四死球3 失点0
通算 8試合 5勝0敗 防御率0.96
46回2/3 被安打36 奪三振51 四死球8 自責点5

大リーグ、カブスの今永昇太投手がブレーブス戦に先発登板し、5回を無失点と粘り強く投げましたが、打線の援護がなく6勝目は持ち越しとなりました。

今永投手はここまで5勝負けなしで、防御率は両リーグトップの1.08と開幕から好調を維持しています。
13日は、相手の本拠地アトランタで行われたブレーブス戦に中5日で先発登板しました。

1回はコントロールに苦しみ、先頭バッターにフォアボールを与えましたが、1アウトを取ってから3番バッターの打席で、一塁ランナーを素早いけん制球でアウトにしました。

このあとランナー2人を出しましたが、続くバッターは低めのスプリットで空振りの三振を奪い、立ち上がりを無失点でしのぎました。

3回は2者連続三振で2アウトとしたあと、連続ヒットを打たれて一塁三塁のピンチを招きましたが、ここもブレーブスの4番バッターから低めの力強い速球で見逃しの三振を奪い、得点を許しませんでした。

その後もランナーを背負いながら粘り強く投げた今永投手は、0対0で迎えた5回にもけん制球でアウトを奪うなど巧みなマウンドでの技術も見せて、ここまでを無失点に抑え交代となりました。

この試合で勝ち負けはつかず6勝目は持ち越しましたが、球数は98球、与えたフォアボールが3つ、ヒットは7本打たれましたが得点を許さず三振は8つ奪いました。

防御率は0.96となり、両リーグ通じてただ1人の0点台でトップを維持しています。
試合は、カブスが0対2で敗れました。
「もう1、2回投げなければ」
今永投手は、強打のブレーブスを相手に、5回無失点ながらこれまでで最多の3つのフォアボールを出したピッチングについて、「ストレートのクオリティーはよかったとは思うが、自分自身がブレーブス打線に対して慎重になってしまった」と反省点を挙げていました。

そのうえで「みんなナイスピッチングと言ってくれるが、自分としてはあともう1、2回投げなければいけない。これでよかったわけではないと思う」と話し、先発として長いイニングを投げることへのこだわりを見せていました。

5月8日 8回で逆転許し6勝目は持ち越し

対パドレス
7回0/3 102球 被安打7 奪三振8 四死球1 失点2 自責点2
通算 7試合 5勝0敗 防御率1.08
41回2/3 被安打29 奪三振43 四死球5 自責点5

大リーグ、カブスの今永昇太投手がパドレス戦に先発登板し、勝ち投手の権利を持って迎えた8回のマウンドで逆転となるツーランホームランを打たれ6勝目は持ち越しとなりました。

ここまで負けなしで5勝をマークし防御率は、両リーグを通じてトップの0.78と好調を維持していた今永投手は、7日、本拠地シカゴで行われたパドレス戦に中5日で先発登板しました。

今永投手は立ち上がりから力強い速球と低めにコントロールした変化球を軸に、安定感のあるピッチングを見せて3回までヒット1本に抑えました。

4回にパドレスの中軸からスプリットで2者連続の三振を奪うなど、1点リードの5回まで二塁を踏ませず勝ち投手の権利を得ました。

6回、1アウトから2者連続ヒットで一塁二塁と初めて得点圏にランナーを背負いましたが、ここは、インコースを突いた速球と低めのスプリットで2者連続で空振りの三振を奪い、無失点で切り抜けました。

7回は打者3人で抑えた今永投手は、大リーグで初めて8回のマウンドに上がりましたが先頭バッターにヒットを打たれ、続くバッターには変化球を捉えられて逆転となるツーランホームランを許してここでマウンドを降りました。

このあと味方打線が8回ウラにパドレスの4人目で登板した松井裕樹投手から、犠牲フライで得点をあげて2対2の同点に追いついたため、今永投手の負けがなくなりました。

今永投手は8回途中まで移籍後最多の102球を投げて2失点、打たれたヒットが7本、フォアボールが1つ、三振8つを奪う内容でした。

2失点で防御率は1.08となりましたが、この時点でも両リーグを通じトップは変わっていません。

試合は、カブスが9回にサヨナラホームランで3対2で競り勝ちました。

今永 “2球種が投球全体の93%”パドレス打線抑える
この試合、今永投手はストレートと縦に落ちるスプリットの2つの球種が、投球全体の93%を占めるというピッチングでパドレス打線を抑えました。

今永投手は「結果がいちばんよく出ると思われる球種を投げているだけなので、もしそれが打たれたら、もちろんいろんな引き出しは用意している。ストレートをしっかりバッターのベルトより上に投げられたのが、自分としてはいちばんよかった」と話し、高めのストレートに手応えを感じている様子でした。

中でも通算318本のホームランを打っているパドレスの4番・マチャード選手に対しては3打席連続で三振を奪い「6回のピンチは確実に試合のターニングポイントになる場面だったし、強力な選手を迎えて三振を取れればいいなと思っていたので、自分の思いどおりにそれが実行できた」と胸を張りました。

引き続き大リーグトップの防御率をマークしていることには、これまでどおり謙虚なことばを繰り返しましたが、1対0でリードした8回のマウンドに上がったことを「そういう信頼をこの7試合で監督からもらえたところが僕としては価値がある。そこは自信にしていいと思う」と話し、チームの信頼を得ていることをいちばんに喜んでいました。

5月4日 月間最優秀新人に選出 日本選手では通算8人目

大リーグ、カブスの今永昇太投手がナショナルリーグの3月と4月の月間最優秀新人に選ばれました。日本選手が月間最優秀新人に選ばれたのは、おととしの鈴木誠也選手以来2年ぶりで、通算8人目です。

大リーグ機構は3日、3月と4月の月間MVP=最優秀選手などを発表し、ナショナルリーグの月間最優秀新人にカブスの今永投手が選ばれました。

今永投手は、先月1日のロッキーズとの試合に大リーグ移籍後、初先発し、6回92球を投げてヒット2本、フォアボールはなく毎回の9つの三振を奪って無失点と好投しました。デビュー戦で6回以上を投げて、9奪三振以上、フォアボールを出さずに無失点だったピッチャーは大リーグ史上2人目の快挙でした。
その後もキレのあるストレートやスプリットを持ち味に、4月は5試合に先発して防御率は0.98で負けなしの4勝をあげ、ナショナルリーグ中部地区2位につけるチームの先発陣を引っ張りました。日本選手が月間最優秀新人に選ばれたのは、おととしの鈴木選手以来です。

これまで月間最優秀新人に選ばれた日本選手は、2001年に4回受賞したイチローさん、2002年の石井一久さん、2003年の松井秀喜さん、2007年の岡島秀樹さん、2012年のダルビッシュ有投手、2018年に2回受賞した大谷翔平選手、2022年の鈴木選手のあわせて7人で、今永投手が8人目となりました。

今永投手は、ナショナルリーグの投手部門の月間MVPの選出も期待されましたが、防御率1.32で5勝をあげたフィリーズのレインジャー・スアレス投手が選ばれました。

「第一印象というのはすごく大事なこと」
今永投手は月間最優秀新人の受賞について「ひとつ言えることは僕だけの力でとれたわけじゃないので、まずはカブスの方々とスタッフとチームメイト、すべての人に感謝したい」と話しました。

そして、鮮烈なデビューとなったシーズン開幕からここまでを振り返り「この1か月を『もう一回やれ』と言われたらちょっと難しい話だ。今はものすごく上振れした数字が並んでいるが、悪くなってももともとそれがふつうだと思って、やれることを継続していきたい」と冷静でした。

そのうえで「第一印象というのはすごく大事なことで、ひとつ『自分はこういう人間です』と紹介できるような賞になったと思う。これからは結果を求められるので、こたえられるように頑張る」と話していました。

5月2日 移籍後最長 7回無失点で5勝目

対メッツ 勝ち
7回 87球 被安打3 奪三振7 四死球1 失点0
通算 6試合 5勝0敗 防御率0.78
34回2/3 被安打22 奪三振35 四死球4 自責点3

大リーグ、カブスの今永昇太投手が1日、メッツ戦に先発登板して移籍後、最長となる7回を無失点と好投し5勝目をあげました。

開幕からここまで負けなしで4勝をあげ、防御率も0.98と好投を続けている今永投手は、1日、相手の本拠地ニューヨークで行われたメッツ戦に中4日で先発登板しました。

今永投手は1回、力強い速球を軸に空振りの三振を奪うなど打者3人で抑えて、上々の立ち上がりを見せました。

2回はフォアボールとヒットで1アウト一塁二塁とランナーを背負いましたが、続くバッターを低めにコントロールした変化球で、ショートゴロのダブルプレーに打ち取って無失点でしのぎました。

4回には、低めのスプリットで2者連続で三振を奪い、6回には、速球を決め球に2つの三振を奪うなど抜群のコントロールでメッツ打線を寄せつけませんでした。

今永投手は1点リードの7回も打者3人で抑えてリードを守り、勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りました。

球数は87球、打たれたヒットが3本、フォアボールが1つ、三振は7つ奪って大リーグ移籍後、最長となる7回を投げきって無失点でした。

試合は、カブスが1対0のまま逃げきって、今永投手が5勝目をあげ防御率は0.78となりました。

今永投手は、ここまで6試合に登板して34回と3分の2イニングを投げ、自責点はわずか「3」で防御率0.78は、両リーグを通じてトップとなっています。

今季フォアボール4つ 大リーグで最少
16連戦中のカブスは先発投手陣にけがが相次ぎ、この試合の今永投手は大リーグで初めてとなる中4日での登板でした。

ストレートの平均球速はこれまでで最も遅い146.7キロにとどまる中で7回無失点と役割を果たし、今永投手は「きょうは球威がある方ではなかったので、そのぶん、制球を気をつけながら投げた。ブルペンでもよくなくて、試合に入ってもそこまでよくなかったが本当になんとかしのいで、しのいでだった」と冷静に振り返りました。

この試合でも光った抜群のコントロールは与えたフォアボールの数に表れ、今シーズンここまで34回と3分の2イニングを投げてわずか4つと、規定投球回を投げた投手では大リーグで最も少なくなっています。

デビューから快投が続いていることについて今永投手は「数字は確かに僕が想像していたよりもよい数字が並んでいるが、1試合1試合を振り返ると本当に紙一重の勝負どころをたまたま拾ってきたところがある。今は僕のデータが少ないし、データが上振れしているだけ。これを1年間やれたらもちろん最高だがそうもいかない場所だと思っているので、よりレベルの高い相手が現れた時に、それをまた乗り越える努力をしたいと思う」とここでも冷静に話しました。

また、ニューヨークでの初登板について聞かれると「スパイダーマンで見ていた景色がホテルから広がっていた」と話し、報道陣を笑わせていました。

4月27日 7回途中1失点 開幕から負けなし4勝目

対レッドソックス 勝ち
6回1/3 88球 被安打5 奪三振7 四死球1 失点1 自責点1
通算 5試合 4勝0敗 防御率0.98
27回2/3 被安打19 奪三振28 四死球3 自責点3

大リーグ、カブスの今永昇太投手がレッドソックス戦に先発登板し7回途中を1失点に抑え、開幕から負けなしの4勝目を挙げました。

26日は、相手の本拠地ボストンで吉田正尚選手が所属するレッドソックスと対戦し、今永投手は中5日で先発のマウンドに上がりました。

今永投手は1回、先頭バッターのピッチャー返しのライナーを巧みにさばいてアウトにすると、相手の3番バッターからは高めの速球で空振り三振を奪うなど、上々の立ち上がりを見せました。

2回にも三振1つ、3回には、低めのスプリットと高めの速球で2者連続の空振り三振を奪うなど、高低差をうまく使ったピッチングでここまでヒットを1本も打たれませんでした。

チームが3点をリードした4回にソロホームランを打たれましたが追加点は許さず、6回には2アウト一塁二塁のピンチを招いたものの、低めにコントロールした変化球でこの日、7つ目の三振を奪って切り抜けました。

今永投手は今シーズン最長となる7回のマウンドに上がり、アウト1つを取ったところで交代となりました。

試合は、カブスが7対1で勝って連勝を「4」に伸ばし、今永投手は開幕から負けなしの4勝目を挙げました。

この日は球数が88球、打たれたヒットは5本、フォアボールが1つで奪った三振は7つ、失点は1で、防御率は0.98となっています。

“ひらめいた動きがうまくはまった”
レッドソックスの中心バッター、デバース選手から2つの三振を奪うなど、大リーグ1年目で重視している高めのストレートが効果的だったことについて、今永投手は「前回の登板からの調整中はあまりフィーリングがよくなかったが、2日ぐらい前に体重移動などで少しひらめいた動きがあり、それがうまくはまってくれた」と手応えを口にしました。

そして、ここまで5試合に登板して失点はわずか「3」と、好調を維持していることについては「本当にうまく行きすぎているところがある。信頼を積み重ねることは崩すことよりも難しいことで、今は信頼を築いている状態ではある。この信頼を一気に崩さないようにやりたい」と気を引き締めていました。

今永投手の高校時代は!?監督に聞く!

北筑高校時代の監督、井上勝也さん(右)にインタビュー!

北筑高校時代に監督として指導した井上勝也さん(いのうえ かつや 現・香住丘高校監督)に、カブスでの活躍や半袖登板の秘密?、そして高校時代の思い出を聞きました!上の写真をクリックすると記事を読むことができます。

4月21日 移籍後初の自責点も今季3勝目

対マーリンズ 勝ち
6回 92球 被安打5 奪三振5 四死球0 失点3 自責点2
通算 4試合 3勝0敗 防御率0.84
        21回1/3 被安打14 奪三振21 四死球2 自責点2

大リーグ、カブスの今永昇太投手は20日、マーリンズとのダブルヘッダー第2戦に先発登板し、移籍後初めて自責点がついたものの、打線の援護を受けて今シーズン3勝目を挙げました。

ここまで3試合に登板して防御率0.00で、すでに2勝を挙げている今永投手は20日、カブスの本拠地シカゴで行われたダブルヘッダーの第2戦に、中6日で先発登板しました。

今永投手は、この試合も伸びのある速球と低めの変化球をテンポよく投げ込み、相手打線を3回までヒット1本に抑えました。

しかし、1点リードの4回、味方のエラーでランナーを一塁に出すと、続くバッターにタイムリーとなるツーベースヒットを打たれて同点に追いつかれました。

さらに、次のバッターにもヒットを打たれて1対2と勝ち越しを許し、今永投手に移籍後初めて自責点がつきました。

6回には1アウトから、移籍後初めてホームランも打たれて追加点を許し1対3とされますが、その後は、鋭い変化球で2者連続で三振を奪いました。

カブス打線は、そのウラに打者9人の攻撃で一挙4点を奪って逆転し、今永投手に勝ち投手の権利をつけました。

今永投手は7回のマウンドには上がらず、この試合は6回を投げて3点を失い、球数が92球、打たれたヒットが5本、三振5つを奪って防御率は0.84となりました。

試合はカブスが5対3で勝ち、今永投手が勝ち投手となって3勝目を挙げました。

「最低限の最低限はできた」
試合後、今永投手は「もうまっすぐとチェンジアップだけでは通用しないので、カーブやスライダーも投げていかないとと思っていた。7回を投げたいと思っていたが、なんとかしのいで最低限の最低限はできたかなと思う」と振り返りました。

この日も本拠地のシカゴは気温5度の寒さの中、半袖でプレーしたことについて聞かれると「ウォーミングアップをして試合に入れば試合に集中しているので、寒さは僕にとってはあまり関係ない」と気にしませんでした。

そして、大リーグ初登板から3試合続けて自責点0を続けていたことには「少し成績が上振れしているところもあるので、自分としては手応えがあるわけではない。でもゼロに抑えるということは、チームが確実に勝利に近づくということなので、できるだけ伸ばしたいと思っていた。こうやって点を取られてその呪縛から解放されたので、次の登板はもっとリラックスして投げられる」と冷静に答えていました。

4月15日 6回途中1失点で今季2勝目!

対マリナーズ  勝ち
5回1/3 90球 被安打5 奪三振4 四死球2 失点1 自責点0
通算 3試合 2勝0敗 防御率0.00
  15回1/3 被安打9 奪三振16 四死球2 自責点0

大リーグ、カブスの今永昇太投手がマリナーズ戦に先発し、6回途中まで投げて1点は失ったものの好投を見せて今シーズン2勝目をあげました。

カブスは13日、相手の本拠地シアトルでマリナーズと対戦し、今永投手は中5日で先発マウンドに上がりました。

大リーグ移籍後、初登板から無失点と好投している今永投手は1回、ボールを低めに集めてテンポよく2アウトを取り、3人目のバッターはキレのある変化球で見逃しの三振を奪い、上々の立ち上がりを見せました。

1点リードの2回は味方のエラーでランナーを出すなどし、2アウト一塁三塁とピンチを招いたあと、後続のバッターにタイムリーツーベースヒットを打たれて1対1の同点とされました。

カブス打線は3回、2番・ライトで先発出場した鈴木誠也選手が、2アウトから初球のスライダーを振り抜き、8試合ぶりとなる3号ソロホームランで勝ち越し、今永投手を援護しました。

今永投手はランナーを出すものの粘り強く抑え、5回まで追加点を許さず、勝ち投手の権利を得ました。

6回は、先頭バッターから2者連続でフォアボールを出し、3人目はサードゴロに打ち取りましたが、1アウト二塁三塁とした直後に交代となりました。

代わって登板したリリーフピッチャーがこのピンチを切り抜けてリードを守り、カブスは7回と8回に追加点をあげて4対1で勝ちました。

今永投手は6回途中まで投げて球数は90球、奪った三振が4つ、打たれたヒットは5本、フォアボール2つで、デビュー戦以来の勝ち星で今シーズン2勝目です。

この試合は1点を失いましたが、味方のエラーで出塁したランナーだったため、自責点は0で、ここまで3試合に登板し防御率は0.00のままです。

「質のいいまっすぐを」機転を利かせた投球術
今永投手はこの試合で投げた90球のうち68%がストレートで、ストレートの平均球速は大リーグに来て最も速い149キロでした。

今永投手は「スプリットがきょうはあまりよくなかったし、なかなか空振りもカウントも取れない中で不用意なボールには気をつけた。ストライクを取りに行くと打たれた経験があるので、ボールならボールでいいやという気持ちで、質のいいまっすぐを投げ込もうと切り替えた」と話し、これまで登板した2試合と異なり変化球が本調子ではない中でも、機転を利かせた投球術を見せました。

同点とされた直後には、鈴木選手の勝ち越しホームランも飛び出し、「あのホームランのおかげで『1点取られてもまだ同点だ』という気持ちで投げることができた。相手としてはすごくがっくり来るところで、僕は相手の気持ちに便乗して淡々と投げ続けようと思ったので、本当にあの1本は流れとしてもすごく大きかった」と感謝していました。

4月8日 大谷翔平と初対戦 2打席連続で抑え4回無失点の好投

対ドジャース 
4回 43球 被安打2 奪三振3 四死球0 失点0
 ※雨でおよそ3時間中断して交代
対大谷 三振 ファウルフライ
通算 2試合 1勝0敗 防御率0.00
  10回 被安打4 奪三振12 四死球0 失点0

大リーグ、カブスの今永昇太投手がドジャースの大谷翔平選手と日米を通じて初めて対戦し、2打席連続で抑えるなど4回を投げて無失点と好投しました。

大リーグデビュー戦で初勝利をあげた今永投手は7日、本拠地シカゴで行われたドジャース戦に中5日で先発登板しました。
去年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで日本の優勝に貢献した今永投手と大谷選手は今回が日米を通じて初めての対戦です。1回、ノーアウトランナー無しで迎えた最初の大谷選手の打席では、今永投手が追い込んでからファウルで粘られましたが、9球目の151.9キロの力強い速球で空振りの三振を奪いました。

カブス打線は直後の1回ウラに3点を先制したあと、続く2回に2番・ライトの鈴木誠也選手が犠牲フライで追加点をあげ4対0とリードして今永投手を援護しました。

援護をもらった今永投手は3回、大谷選手をサードへのファウルフライに打ち取って2打席連続で抑えるとその後もテンポよく投げ込み、ドジャースの強力打線を相手に4回までヒット2本、フォアボールを1つも出さず無失点に抑えました。

このあと試合は雨のため中断し、およそ3時間後に再開されましたが、今永投手は交代したため勝利投手の権利を目前に2勝目は持ち越しとなりました。

カブスは8対1で勝ってドジャースとの3連戦を2勝1敗で勝ち越しました。

 “高めのストレート”に手応え
大リーグ初挑戦の今永投手はシーズンインを前に高めのストレートに磨きをかけてきました。

プロ野球ではあまり使っていなかったということですが「できるだけ広くストライクゾーンを使うことを意識している。いかに低めに投げるようなメカニズムで高めに投げてコースを予想させないかが大事だ」と、パワーのある大リーグのバッターに的をしぼらせないための対策だと話していました。

この日の大谷選手との対戦でも、第1打席はさまざまなコースに投げ分けながらファウルで粘られた9球目、インコース高めのストレートで空振り三振を奪いました。

そして、第2打席もインコース高めのストレートでファウルフライに打ち取りました。

今永投手は、大谷選手との対戦を振り返って「僕がどこに投げても対応できる技術を持っていると思うので、とにかく質のいい直球をどれだけ投げ込めるかだと思っていた。自分が今出せる最善策を選択して、あとはどうなるかで、きょうは質のいい直球が投げられたのでよかった」と話し、早速、“高めのストレート”に手応えを感じている様子でした。

「勝負は紙一重 たまたま抑えられた」
4回無失点の好投で勝利に貢献した今永昇太投手は、「チームが勝ってよかった。フォアボールがなく辛抱強く投げられた」と試合を振り返りました。

勝ち投手の権利まであと1イニングというところで交代したことについては「そこは気にしていなくて、アメリカのスタイルだと思って気持ちの切り替えもしやすい。気には留めていない」と話しました。

大谷選手との対決については「勝負というのは紙一重なので打ち取った打球がホームランになっていたかもしれない。きょうは、たまたま抑えることができた。これを継続できるように頑張る」と話していました。

4月2日 デビュー戦で初勝利 9奪三振 6回無失点

対ロッキーズ 勝ち
6回 92球 被安打2 奪三振9 四死球0 失点0
       1勝0敗 防御率0.00

大リーグ、カブスの今永昇太投手が1日、ロッキーズ戦で移籍後、初先発を果たし、9つの三振を奪う好投で6回を無失点に抑え、デビュー戦で初勝利をあげました。

プロ野球のDeNAで8年のキャリアを積み念願の大リーグ、カブスに移籍した今永投手は1日、本拠地シカゴで行われたロッキーズ戦で初めて先発のマウンドに上がりました。

開始直後、大リーグでの1球目は148.7キロの力強い速球でストライクを取りました。

このあと先頭バッターをセンターフライに打ち取ると、ここからギアが上がった今永投手は、2回、変化球を低めに決めて2者連続三振、4回は、伸びのある速球でここも2者連続の三振を奪いました。

5回まではヒットを1本も許さず0対0で迎えた6回は、2アウトから連続ヒットを許し一塁二塁のピンチを招いたものの、後続のバッターは149キロの速球で空振りの三振を奪い得点を許しませんでした。

そのウラ、味方の打線はノーアウト一塁から、2番・指名打者で先発出場した鈴木誠也選手がライト前にヒットを打ってチャンスを広げるなどこの回、3点を先制し、今永投手に勝ち投手の権利がつきました。

今永投手は7回のマウンドには上がらず初登板は球数92球、打たれたヒットは2本、フォアボールはなく奪三振は毎回の9つで6回無失点の好投でした。

カブスは7回にも得点を加えて5対0で勝ち、今永投手は大リーグ初登板初勝利をあげました。

「やりたいことがマウンドでできたことに安心」
大リーグデビューを初勝利で飾った今永投手は、「気持ちが力んでしまうことはなかった。今までどおりの朝を迎えた」と振り返り、「日本時代から僕の苦しい時も見てくれている方が、朝起きた時に『良かったね』と言ってくれるような結果を出したいと思っていた」と試合に臨んだ心境を明かしました。

そして、「フォアボールがゼロというのが自分に合格点をあげたいところだ。データなどを使って根拠を持って投げることをやりたいと思っていて、きょうはそのとおりにできそうな指のかかりなどがあった。やりたいことがマウンドでできたことに安心した」と自身のピッチングに手応えを感じている様子でした。

6回にピンチを背負いながらも三振で切り抜けた場面については「最後の力を振り絞った。とても甘い球で球威もそこまでよくなかったが、カブスのファンの歓声がミットまでボールを押し込んでくれた」と話し、マウンド上での雄たけびについては「なんて言ったか覚えてないが、そのあとにたぶん『レッツゴー』と言ったので少しアメリカ人になってるかもしれない」と笑顔を見せていました。

そして、「もしこれを船出と例えるなら、まだ船からロープを外しただけだ。これから150試合以上あるのできょうはしっかり余韻に浸ってまた気を引き締めて過ごしたい」と長いシーズンを見据えていました。

大リーグ史上2人目の快挙
今永投手のピッチングは、アメリカのメディアも「デビュー戦はこれ以上ないほどすばらしいものになった」、「大リーグの歴史を作った」などとたたえています。

カブスの公式SNSによりますと、少なくとも1901年以降、デビュー戦で▽6回以上を投げて▽9奪三振以上▽フォアボールを出さずに▽無失点だったピッチャーは大リーグ史上2人目だということです。

カブスのカウンセル監督は「彼はこれまで多くの大舞台で活躍してきた選手で、それを証明してくれた。緊張も利用して自分のプレーを高めることができる」と称賛しました。

そして、投球のなかで26%以上を占め、9つの三振のうち、4つで決め球となったスプリットについて「それが彼の投球術だ。スプリットが空振りの大部分を占めていて、彼はバッターにとって難しい存在だ」と話していました。

みずからの大リーグデビュー戦を「船出」と表現した今永選手の今後の船路に期待が高まる初登板となりました。

3月15日 OP戦 今永は5回途中無失点9奪三振

大リーグ、カブスの今永昇太投手は、14日にアリゾナ州で行われたアスレティックスとのオープン戦に先発登板し、5回途中を無失点、9つの三振を奪う好投を見せました。

今永投手は、アリゾナ州メサで行われたアスレティックスとのオープン戦に先発登板し、4回に3つのアウトをすべて三振で奪うなど、4回までに8つの三振を奪いました。

5回は先頭バッターから空振り三振を奪い、続くバッターにヒットを打たれたところでマウンドを降り、ホームのファンからは今永投手をたたえる拍手が送られていました。

今永投手のオープン戦3回目の登板は、4回と3分の1イニングを投げてヒット3本、無失点、9奪三振で、与えたフォアボールはなく、相手打線に二塁を踏ませない快投でした。

オープン戦のここまでの防御率は4.66となっています。

今永投手は「きょうは落ち着いて自分のいいストレートをコンスタントに投げ続けられたのがよかった。やはりまっすぐでしっかり差し込んでいかないと、変化球を見きられたりするので、相手バッターのポイントをいかに前に出すかというところが僕の生命線になるのかなと思っている」と話し、ストレートの出来を好投の要因に挙げました。

そのうえで「体重移動や、グローブの使い方、右足の着地だとか、そういったところがうまくはまり出してきたなという感じ。しっかりと抑えたねと言ってもらえるような投球をこれからもしたいと思う」と話し、残り2週間となったシーズン開幕に向けて手応えを感じている様子でした。

3月3日 オープン戦初先発 ドジャースに5奪三振も3失点

大リーグ、カブスの今永昇太投手がオープン戦に初めて先発し、5つの三振を奪ったもののスリーランホームランを許し3回途中3失点と課題を残しました。

プロ野球のDeNAから大リーグ、カブスに移籍した今永投手は2日、アリゾナ州グレンデールで行われたドジャースとのオープン戦で、初めて先発登板しました。

今永投手は1回、昨シーズン打率3割3分1厘、ホームラン29本を打った2番のフリーマン選手からこの日最速の151キロのストレートで空振りの三振を奪うなど、この回を3人で抑えて順調な立ち上がりを見せました。

しかし、2回は連打でノーアウト一塁二塁のピンチを招くと、続くバッターにストレートをレフトに運ばれスリーランホームランで3点を失いました。

その後は変化球中心のピッチングに切り替えて3者連続三振で追加点を許さず、3回も先頭バッターからチェンジアップで空振りの三振を奪いここでマウンドをおりました。

今永投手は3回途中41球を投げて5つの三振を奪いましたが、ホームラン1本を含む3安打3失点と課題を残す結果となりました。

今永投手は、「いい結果が出なかったのはものすごく悔しい。ストレートは走っているつもりだったが、はじき返されたので途中から変化球とのバランスを考えて投げるようにした」と悔しそうに振り返りました。

そのうえで、「ここで生き残るためには真っすぐと変化球の配分をどう試合の中で変えていくかだと思う。相手が待っていないボールを投げないと通用しない時もあるので、冷静に判断していきたい」と今後に向けた課題をあげていました。

今永投手はドジャースのベンチにいた山本由伸投手や出場のなかった大谷翔平選手とも登板後にことばを交わしたということで、「日本ではない場所で日本人と会うと安心する。遅れをとらないように自分も結果を出して早く追いつけるようにしたい」と決意を新たにしていました。

3月1日 移籍後初登板は2日のドジャース戦

大リーグ、カブスの今永昇太投手の移籍後初の登板が、2日に行われるドジャースとのオープン戦になる見込みとなりました。

これはカブスのカウンセル監督が29日、明らかにしました。

ストレッチなど軽めの調整で練習を終えた今永投手は練習後に取材に応じ、「初めての実戦なので、やりたいことをしっかりやっていい結果が出ればいいと思う。コントロールできる範囲で自分の力を発揮していくというところが大事だと思う」と意気込みを語りました。

大リーグで初めてとなる実戦でドジャースの大谷翔平選手と対戦する可能性があることについては「日本選手であることは関係なく、ただ一番すごいバッターに投げたいという気持ちだ」と話していました。

2月26日 実戦形式の投球練習 オープン戦登板へ調整

大リーグ、カブスの今永昇太投手がキャンプで実戦形式の投球練習を行い、今週末に予定されているオープン戦での登板に向けて調整しました。

今シーズンから大リーグに挑戦するカブスの今永投手は25日、アリゾナ州メサで行われているキャンプで2回目となる実戦形式の投球練習に臨みました。

1人目のバッターに初球のストレートを捉えられ、いきなり外野のフェンスを越える大きな当たりを許すなど、延べ11人のバッターと対戦しヒット性の当たりは4本でした。

また、空振りの三振を2つ奪いました。

今永投手は「カウントを取りにいったボールはバッターにとって打ちごろで、そういうことが分かっただけでも収穫だと思う。打たれたボールの反省や抑えたボールの研究をして、毎日が勉強だと思ってやっていきたい」と話し、今週末に予定されているオープン戦での登板に向けて備えていました。

2月22日 初の実戦形式 鈴木誠也とも対戦

大リーグ、カブスの今永昇太投手がアリゾナ州で行われているキャンプで、初めて実戦形式の投球練習を行い、チームメートの鈴木誠也選手とも対戦しました。

カブスの今永投手は21日、アリゾナ州メサで行われているキャンプで、初めてとなる実戦形式の投球練習を行い、延べ6人のバッターと対戦して25球を投げました。

3人目にはチームメートの鈴木選手との対戦もあり、7球を投げて最後は速球で空振り三振を奪いました。

最速はおよそ150キロで、昨シーズンホームラン23本のウィズダム選手との2回目の対戦では、外野のフェンスを越える大きな当たりを打たれましたが、ヒット性のあたりはその1本だけでした。

今永投手は鈴木選手との対戦について、「誠也には『まっすぐだけで行くから』と言っていた」と明かしたうえで、「バッターボックスに立つと大きくて、ピッチャー返しが怖かった。まっすぐだけでは絶対に抑えられないと思い、うそをついて変化球も投げた。プロ野球でもホームランを打たれているので、チームメートになれて本当によかった」と笑顔で話していました。

ウィズダム選手に外野のフェンスを越える大きな当たりを打たれたことについては「2巡目だと対応が変わり、質の低い変化球が浮くと高い確率でホームランになるのがこちらのバッターの怖さだ。対応力の高さを感じたが、今のうちにこうやって打たれてよかったと思う」と前向きに話していました。

2月15日 キャンプ初日 ブルペンで投球練習

今シーズン初めて大リーグに挑戦するカブスの今永昇太選手がアリゾナ州でキャンプ初日を迎え、早速ブルペンで投球練習を行いました。

カブスは14日、アリゾナ州メサでバッテリー組のキャンプをスタートしました。

今シーズン初めて大リーグに挑戦する今永投手も午前11時すぎにグラウンドに出ると、キャッチボールで体を動かしたあと初日から早速ブルペンに入り、正捕手のゴームス選手を相手にカーブやスライダーなど変化球を交えて31球を投げました。

開幕ローテーション入りを目指す今永投手の投球練習にはカウンセル監督など首脳陣もかけつけ、期待の高さをうかがわせました。

今永投手は、練習後に取材に応じ「アメリカの土のマウンドで初めて投げたわりにはよかったと思う。変化球は細かいところがまだまだなのでこれから上げていきたい」とブルペンでの投球を振り返りました。

そのうえで、新たな舞台での挑戦について「自分の考え方とかやってきたことが、ここではすべて違うと思って新しいことを取り入れることと、自分を出していくバランスをうまく取りながらやっていきたい。これから自分の改善点を見つけて、それを克服していくことがとても楽しみだ」と話していました。

1月16日 地元から活躍を願って!小倉城がカブスカラーに!

北九州市役所には背番号「18」
(撮影 神戸和貴アナウンサー)

北九州市は今永昇太投手の大リーグでの活躍を願って、小倉城をシカゴ・カブスカラーの青色にライトアップしました。また北九州市役所の本庁舎にはカブスでの背番号「18」が表示されるなど、地元からの後押しを感じさせる夜となりました。

1月13日 本拠地シカゴで入団会見

プロ野球のDeNAから大リーグのカブスに移籍した今永昇太投手が本拠地のシカゴで入団会見を行い「カブスに入団することが自分の成長につながると思った」と決断の理由を語りました。背番号は「18」に決まりました。

30歳の今永投手はこのオフ、ポスティングシステムを使った大リーグ移籍を目指し交渉を進めた結果、カブスと4年契約を結びました。

アメリカのメディアは契約の総額が5300万ドル、日本円でおよそ77億円にのぼり、球団が契約延長のオプションを行使した場合は最大で5年総額8000万ドル、およそ116億円の大型契約になると伝えています。

入団会見はシカゴ市内のホテルで行われ、今永投手は黒のスーツに鮮やかなブルーのネクタイを身につけて登壇し、はじめに背番号「18」のユニフォーム姿を披露しました。

そして「ヘイ、シカゴ!」と大きな声で呼びかけ、「カブスの一員になれてとてもうれしく思います。ファンやチームメートに会うのがとても楽しみです。ゴー、カブス、ゴー!」と英語でおよそ1分間に及ぶあいさつを行うと会場からは大きな拍手がおくられました。

その後の質疑応答でカブスへの入団を決めた理由について聞かれた今永投手は「自分自身、可能性が無限大に広がるチームを求めていたので、カブスに入団することが自分の成長につながると思って決めた」と話しました。

カブスでチームメートとなる鈴木誠也選手には入団を決めた後に連絡を取ったということで「彼も自分のことのようにうれしがってくれて『自分も興奮しています』ということばをもらった。彼と一緒に日本人のチームメートどうしでカブスを盛り上げることができるのを光栄に思う」と笑顔を見せました。

そして、背番号「18」を選んだ理由については「カブスの歴史を自分なりに調べて、2016年のワールドシリーズ優勝の際にベン・ゾブリスト選手がこの番号を付けていて、自分も同じような活躍がしたいと思った」と明かし、2019年シーズンを最後にカブスで引退した野手の背番号にあやかったと説明していました。

今永投手は来月、アリゾナ州で行われるキャンプに鈴木選手とともに参加し、開幕ローテーション入りを目指します。

  • 神戸和貴

    北九州放送局 アナウンサー

    神戸和貴

    愛知県出身、2011年入局
    野球を中心にスポーツを取材。趣味は草野球、ゴルフ、筋トレ

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