“夏は晴れマークでも雨が降る?”【いけちゃん天気】
- 2023年07月26日

九州北部でも梅雨が明け、いよいよ夏本番。海や川、山などレジャー施設に行くという方も多いのではないでしょうか♪今回はみなさんが安全に楽しく思い出作りができるよう「夏の変わりやすい天気」について気象予報士の“いけちゃん”こと池田康貴キャスターに質問してみました!

いけちゃんいけちゃん!
やっと梅雨も明けたし、いけちゃんはどっかお出かけの予定ないと~?

いけちゃんは海に行きたいな~って思ってるよ!
ハレピョンは?

僕はね~自然いっぱいのところにキャンプしに行くんよ~♪
来週晴れマークやけめっちゃいいキャンプ日和になりそう!

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ただ、天気予報で晴れマークがついていても天気が急に変わることがあるから、空模様の変化には気を付けてね!

え?!晴れ予報の日でも雨降ることあるん?!
じゃあ晴れってうそやん!

夏の時期はいわゆる「夕立」のように、一時的に天気が急変することがあるんだよ。これは日中の日ざしなどで地面の近くの湿った空気が暖まり、上空との気温差が大きくなることが原因なんだ。

地面と上空の空気の気温差…?

わかりやすく言うと上空に冷たい空気、地上に暖かい空気がある状態だね。このような状態のときは強い上昇気流が発生して、雨を降らせる原因である「積乱雲」が発生するよ。


あ~、この前教えてもらったモックモクのでっかい雲ね!

そうそう!モクモクのおっきい雲!
その積乱雲が近づくときには前触れがあるんだよ。
・急にあたりが暗くなる
・雷の音が鳴る
・冷たい風が吹く
こういった天気急変のサインを感じたら、川や海から上がったり、登山やハイキングでは下山の判断が必要だね。


なるほど~
でも基本晴れマークやし夕立とかってすぐやむよね?
雨降っとるときだけ雨宿りしとったらいっか~。

いやいやハレピョン、短い時間に大量の雨が降ることで川が急に増水したり、山や崖で土砂災害が起きやすくなるんだよ。それから落雷や竜巻などの突風が起きる可能性もあるからとっても危険なんだよ!

そ、そんな一瞬で危険になるんだ…

これからの夏の時期、海や川、山に行く人も多いと思うけど、予定を立てるときは最新の気象情報を確認してね!

ここで気象情報を見るときのポイント!
気象予報士の解説の中で「大気の状態が不安定」とか、「上空の寒気」とかこんな言葉を聞いたときは天気急変の可能性アリ!

なるほど~、いいこと聞いた!
いままで何となく天気のマークしか見てなかったけど、これからはキーワードに注目してみる!
これで来週のキャンプも安全に楽しく行けそう♪
ありがとう、いけちゃん!

キャンプ楽しんできてね~♪