
気象予報士の森本まりあです。
停滞する前線の影響で、きょう18日で8日連続の雨となっています。

上の図は、先週11日からの気圧配置をまとめたものです。
紫色で書かれている雨をもたらした前線は
長期間九州に停滞を続け、
この時期としては異例の長雨をもたらしました。

前線はあす19日も対馬海峡付近に停滞する見込みで、
前線に向かって暖かく湿った空気が入り、
大気の状態が非常に不安定となりそうです。
あすにかけても、局地的な激しい雨に注意をしてください。

北九州・筑豊地方の降り始め(11日)から、きょう18日正午までの雨の量です。
添田町では700ミリを超えていて、平年の8月1か月分の雨量の3.3倍、
そのほか、飯塚で618ミリ、行橋で531ミリと平年の3倍前後の雨が降っています。
また、八幡でも411ミリの雨を観測し、平年の2倍以上となりました。

広い範囲での雨のピークは超えていますが、
これだけ大雨が降ったということで、
まだ土の中にはたっぷりと水がしみ込んでいます。
上の図は、土の中の水分量を表した土壌雨量指数です。
色が濃い赤に近い所ほど、水分量が多いことを表しています。
県内はまだ赤色の表示の所も多く、水分量はかなり多い状態です。
15日の未明には添田町で土砂崩れが発生しましたが、
土砂災害は大雨のピークを過ぎてから発生することもあります。
山や崖など、急な斜面や危険な場所には、
念のため、まだ近づかないようにしてください。

向こう1週間の予報を見ると、
大気の不安定な状態はこの先もしばらく続く見込みで、
週末にかけても所々で雨が降るでしょう。
来週は太平洋高気圧が勢力を強めると
晴れ間が出る予想ですが、
比較的、雲の広がりやすい状態が続く見込みです。
引き続き、今後の気象情報にご注意ください。

気象予報士の森本まりあです。
8月に入り、毎日うだるような暑さとなっています。
きょうは昼前から35度以上の猛暑日となっている所もあり、
熱中症に厳重な警戒が必要です。

猛烈な暑さのピークは、あす・あさってとなりそうです。
県内の予想最高気温を見ていくと、
あさって(金)にかけて広く猛暑日となる見込みで、
久留米では40度と記録的な暑さが予想されています。
八幡でも35~36度と、今年初の猛暑日になるでしょう。
県内には連日「熱中症警戒アラート」が発表されています。

熱中症警戒アラートが出ている時は、
外出はなるべく控え、暑さを避ける行動をとることが大切です。
高齢者や小さなお子さんは熱中症になりやすいですから、一層の注意をしてください。

また、室内で過ごす場合も油断はできません。
北九州市では先週一週間で53人の方が熱中症で救急搬送されていますが、
半数以上は室内での熱中症となっています。
部屋の温度が28度を超えないようエアコンを使用し、
1時間にコップ1杯など、こまめな水分補給を心掛けてください。

熱帯夜も続いていますから、夜の熱中症にも注意が必要です。
暑い時は無理をせず、適宜エアコンを使用するようにしてください。
連日の暑さで疲れが溜まっている頃かと思いますが、
熱中症には引き続き注意をしてお過ごしください。

気象予報士の森本まりあです。
夏空が続き、照り付ける日差しが強いですね。

晴天傾向はこの先も続く見込みで、
週末にかけて天気の大きな崩れもないでしょう。
厳しい暑さとなりますので、
熱中症にはくれぐれもお気をつけください。
さて、オリンピック・パラリンピックの期間は、
ニュースブリッジ北九州の放送が午後6時50分~となっています。
気象情報は午後6時55分過ぎからです。
お天気コーナーがちょっと短くなった分、こんな企画を始めてみました。

NHK北九州の公式Twitterでの【お天気ワンポイント】です!
あすのポイントをイラストと共に紹介しています。

楽しんで見て貰えるよう、小道具も制作中です。
穏やかな天気の時は明るく楽しく、
そして注意・警戒が必要なときは、
大事な情報を的確にお伝えできればと思います。
ぜひ、公式Twitter にも遊びに来てくださいね!

気象予報士の森本まりあです。
照り付ける太陽に、セミの大合唱!まさに夏本番ですね。
あすから4連休という方も多いと思いますが、
今回はその連休の天気や台風情報をお伝えします。

まず天気ですが、マークはずらりと晴れ、晴れ、晴れ、晴れ。
夏の高気圧に覆われて、北九州周辺では晴天傾向が続く見通しです。
ただ、強い日射や気温の上昇に伴って、
午後は山沿い中心ににわか雨の可能性があります。局地的な雨にご注意ください。

また、続く厳しい暑さにも注意が必要です。
こちらは北九州市の熱中症救急搬送者数をグラフにしたものですが、
この1か月は週を追うごとに増加していて、
梅雨明けの発表があった7月13日の週は31人とことし最も多くなりました。

室内での熱中症も増えています。
暑い日は我慢せずエアコンを使用し、
部屋の温度は28度以下になるよう心掛けましょう。
また、車内での熱中症にも注意が必要です。
気温35度の炎天下に駐車した車内では、
窓を閉め切った状態でのエンジン停止後、わずか15分で危険な暑さとなります。
短い時間でも、お子さんやペットを残して
車を離れることは絶対しないようにしてください。

(※最新の予想進路はこちらでご確認ください。)
さて、北九州周辺は連休中広く晴れますが、
沖縄には台風6号が近づいています。
台風6号はゆっくりと西寄りに進み、23日(金)に
非常に強い勢力で先島諸島にかなり接近する見通しです。
沖縄では猛烈な風が吹き、雨量も多くなる見込みです。
沖縄方面は、大荒れの天気に厳重な警戒が必要です。
また、もう1つ発生している台風7号は、あすまでに熱帯低気圧に変わるでしょう。
どちらも北九州周辺への直接的な影響はなさそうです。
こんにちは。
アナウンサーの藤重博貴です。
夏ですね~。暑い暑い。
先日久しぶりにソフトクリームを食べたんですが、
みるみるうちに溶けちゃって大変でした。
今週火曜日、福岡管区気象台が、九州北部が梅雨明けしたとみられると発表しました。
いよいよ、夏本番です。

ふと空を見上げたら、もくもくとした入道雲!
新型コロナの感染状況などなど、何かと気ぜわしい毎日の中、
もう季節がここまで進んだのかと気づかされ、ちょっとびっくりしました。
のどが渇いていなくても水分をとることや、塩分も忘れずに補給するなど、
熱中症には万全の対策でお過ごしください。
恥ずかしながら、私はある日、夜中に冷房をつけずに寝てしまい、部屋の温度が上昇。
朝起きた瞬間から、どことなくだるく感じてしまいました。
身体に熱がこもったのかもしれません。夜間の熱中症対策も、お忘れなく。。
さて!

5月の「きたきゅーラジオ」にご出演いただいた、
京都郡出身の作家、町田そのこさん。
大きな社会問題である「虐待」をテーマにした、
小説「52ヘルツのクジラたち」で、ことしの「本屋大賞」を受賞。
先月、北九州市文化大使にも就任しました。

このたび、NHK北九州放送局にお越しいただき、
改めてインタビューをさせていただきました!
▼作品に込めた思いや、
▼作家を目指すきっかけとなった子どもの頃の原体験、
▼さらに、次回作についてなど、たっぷりと伺いました。
インタビューの中で、「読み終わった後に、明日も頑張ろう
と前向きになれる物語を書いていきたい」と語っていた町田さん。
自由に人にも会えず、好きな場所にも行けず、暗くなりがちな今だからこそ、
優しく背中を押してくれるような町田さんの小説が多くの共感を集めているのだと感じました。
また、「虐待」を描いた町田さんに、
声を上げられず押し殺している人や、
孤独な立場にある人の助けになりたいと思う人に向けて、
身近に実践できるアドバイスも伺いました。
私自身、もう少し人に優しくありたいと考えさせられたインタビューでした。
放送は、あす16日(金)「ニュースブリッジ北九州」です。
ぜひ、ご覧いただけると嬉しいです。

気象予報士の森本まりあです。
梅雨明けとともに夏の暑さがやってきました。
とにかく涼しい場所に行きたい!ということで、
今回はスタジオを飛び出し、平尾台にある千仏鍾乳洞へ行ってきました!


千仏鍾乳洞は、小倉南区平尾台の地下に広がる巨大な洞窟で、
全長は数キロにも及ぶと言われています。
今回は800m付近をゴールにし、管理人の方と探検してきました。

中はとにかく涼しく、気温は年間を通じて16度前後。
太陽光が入らないことに加え、外気との接触も少なく、とても快適です。

狭い洞窟内を進んでいくと、待っていたのは冷たい清流です。
水温は14度くらい、足がひりひりするくらいの冷たさでした。

流れる水は平尾台に降り注ぐ雨水で、
大雨の時は立入が危険なほどの水位になることもあるそうです。
水の中を進む鍾乳洞は全国でも珍しいそうで、私も冒険気分を味わえました!
鍾乳洞探索後は、名物カルスト饅頭をいただきました。
夏のひんやりスポット、暑い日にまた満喫しに行きたいです。

気象予報士の森本まりあです。
夜は25度以上の熱帯夜、昼は30度以上の真夏日、湿度も高い…
連日、嫌になるほどの蒸し暑さですね。私もついにエアコンデビューしました。
北九州市内では、4日(日)までの1週間で15人の方が熱中症で救急搬送されていて、
室内での熱中症や、夜間の熱中症も発生しています。
家で過ごす時や夜寝る時も、油断せず対策をすることが必要です。

家で過ごす場合、室内の温度は28度を超えないように心がけましょう。
暑い日は無理せずエアコンを使い、風を送るようにしてください。
そして、1時間ごとにコップ1杯など、こまめに水分をとることも大切です。

また、夜寝る前や朝起きた時の水分補給もポイントの1つです。
熱帯夜の蒸し暑い夜は、適宜エアコンを使用して暑さを避けるようにしてください。
この先も気温の高い日が続きますので、熱中症対策は万全にお願いします。

さて、蒸し暑さの原因は梅雨前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気にありますが、
この前線が週末にかけて対馬海峡を南下する予想です。

福岡では、9日(金)から11日(日)にかけて、警報級の大雨となるおそれがあります。
活発な雨雲の掛かる位置や雨量の予測にはまだ幅があり、最新の予報に注意が必要です。
こまめに気象情報を確認し、いまできる備えをなさってください。

側溝や雨どいなどの掃除は、雨が降っていないタイミングで行いましょう。
また、避難用品の準備や避難経路の確認も大切です。
自分の住む地域の災害リスクを確認し、
いざという時はすぐ行動できるように、ぜひ、いまのうちに備えをお願いします。