ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

防災

今年度も、毎月最終金曜は「きたきゅーラジオ」ですよ! よろしくお願いしまーす!!

4月30日は、「新生活!いまこそ備えを」と題して
“防災士”のみなさんに、今しておきたい備えを聞きました。

九州国際大学 地域防災リーダー育成プロジェクト
学生リーダーの隈本美星さんと、藤澤凛太郎さんは、
地震に備えて、住んでいる部屋のリスクを見つける方法を教えてくれました。

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(プロジェクトの皆さん。手前左から隈本さん・藤澤さん)

まずは、部屋の見取り図を描いてみて、
机や棚、テレビなど、揺れで動いたり倒れたりしそうな家具の周りを、赤く塗ります。
(皆さんの部屋の机や棚、花瓶はどうなるでしょう? 照明は? 食器棚から食器が飛んでくるかも…)
その赤色の範囲が“危険ゾーン”。

安全なスペースが部屋の中にあるでしょうか?
外に出る通路は、安全が確保できそうですか?
生活する場所のリスクに気づいたら、そこから“備え”の始まり。
赤の範囲を狭めるためには、家具を固定するのがオススメだそうです。
ぜひ一度、リスクの洗い出しをしてみてくださいね。

そして、今後の雨の時期に備えて、水害対策も。
直方市に住む、日本防災士会福岡県支部の棟形和義さんに聞きました。

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川の水位などの情報を得る方法に、今のうちに、慣れておきましょう、とのこと。
棟形さんはテレビのデータ放送で河川情報などを確認しているそうです。

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データ放送では、災害時には、開設された避難所の情報なども見ることができます。
平常時に、リモコンの「d」ボタン、押してみてください。


そして、今月から始まった「なんしよん?筑豊」。
「ニュースブリッジ北九州」の「なんしよん?中継」などと連動して、
各地の話題を電話でお聞きするコーナーです。
今回は、筑豊・福智町の上野焼について、
上野焼協同組合の世良萌久美さんにご紹介いただきました。
 
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400年を超える歴史を持つ上野焼ですが、
長い歴史の中で様々な作風が生み出され、近年、ますます多様な作品が生まれています。
日常の使いやすさを考えて作っているという世良さん。
茶道の器として始まった上野焼ですが、ふだんの生活の中にも取り入れてほしいという思いを語ってくださいました!

今回も、多くの方にご出演いただき、楽しかったですねぇ。

え、、聴き逃した? 

え・・。


はい、ご安心を!
「らじる★らじる」 で5/13正午まで配信しております。 
 
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(NHKコーナー出演の松永職員とともに)

では、また次回をお楽しみに!
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3月の「防災チェック」は、「障害のある人の避難」を考えました。

障害のある人も、災害に対して、自ら備える意識が必要だ、と語るのは
北九州市障害福祉団体連絡協議会の会長・林芳江さんです。

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脳性麻痺で、ふだん電動車いすを利用しています。

この日は、林さんが代表を務める、NPO法人が運営する施設で避難訓練。
施設の一帯は、近くの河川が氾濫すると3m以上の浸水が想定されています。

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林さんは、雨の時に滑りやすい階段など、
避難経路の危険個所を確認しながら移動していました。

さらに、被災した時の状況を具体的にイメージする取り組みも。

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林さんが考案した「災害時に身をまもるおぼえがき」。
地震や水害の際に慌てないよう、行動を具体的に記しておくのです。

林さんは、3年前の西日本豪雨の際、避難の難しさに直面しました。
マンション1階の自宅で、玄関付近まで冠水して、
自力では部屋から出られなくなってしまったのです。

その経験から、

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避難のタイミングを逃さないように、防災情報により早くから注意するようにしたり、
緊急時には抱えてもらえるよう、軽い、手動の車いすを使って避難したりすることなど、
自身の備えを再確認しました。

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林さんは、「災害時のことを可能な範囲で、自分たちで話しあってきめておくことが大事」と話していました。

さらに、林さんが頼りにするのは、周囲の助け。
ふだんから、地域住民とのつながりを作っておこうと意識しています。
地域の役員を務めたり、避難訓練などの行事に積極的に参加したり。

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自治会長の滝水莞爾さんも、日常的なつながりが災害時の助け合いにつながると考えています。

災害時に取り残される人がないよう助け合うために、
障害のある人もない人もかかわりを持つ意識が大切だという、林さん。
「障害があることを知らせると、偏見を持たれるほうが怖いという方の割合が、まだ高いのかなと思います。
本当に身近な話題からコミュニケーションとってみると、
少しずつ顔見知りになっていけると思います。」と話していました。


障害のある人など、避難で支援が必要な人を地域で支える仕組みが
「避難行動要支援者名簿」です。

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名簿の作成には「住む場所や障害の程度」などの条件がある場合がありますが、
これを満たさなくても、自ら手をあげて名簿に含めることもできます。
北九州市では、各区役所の総務企画課に相談をしてほしいということです。

また、北九州市では、障害のある人の支援のポイントをまとめた
「災害時障害者サポートマニュアル」も5年前に制作しました。

北九州市障害福祉団体連絡協議会も制作に協力し、当事者の声も反映したものです。
市の障害福祉企画課のHPで見ることができます。

災害時に、みんなで助け合うために、ポイントを知っておきたいですね。

こんにちは。
アナウンサーの藤重博貴です。

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2月13日午後11時すぎ、
福島・宮城で最大震度6強を観測する地震が発生し、
広い範囲で停電が発生しました。
いざという時に慌てないため、夜中の停電対策についてお伝えします。

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 寝る際は、懐中電灯とスリッパを枕元に置いて下さい。
停電時はまず明かりを確保することが大切です。
またスリッパをはくと、
地震で物が散乱したり割れたりしたとき、ケガを防止できます。

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もうひとつ、「通電火災」に注意して下さい。
停電から復旧した時に電化製品や配線から発生する火災のことです。
▼停電中は電化製品の電源プラグをコンセントから抜きましょう。
▼電気が復旧した後に、電化製品やコードが損傷していないか、
燃えやすい物が近くにないかなどを十分に確かめましょう。
▼停電中に自宅等を離れる際は、ブレーカーを落としてください。
人がいない中で通電火災が発生すると被害が大きくなるおそれがあるためです。

ぜひ今のうちに、できる備えを行っておきましょう。

 

こんにちは。

アナウンサーの藤重博貴です。

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家庭や地域での災害への備えをご紹介する「防災チェック」。
今回のテーマは「高潮ハザードマップ」です。

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北九州市にお住まいの方で、最近、こちらの冊子を受け取ったという方、
いらっしゃるんじゃないでしょうか。
北九州市は、今年1月、初めて「高潮ハザードマップ」を作成し、
浸水が想定される地域におよそ23万部を作成して配布を進めています。
そこで、高潮の危険性や、今できる備えなどについて解説していきます。
まず高潮とはどのような災害なのか、確認しましょう。

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高潮とは、台風や発達した低気圧の影響で、潮位が異常に高くなる現象です。
台風などで気圧が低下することで、
その分、海面が吸い上げられ、通常より潮位が高くなります。
満潮の時刻が重なると、いっそう水位は上昇します。

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さらに、沖から陸に風が吹くと、
風にあおられて、海面がさらに上昇し、海水が堤防を越えて流れ込みます。

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例えばこちら、平成11年に門司区白野江で発生した高潮です。
海水が護岸を超えて手前にあふれだしている様子が分かります。
実は、北九州市では、高潮により被害を受けると想定される範囲が広いんです。
津波による被害の想定範囲を超えると予想されています。

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そこで、お住まいの地域が海や川から離れているから大丈夫だと思わず、
しっかり高潮ハザードマップを確認しましょう。

例えば、こちらは小倉北区のマップです。
北九州市の高潮ハザードマップは下のサイトから見ることができます。
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kiki-kanri/13801321.html

市内14の地域ごとに作成され、
浸水の深さは50cm未満から20m以上まで6段階で色分けされています。
浸水の恐れがあるのは、沿岸だけではありません。

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内陸の、北九州メディアドームや市民球場のあたりまで
広い範囲が浸水すると想定されています。
このあたりは「薄い黄色」。50cmから3m未満の浸水が想定されています。

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一方、北に進んだ旦過市場のあたりでは、「薄い赤色」ですよね。
これは3mから5m未満の浸水が予想されています。
5mというと、だいたい2階建ての建物の高さなので、
かなりの高さまで浸水するということになります。

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そこで大切なのが避難です。
ハザードマップには避難所の一覧も表示されています。
ただ、2つの注意点があります。

1つめは、【ここに記載されている避難所すべてが使えるわけではない】という点です。
例えば三萩野の「黄金公民館」では、「高潮災害時利用不可」と書かれています。
高潮時は浸水するおそれがあり、避難することができません。
その場合、「利用不可」と書かれていない、
近くの市民センターや中学校などに行くようにしてください。

2つ目は、【浸水が始まる前に早めに避難する】という点です。
図で示した地域にある多くの避難所は、浸水想定範囲の中にあります。
こうした避難所に行く場合、あたりが浸水し始めてからの移動は大変危険です。
浸水が始まる前の、早めの避難が重要です。

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実は、高潮は、早めに避難しやすい災害です。
高潮は、台風や発達した低気圧が近づくことで起こるため
事前に気象情報で発生を予測することができます。
早めに、避難する際の持ち物を用意するほか、
前もって、安全な場所にある親戚の家などに移動しておくことも考えられます。

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ここで、北九州市周辺で高潮のおそれのある、
各自治体のハザードマップの作成状況もお伝えします。
▼作成済が、北九州市・岡垣町など。
▼今年度(令和2年度)中に完成予定が、行橋市・豊前市など。
▼作成を検討中が、芦屋町・遠賀町などとなっています。

北九州周辺では、広い範囲で高潮が想定されています。
すでにあるハザードマップや、今後発表されるハザードマップをぜひ確認して、
自分の住む場所は危険なのか、
避難するならどこに行くか、考えておいてください。

こんにちは。
アナウンサーの藤重博貴です。

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家庭や地域での災害への備えをご紹介する「防災チェック」。
今回は【雪道での注意点】をお伝えします。

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今月初めの大雪の影響で、福岡県によると、
県内では107人が転倒するなどしてけがをしました。
今後も雪の恐れがあります。

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そこで、国などが注意を呼びかけている、
雪道で転倒しやすい場所を覚えておきましょう。

▼例えば、横断歩道。雪が踏み固められて路面がでこぼこし、転びやすくなっています。
特に白線の上は氷の膜ができやすいため、注意が必要です。

▼また、歩道橋は、上り下りの際、凍った雪で非常に滑りやすいです。
上りより下りの方が滑りやすいため注意をして下さい。

その他、
▼バスの乗降場所
▼車が出入りする歩道
▼駅の出入口なども、
人や車で雪が踏み固められていて、滑りやすい場所です。

歩く際は、滑り止めのある靴をはき、靴の裏をしっかり地面につけて歩幅は小さく。
また、手袋をつけ、ポケットからは手を出して下さい。

今後も、雪の降る可能性があります。
最新の気象情報をこまめに確認するようにしましょう。

こんにちは。
アナウンサーの藤重博貴です。

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「ニュースブリッジ北九州」で、
毎月、家庭や地域での災害への備えをご紹介しているコーナー、「防災チェック」。

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防災士でもある、私と廣瀬アナウンサー、
気象予報士の森本さんの3人を中心にお届けしています。

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今回ご紹介するのは、
【ことし変わる新たな避難情報】です。
命を守るために欠かせない避難の情報が、ことし、大きく変更されるんです。

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この図は、
現在の避難情報と、ことしからの新たな避難情報を比較した図です。
主に3つのポイントがあります。

まず現状では、
▼避難に時間のかかる高齢の方などが避難を始めるタイミングで、
「避難準備の情報」が出されています。
これが、ことしから、「高齢者等避難」という新たな名前に変わります。

次に、
▼災害のおそれが高まり、危険な場所にいる全員が避難を始めるタイミングで、
いまは「避難指示」や「避難勧告」が出されています。
しかし、「避難指示」と「避難勧告」、どちらで逃げればいいのかわかりにくいという課題がありました。

そこで、ことしから「避難勧告」という言葉はなくなり、「避難指示」に一本化されます。
これまで「避難勧告」が出ていたタイミングで「避難指示」が出されるため、
より早い避難を心掛ける必要があります。

また、避難指示までに避難を終える必要があるという意味で、
今後は、「避難指示」の上に紫の線が引かれます。

▼さらに、氾濫など、すでに災害が発生し、
命を守るための最善の行動をとる必要があるとき「災害発生情報」が出されています。

これが、「緊急安全確保」という名前に変わります。
命の危険が極めて高く、もはや安全に避難できない状況です。
今いる場所で少しでも高い場所に移動するか、崖から離れた部屋に移動するなど、
直ちに、身の安全を確保する必要があります。

今後は、
▼とにかく身を守るという意味の「緊急安全確保」、
▼危険な場所にいる全員が避難する「避難指示」、
▼高齢者などが避難する「高齢者等避難」と、
ことばを聞いただけでどんな行動をとるべきなのか、イメージしやすくなりました。

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ただ、新たな避難情報は、すぐに適用されるわけではありません。

新たな避難情報が適用されるのは、ことしの出水期前からの予定です。
あと半年ほどは、これまでの避難情報が出されます。
ことしは途中で情報が変わるため混乱するかもしれませんが、
いずれせよ大切なのは「早めの避難」です。

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その早めの避難のために役立つのが、「避難スイッチ」です。
「避難スイッチ」とは、避難を始める基準となる身近な出来事のことです。
例えば、身近な川や用水路の水位の上昇などを、
「避難スイッチ」としてふだんから注意しておくとします。
仮に雨で水位が大幅に上昇していたら、「危ないかもしれない」、と自ら気づき、
早めに避難を始めることができます。
ぜひ家族や近所で、何が「避難スイッチ」になり得るのか、話し合っておいて下さい。
今後はいっそう、早めの避難を心掛けましょう。

職場や学校、お出かけ先・・・
そんな、救急道具や防寒具など何も備えがない外出先で被災したら、どうしますか?!

そんなときの備えとなるのが「防災ポーチ」。

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外出時の災害に役立つものを入れておき、常に持ち歩くようにするポーチです。

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防災などに取り組むグループ「Say!輪」の代表・古賀由布子さんに教えていただきました。

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古賀さんのポーチの中身がこちら↑ 
いろいろ入っていますね~。
スマートフォンの充電器は、停電に備えて電池式。
手拭いは、包帯としても、防寒具としても使えるそうです。

古賀さんが大事だというのが、ヘッドライト。

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両手が空くのがいいそうですよ。

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さらに、グループのメンバー伊藤均美さんとともに、
そのほかのオススメグッズも教えてくれました。
①アロマオイルや制汗シート
風呂に入れないときなどに気になるにおいのケアに。
リラックス効果もありますね。

②カイロ
これからの季節、寒さ対策も入れておくと安心だそうです。

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わたしも、作ってみました。
職場。取材先。あるいは、休日に子どもといるとき。
災害に見舞われたとして、いろいろな状況が考えられますよね。

自分の身を守る、ケガの手当、家族を守る、安全に避難する…
いろいろなイメージを膨らませながら、必要なものを考えます。

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情報を得るラジオや、助けを呼ぶ笛、
子どものためのお菓子やオモチャもそろえて、ポーチに詰めました。

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いい感じの防災ポーチができました!

が!!

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なんと!!

穴あいとる!!

詰め込みすぎて裂けたようです・・・。

古賀さんからは、
「例えばお子さんのグッズだったら、小さな巾着を用意してあげて、
そこに入れてもたせてあげるというのも手かな。
長く続けていくために、できるだけ負担の少ないものに」とのアドバイス。

使うポーチも、中身も、自分の必要に応じたもので作り、
いつも無理なく持ち歩けることが大切なんですね。

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あなたなりの「防災ポーチ」を備えましょう!