ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2022年03月09日 (水)

「春の5K」に注意!

og_kuraten2021.jpg

気象予報士の森本まりあです。
今週はポカポカ陽気で、ようやく過ごしやすい季節がやってきたように感じます。

ただ、春に注意が必要な“5K”があるんです。
注意点の頭文字をとったものですが、何を表しているか分かりますでしょうか?

 20220309-1.jpg

5Kの正体は、「乾燥・強風・黄砂・花粉・寒暖差」です。
先週末は、福岡で今年初めての黄砂が観測されました。
また、残りの4Kも、あす以降注意が必要となりそうです。
 
20220309-2.png

まずは寒暖差です。
あす朝は放射冷却が強まり、かなり冷え込みが強まるでしょう。
最低気温は各地2度前後まで下がる予想です。

一方で、最高気温はきょうよりさらに高く、
17度~18度まで上がる所が多いでしょう。
朝晩と日中との気温差は15度を超える所が多く、
この時期としても非常に大きくなる見込みです。

また、きょう以上に暖かいということで、
花粉の飛ぶ量がさらに多くなりそうです。
スギ花粉のピークとなっていますので、
花粉症の方は万全の対策をなさってください。

 20220309-3.jpg
(先月平尾台で発生した山火事)

そして、乾燥にも注意が必要です。
強風が加わると、火災が起きた際に延焼や飛び火に繋がる恐れがあります。

先月26日には、平尾台で山火事が発生しましたが、
当時は6日連続で乾燥注意報が発表されていて、
北九州市では最小湿度が21%、風も瞬間的に10m/s前後が吹いていました。
火災が燃え広がりやすい気象条件だったと考えられます。

 20220309-4.jpg

こちらは、全国の山火事の月別発生件数をまとめたものですが、
3月~5月は平均でも毎月200件以上の山火事が発生していて、火災が多くなっています。

春は乾燥や強風に加え、行楽のために山に入る人が増える時期でもあり、
野焼きだけでなく、たき火やたばこが原因の火災も多く発生しています。
 
20220309-5.jpg

山火事を防ぐために、乾燥・強風時のたき火は避けること、
たき火中はそばを離れず、使用後は必ず消火を確認するなど、
火の取り扱いには十分注意をするようにしてください。

春めく明るい季節ですが、春の5Kには注意をしてお過ごしください。