ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2021年12月08日 (水)

ヒートショックに注意

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気象予報士の森本まりあです。
今週は寒気の流れ込みが弱く、日中は11月並みの気温となっています。
一方で、朝晩は冷え込んでいるため、1日の寒暖差が大きいですね。

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この先も気温の変化に注意が必要です。
今週末にかけては最高気温が14度~17度まで上がる予想で、
平年を上回るような暖かさとなるでしょう。
一方で、最低気温は5度~6度くらいと、日によっては10度以上差が開く見込みです。

さらに、来週になると断続的に寒気が流れ込み、日中の気温も低くなります。
冷え込みも一段と強まる見込みで、1日の気温差はもちろん、
日ごとの変化にも注意が必要となりそうです。

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また、この時期は家の中でも、場所によって大きな温度差が出てきます。
そんな中で注意をしたいのがヒートショックです。

ヒートショックとは、温度の急激な変化が体に与えるショックのことです。
血圧の大きな変動が心臓に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中に繋がる恐れがあります。

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特に冬場の脱衣所や浴室では、ヒートショックによる事故が起こりやすいです。
暖房の効いた暖かい室内から、冷え込んだ脱衣所や浴室に移動すると、血管が縮んで血圧が上昇します。
一方で、暖かい浴槽に入ると今度は血管が広がり、血圧が下がります。

この急激な変化で、脳に血液が回らず貧血状態になり、意識障害を起こしてしまうことがあるんです。

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入浴中の事故を防ぐために、上のようなポイントを心がけてください。

まず、入浴前に脱衣所や浴室を暖めておくこと。浴室に暖房がない場合は、
お風呂のふたを外しておくなど、できるだけ寒暖差が少なくなる工夫をしてみてください。

また、お湯の温度は41度以下で、つかるのは10分以内が目安です。
上がる時は急に立ち上がらず、食後すぐや飲酒後の入浴も避けるようにしてください。
そして、ご家族と暮らしている方は、入浴前に家族に一声かけておくと安心です。

ヒートショックは高齢の方ほど注意が必要です。
ぜひ対策を心がけてお過ごしください。