ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

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こんにちは、気象予報士の森本まりあです。
先週は北九州でも大雪となり、凍えるような寒さとなりました。
一方で、きょう以降は気温が上がり、
16日(土)にかけて3月並みの陽気が続く見込みです。

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日ごとの寒暖差がかなり大きくなっていますが、
この時期は家の中でも、場所によってかなりの温度差が生じることがあります。
そこで発生のリスクが高まるのがヒートショックです。

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ヒートショックとは、温度の急変が体に与えるショックのことで、
心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす恐れがあります。
お風呂場などで、気温の低い脱衣所と、
温かい湯舟との温度差などで起こりやすいとされています。

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こちらの4900人という数字は、
令和元年の家及び居住施設の浴槽における高齢者の死亡者数です。

入浴中の事故は毎年多く発生しており、
平成20年の3384人と比べると、およそ10年で約1.5倍に増加しています。

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さらに、月別に見ていくと、
1月に発生した事故が最も多く、続いて12月2月と、冬に多く発生していることがわかります。
冬季は家の中でも冷え込みや温度差が生じやすく、特に注意が必要な季節です。

ヒートショックというのは、
持病がない場合や、前兆がない場合でも起こる可能性があります。
安全に入浴するためにも、以下のようなポイントを心掛けてください。

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まず、急激な寒暖差を防ぐため、入浴前に脱衣所や浴室を暖め、
湯温は41℃以下、湯につかる時間は10分以内を目安にしてください。

また、急に立ち上がると貧血を起こすおそれがあるため、
手すりや浴槽のへりを使って、ゆっくりと立ち上がるようにしてください。

さらに、血圧が下がっている食後すぐや飲酒後の入浴は避け、
万が一何かあったときのために、入浴前に家族に一声かけておくと安心です。

ヒートショックは誰でも起こる可能性があります。
事故を防ぐため、できる対策をぜひ心掛けてください。