ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

oshiete.png

気象予報士の森本まりあです。
今週は強い寒気の影響で、厳しい寒さが続いていますね。
北九州でも雪が舞い、九州各地から初雪や初霜など、冬の便りが続々届いています。

20201216-1.jpg

今回は今後の寒さの見通しと、まもなくやってくる冬至についてお伝えします。
まずは、気温の推移から見ていきましょう。

20201216-2.png

こちらは、八幡のきのうまでの気温を振り返ってグラフにしたものです。
先週は日中15℃くらいの小春日和となったんですが、
今週は一気に10℃くらい下がって真冬の寒さです。
14日(月)の最高気温は11℃となっていますが、これは未明に観測された値で、
日中は5℃前後で推移しました。

20201216-3.png

こうした寒さの原因は、上空に流れ込んでいる強い寒気です。
こちらはけさの寒気の様子になりますが、
平地で雪を降らせるような-6℃以下の寒気が九州をすっぽりと覆っています。
福岡の上空の気温は、平年と比べると10℃近く低い状態です。

こうした強い寒気は、あすにかけて居座り、
九州北部の山地では、あすにかけて雪の積もる所がある見通しです。
山間部を運転する際など、路面状況には十分注意をするようにしてください。

20201216-4.png

また、週間予報を見ていきますと、
この先も厳しい寒さが続き、最低気温は2℃から3℃、最高気温も9℃前後の予想です。
平年より低い状態が続きますので、体調管理には十分お気をつけください。

20201216-5.jpg

そして、21日(月)には冬至を迎えます。冬至は1年の中で最も昼が短い日です。
また、暦の上では冬の折り返し地点にあたります。

「冬至冬なか冬はじめ」という言葉がありますが、この「冬なか」は、
冬至は立冬から始まり立春の前日、節分までの冬の中で、ちょうど真ん中にあたるということです。

そして「冬はじめ」というのは、
本格的な寒さがこれからやってくることを指しています。
1年で最も寒いのは1月下旬頃ということで、
1月下旬には、今日のような寒さが長く続くようになってきます。

 20201216-6.jpg

そんな寒さが厳しくなってくる冬至の習慣として、
ゆず湯に入り、カボチャを食べると良いと言われていますが、
これにはそれぞれ由来があるんです。

 20201216-7.jpg

ゆず湯は諸説あるものの、
1つは「邪気を払い、身を清める」という意味合いです。
ゆずの強い香りで邪気を払い、厄払い前の禊のために入ったとされています。

また、「縁起の語呂合わせ」という説もあります。
ゆずは「融通」がきくという言葉に、そして冬至はお風呂で体を癒す「湯治」に通じていて、
縁起が良いとされていたそうです。

 20201216-8.jpg

また、カボチャを食べる理由もいくつか説がありますが、
1つは「栄養補給」という説で、
江戸時代中期ごろには中風予防やかぜ予防に食べられていた記録があります。

また、カボチャは保存がきくという意味にかけて、「長寿の願い」を込めたという説もあります。

 20201216-9.jpg

さらにもう1つが「運気上昇」という説です。
冬至に「ん」がつく食べ物を食べると「運がつく」と言われ、
別名なんきんと呼ぶカボチャや、にんじん、れんこん、きんかんを食べると良いとされています。

冬至にかけて寒さが続きますので、
ぜひゆず湯で温まったり、「ん」がつく食べものを食べたりして栄養補給なさってください。