ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

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こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
今週は青空が広がり、過ごしやすい陽気の日が続きましたね。

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今年は九州北部の梅雨入りが遅れていて、6月に入っても少雨の傾向が続いています。
現在、家庭などに送る水の量を抑える「減圧給水」が行われている行橋市では、
5月1日から6月10日までの総雨量が67.5ミリと平年の3割程度となっています。
今後も節水を心掛けたいですね。

さて、先月から運用が始まった5段階の「警戒レベル」
どのようなものかご存知でしょうか?

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5段階の警戒レベルと防災気象情報|気象庁ホームページより

大雨の際に発表される気象警報や避難勧告などの情報が
5段階の警戒レベルに分けられ、
住民が取るべき避難行動が記されています。
去年の西日本豪雨では気象警報や避難勧告など
多くの防災情報が発表されましたが、
必ずしも住民の避難に結び付いていない実態が浮き彫りとなりました。

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こちらは西日本豪雨の際に、北九州市内で避難指示や
避難勧告が出された地区に住む
合わせて19万6755人のうち、実際に避難所に避難した人の割合です。
避難率は低く、背景の一つには
「避難のタイミングがわからなかった」というのもあるようです。
そこで国は、危険度や住民が取るべき行動を端的に伝えるため、
防災情報を5段階の警戒レベルに分けることにしました。

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各段階ごとに見ていきましょう。
まずレベル1は最新情報に注意、レベル2は避難方法を確認する段階です。
レベル3は自治体から避難準備の情報が出され、高齢者や体の不自由な人、
小さなお子さんがいるご家庭では避難を始める段階です。
レベル4は自治体から避難指示や避難勧告が出され、
対象地域の全員が避難する段階となります。
そして、最も危険なレベル5の段階では、
すでに災害が発生している可能性が高く、
この時に避難を始めても手遅れになる可能性があります。

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内閣府「警戒レベルに関するチラシ」(表面)|内閣府ホームページより

皆さんにまず覚えておいて欲しいのは、「警戒レベル4で全員避難」ということです。
また、この警戒レベルは必ずしも1、2…と順番に出されるわけではありません。
日ごろから自宅周辺の危険な場所を確認したり、
市区町村からのハザードマップを見て避難場所を調べるなどして、
いざという時にすぐに避難できるようにしておくことが大切です。
自分自身や大切な人を守るためにも、日ごろから準備をなさってください。