ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

教えて!まりあの暮らしと天気!

2020年10月21日 (水)

一雨ごとに秋深まる

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気象予報士の森本まりあです。
昨日までは爽やかな秋晴れが続いていましたが、今夜からは雨となりそうです。

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天気は短い周期で変化していて、一雨ごとに季節が前進していきます。
今回は、秋が深まるこの時期の天気をお伝えします。

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まずは、ここ数日の天気を振り返って見ていきましょう。
こちら八幡西区の一週間の天気ですが、傘マークと晴れマークが交互に並んでいて、
天気は短い周期で変化していることが分かります。
今夜からあす22日(木)にかけては、再びまとまった雨になる見通しです。

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雨が降るのは今夜遅くからで、あす昼前にかけては雨脚の強まる所もあるでしょう。
また、午後にかけても雨が降りやすく、傘が活躍する1日となりそうです。
そして、雨の後は冷たい空気が流れ込むため、気温が下がる見通しです。

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今の時期、このように降る雨を「一雨一度」と言いますが、
雨が降るたびに気温が下がり秋が深まっていきます。
今回も雨が降る22日(木)より、雨が止んだ後23日(金)以降に冷える予想となっています。

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23日(金)以降は天気が回復しますが、日中の気温は19℃くらいと平年を下回る見込みです。
24日(土)頃にかけて冬型の気圧配置となるため、北西の風が冷たく感じられるでしょう。
冬型の気圧配置となるのは一時的ですが、
この先はこうした冷たい北西風、木枯らしが吹く季節が近づいています。

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木枯らしは晩秋から初冬に吹く、木の葉を吹き散らしてしまうような冷たい北寄りの風で、
一時的な冬型の気圧配置の時に吹くことが多いです。
気象庁が木枯らし1号を発表しているのは、東京と近畿地方のみですが、基準を見て見ましょう。

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期間はちょうど今頃、10月半ば~11月末まで、
西高東低の冬型気圧配置で、西北西~北寄りの風が最大8m/s以上吹くことです。
観測は11月に入ってからが多いですが、
北九州周辺でも同じころ、晩秋にかけて風が冷たくなっていきそうです。

この先も、雨のち風が冷たくなり、また晴れ間が戻る、
そうして天気が周期変化しながら季節が先へと進んでいきそうです。

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気象予報士の森本まりあです。
台風も過ぎ去り、澄み渡る秋晴れの空が気持ち良いですね。
季節が進み、朝晩の冷え込みも強まっています。

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強い冷え込みは、紅葉の色付きのスイッチとなります。
今回は今年の北九州・筑豊地方の紅葉情報についてです。

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紅葉は最低気温が8℃以下になってから数日で始まり、
8℃を下回って2週間程度で見頃を迎えます。
英彦山など標高の高い山では、もう色付きのスイッチが入っており、
10月終わりから11月上旬にも見頃に入っていきそうです。

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そのほか、北九州・筑豊地方の紅葉スポットの見頃予想です。
小倉城や藤江氏魚楽園など、平野部では11月下旬から見頃となりそうです。
門司区にある白野江植物公園はもう少し遅く、
12月上旬から中旬に色付きのピークを迎えるでしょう。
今年は気温が高いため、平年よりやや遅くなる予想となっています。

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さて、きれいな紅葉が見られるかどうかは、気象条件が大きく関係しています。
1つは台風の影響が少ないこと、2つめは夏から秋にかけての日照時間が長いこと、
3つめは秋に入ってから昼夜の寒暖差が大きくなることです。順に見ていきましょう。

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まず1つめの台風ですが、今年は上陸こそないものの、
台風9号10号が続けて九州に接近しました。
この影響で、強風で葉が散ってしまったり、
塩害により葉が枯れ落ちてしまったものもあるようです。
沿岸部ほど影響は大きく、今年は葉がやや少なめとなるかも知れません。

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また、夏~秋の日照時間も振り返ってみました。
7月は梅雨明けが遅くなった影響で日照時間は短く、平年の半分程度となりました。
ただ、8月の日照は261時間で平年より長く、9月もほぼ平年並みとなっています。
また、10月もこれまでは良く晴れた日が多く、ほぼ平年並みの日照を見込んでいます。
8月以降は日差しがしっかり届いているので、色付きは期待できそうです。

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最後のポイントは昼夜の寒暖差です。
北九州・筑豊地方で紅葉が最も早く始まる英彦山の予想を見ていきましょう。

この先は晴れる日が多くなるということで、
放射冷却現象による冷え込みと、
日射による気温の上昇とで日較差が大きくなりそうです。
最低気温は、紅葉が進む目安となる8℃以下が続く見込みで、
最高気温は18℃前後まで上がる予想となっています。
寒暖差の面からも、色付きは順調に進んでいきそうです。

英彦山はあと2週間ほどで見頃を迎える見通しです。
平野部ではまだまだ先となりますが、山沿いから紅葉の季節となっていきそうです。

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気象予報士の森本まりあです。
現在、台風14号が日本の南海上を北上しています。
今回は14号の進路や特徴などをお伝えします。

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まずは、雲の様子です。
きょう正午現在、沖縄の南で渦を巻いているのが台風14号に伴う雲で、
台風の北側には秋雨前線に伴う雲が連なっています。
前線の影響で太平洋側の地域では午後から雨が降り出す見込みで、雨が長く続くでしょう。

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一方、台風14号の予想進路を見ていくと、
あす(木)にかけては強い勢力で沖縄の大東島地方に接近する予想となっています。
大東島地方は今夜から風が強まり、あすは西寄りの暴風が吹き、大しけとなるでしょう。

さらに、9日(金)以降は次第に進路を東寄りに変える予想となっていて、
西日本に近づく恐れが出ています。
ただ、11日(日)~12日(月)の予報円の直径は1000キロ前後と、
台風がどこにいくのか、まだ進路が定まっていない状況です。

予報円が大きいと台風が大きくなると誤解されることもあるのですが、
予報円が示しているのは、台風の中心が70%の確率で入る範囲です。
円が大きいほど進路の不確実性は高く、最新の情報に注意が必要です。

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また、今回の台風14号ですが、
秋台風としては珍しいくらいの遅い速度で進んでいきそうです。

上図は一般的な秋台風の進路を模式図にして表したものです。
秋の台風は、通常、太平洋高気圧の縁を回るようにして進んだ後、
上空の偏西風に流され、速度を上げて進みます。

平年だと偏西風は、この時期本州付近を流れていますが、
今回は更に北、北海道付近を流れている見通しです。
このため台風の動きが遅く、
台風本体が近づく前から雨が降る太平洋側などで、影響が長引く恐れも出ています。

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北九州周辺では、あすも風や波の影響を受けるでしょう。
沿岸部を中心に最大風速15m/sが予想され、波は外海で3mの見込みです。

その後、9日(金)~10日(土)にかけては、
台風の進路によって荒れた天気となる恐れもあり、最新の情報に注意が必要です。

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また、台風14号は10月に入って1個目の台風となりますが、
10月はまだまだ台風シーズンです。

これまでの発生状況を含めて見ていくと、
8月9月とほぼ平年並みのペースで台風が発生していて、10月の平均は3~4個です。
そのうち1~2個は日本に接近しており、まだまだ注意が必要です。

台風14号を含め、今後の台風の情報にも十分お気をつけください。

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気象予報士の森本まりあです。
最近は気持ちの良い青空が続いていて、とっても過ごしやすいですね。
そろそろキンモクセイが香り始める頃でもありますから、
ぜひ秋を感じにお散歩に出かけてみてはいかがでしょうか?

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さて、今回は、このところ続く秋晴れについてと、
あすの中秋の名月について詳しくお伝えします。

まずは天気から見ていきましょう。
ここ数日は晴天が続いているということで、
27日(日)~29日(火)までの日照時間は連日8時間を超えています。

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さらに、10月も秋晴れは続いていくということで、
この先の予想も、ずらりと晴れマークが並んでいます。
あす・あさっても10時間以上の日照時間が期待できそうですから、
この機会に衣替えなどを進めておくと良いかも知れません。

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また、秋の青空が高く澄んで見えるのは、
空気が乾燥していて空気中の水蒸気量が少ないこと、
地表面が冷やされて空気の対流が起こりにくくなることが理由です。
あすも湿度は40%台まで下がる見込みで、朝晩の冷え込みも強まるでしょう。

晴れて空気が乾燥し、夜に冷え込む日は、澄んだ夜空に綺麗な月が浮かびます。

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あす10月1日は中秋の名月です。
秋の草花を飾ったり、お団子などをお供えしてお月見を楽しむとともに、
五穀豊穣を祝い、実りの秋に感謝する日でもあります。

中秋の名月は旧暦の8月15日と決まっているので、必ずしも満月と重なるわけではありません。
今年の満月はあさって10月2日です。

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さらに、中秋の名月、前後の月にも様々な名前が付いています。
まず、今夜9月30日は中秋の名月を待つ待宵です。
そして、十五夜の次は、十六夜・立待月・居待月・寝待月と続きます。

これは月の出が次第に遅くなることから付いた名前で、
お月様を立って待つか座って待つか、寝て待つかが由来です。
また、十六夜はためらいを意味していて、十五夜より月の出がやや遅く、
ためらうように夜空にのぼることからそう呼ぶようになったと言われています。

今夜の待宵は雲の合間からとなりそうですが、
中秋の名月は澄んだ夜空とともに楽しめそうです。
その後も秋晴れの日が多くなりますから、
ぜひ暖かくして秋の綺麗な月を楽しんでみてください。

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気象予報士の森本まりあです。
9月22日は秋分の日で、いまは秋の彼岸の期間です。

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彼岸の頃には暑さも和らぎ、彼岸の中日を境に秋の夜長が始まります。
今回は秋の気温変化と日の長さがテーマです。

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まずは、秋の彼岸から改めて見ていきましょう。
祖先を敬い、亡くなった人の霊をしのぶ秋彼岸、今年の彼岸の入りは9月19日でした。
彼岸の中日である秋分の日は9月22日、彼岸の明けは9月25日です。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もありますが、この時期になると暑さもおさまり、秋らしい気温の日が増えていきます。

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八幡西区の9月の気温推移を見ていきましょう。
前半は赤色の表示で平年を上回る日が多く30℃を超える日も続いていましたが、後半は青色で平年を下回り、
涼しくなっています。暑さが和らいで過ごしやすい日が増えてきました。

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さらに、この先の天気と気温を見ていくと、24日(木)は雨が降る影響で、前日より3℃前後気温が下がる
見込みです。25日(金)以降も最高気温は平年並みか低く、25℃前後となるでしょう。

また、晴れる日ほど注意が必要なのが、朝晩と日中との気温差です。
放射冷却が強まり冷え込むようになると、1日の気温差は10℃くらいまで開いてきます。
服装選びにお気をつけください。

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気温と服装の目安も見ておきましょう。
日中はまだ25℃前後まで上がるため、半袖で過ごせそうですが、朝晩は20℃を下回るということで
カーディガンや薄手のジャケットなどで重ね着をすると、ちょうど良いかもしれません。
また、内陸部では、来週になると最低気温が15℃を下回ってくる予想です。そろそろ秋物のコートなども
準備しておくと良さそうです。

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※きょう:放送日の9月23日

そして、秋分の日を境に秋の夜長も始まっています。
北九州の日の入りの時刻を見ていくと、1か月前の8月23日は午後6時54分でしたが、9月23日は午後6時12分、さらに1か月たつ頃には日の入りが午後5時台になってきます。

「秋の日はつるべ落とし」というように、秋の夕暮れ時は一気にあたりが暗くなります。この時期に一層注意をして欲しいのが交通事故です。

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こちらは警察庁が調べた、時間帯別の死亡事故発生件数をまとめたものです。
特に多くなっているのが午後5時台~7時台で、だいたい日没の頃、暗くなり始める時間にグッと増えている
ことが分かります。

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さらに、日の入り1時間前後の月別事故発生件数を見ると、日没が日ごとに早くなる10月~12月にかけて大幅に増えていることが分かります。

夕暮れ時は人の目が暗さの変化になれず、事故が起こりやすい時間帯です。
ドライバーの方は早めにライトを点灯したり、速度を落とした慎重な運転を心掛けるようお願いします。

この先も日ごとに秋が深まっていきそうです。
気温の変化や、夕暮れ時の交通事故などにも注意をしてお過ごしください。

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気象予報士の森本まりあです。
朝晩を中心に気温が下がり、過ごしやすい日が増えてきましたね。
週前半はカラッとした秋晴れでしたが、
きょうは秋雨前線の影響でスッキリしない天気となっています。

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秋雨前線はしばらく停滞を続けるということで、週末にかけては秋の長雨となりそうです。
今回はこの秋雨をテーマに書いていこうと思います。
まずは天気図から見ていきましょう。

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こちらは、けさの実況天気図で、日本の南に長くのびているのが秋雨前線です。
9月半ばになると夏の太平洋高気圧は次第に勢力を弱め、
北からは秋の冷涼な空気が流れ込むようになってきます。
この夏と秋の空気の境目に出来るのが秋雨前線で、季節の変わり目に現れるものです。

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この時季に降る秋の雨ですが、様々な名前がついています。
ちょうど今週あたり、秋の長雨の季節に入ることを「秋入梅(あきついり)」と言ったり、
秋の長雨を「秋霖(しゅうりん)」と言ったりします。

その他にも秋の雨で空気が冷たくなることを「秋湿り」と言ったり、
秋の美しい月を隠してしまう雨ということで「月の雨」と表現したりすることもあります。

この先は週末にかけて雨が続くということで、まさに「秋霖」となりそうです。

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週間予報を見ると、20日(日)のはじめ頃にかけて雨が降る予想となっていて、
17日(木)~18日(金)は降り方が強まる可能性があります。

また、この雨と共に気温も下がる予想で、日中も秋を感じられる涼しさとなるでしょう。
最高気温は18日(金)以降25℃前後となっていて、9月下旬~10月並みの予想です。
また朝晩は17℃前後と肌寒く感じるくらいになりそうです。
羽織り物を用意したり、長袖を準備したりしておくなど、服装選びにお気をつけください。

そして、きょう午前3時には台風11号が発生しました。
この先は秋雨前線+台風による大雨にも注意が必要です。

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日本付近に前線が停滞している時期に台風が発生すると、
台風からの湿った空気が前線を刺激して雨が強まることがあります。

台風11号に関しては今後ベトナム方面へと進むため日本に影響をもたらすことはなさそうですが、
いまは台風シーズンということで、今後の台風発生にも十分注意が必要です。

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気象予報士の森本まりあです。
段々と朝晩の気温が下がってきて、季節は少しずつ秋に向かっています。

先週「暮らしと天気」のコーナーで、門司区にある白野江植物公園に行ってきました。
今回は、そちらで見つけた秋の草花をご紹介します。

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公園内に入って早速見つけたのは、紫色のヤブランです。
花が麦の穂のように咲いているのが特徴です。

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一方で、同じヤブランでも花が広がるように咲くものがあります。
こちらは「打上げ花火」という名前で、白野江植物公園で見つかった新品種です。
8月の関門海峡花火大会の頃に咲き始め、形が打ち上げ花火に似ていることが名前の由来です。

また、秋の草花と言えば忘れてはいけないのが秋の七草です。
この時季は園内で3種類の草花を見ることができました。

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【キキョウ】

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【オミナエシ】

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【ススキ】

今年はオミナエシの色付きが特に良いそうで、鮮やかな黄色が目を引きます。
また、ススキは穂をつけ始めたばかりで、見ごろを迎えるのは10月から11月頃ということでした。

秋の七草には、このほかにもナデシコやフジバカマ、クズやハギがあります。
ナデシコは見ごろを過ぎていますが、その他の草花はこれから見ることが出来るそうです。

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そして、園内にちらほらと姿を見せていたのがヒガンバナです。
赤い花のイメージがありますが、白野江植物公園では9月中旬から下旬に、
およそ3万球のシロヒガンバナを見ることができます。
私も去年見ましたが、一面に咲くシロヒガンバナはとても幻想的でした。

今年は気温が高く、雨もかなり降っているということで、
花全体の開花時期が早まっている傾向にあるそうです。
また、秋の七草は一斉に咲くわけではなく、夏から秋にかけて順番に咲いていきます。
公園を管理している方は、ぜひ移り変わる花々と景色を楽しんで欲しいと話していました。

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さて、天気の方も、少しずつ秋の気配を感じられるようになりそうです。
最高気温が30℃を超える真夏日は少なくなり、この先は熱帯夜もないでしょう。
朝晩の気温は22℃前後と涼しく感じられそうです。
また、天気も周期的に変わり、この先は一雨ごとに季節が秋へと進んでいきそうです。

ぜひ草花や空模様の変化から、季節の移り変わりを感じてみてください。

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気象予報士の森本まりあです。
昨日は糸島市や太宰府市で38.5℃、福岡市でも38℃と記録的な暑さとなりました。
この暑さと現在発生している台風8号は関連しています。

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今回は台風8号についてと、暑さはいつまで続くのか見ていきたいと思います。
まずは台風の情報です。

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台風8号は、26日(水)現在、非常に強い勢力に発達し、北上を続けています。
台風の北上に伴って風が強まり、波の高い状態が続いています。

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台風が発達している原因は、平年より高い海面水温にあります。
上図は台風の進路と日本付近の水温を表していて、
オレンジ色で塗ってある部分が27℃以上、そして赤色は30℃以上のエリアです。

台風が発達、あるいは勢力を維持する目安となる海面水温は27℃以上とされていますが、
台風はこれまで30℃以上の海域を進んでいて、明日にかけても27℃以上のエリアを進む見通しです。
これは平年と比べて2℃前後高い温度で、この影響で台風は発達を続けています。

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正午までに観測されている最大瞬間風速は、
鹿児島県で17.5メートルなどとなっていて、
北九州市周辺でも15メートル近い風が吹いています。

この影響で波の高くなっている所もあり、強風や高波に十分注意が必要です。
風や波のピークは今日となりますが、明日27日(木)も影響の残る所があるでしょう。

そして、もう1つ注意が必要なのが暑さです。
昨日糸島市や太宰府市、福岡市で38℃を超えたのは、台風に吹き込む東風が山地を越え、
フェーン現象が発生したからです。

北九州市周辺でも厳しい残暑が続いていて、
気象台はおととい「長期間の高温に関する気象情報」を発表しました。

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高温が続いている8月4日~23日にかけて、
最高気温の平均は、添田町と飯塚市で34.4℃、行橋市や八幡西区でも34℃近くとなっています。
平年差は2℃前後高くなっていて、この状態は今後2週間程度続く見込みです。

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16日先までの気温の予想を見ていくと、
35℃前後の猛暑は9月初めにかけて続く予想で、その後も32℃くらいと真夏日が続くでしょう。
そして、最低気温もかなり高く熱帯夜が続く見込みです。
引き続き、熱中症には十分注意をしてお過ごしください。

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昨日発表された3か月予報によると、高温傾向は10月にかけても続く見通しです。
気温が平年並みに戻るのは11月となるでしょう。

天気は周期的に変わりますが、
10月は秋雨前線などの影響で、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうです。
そして、台風シーズンは10月頃にかけて続きます。

この先も、続く残暑や台風の情報にお気をつけください。

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気象予報士の森本まりあです。
連日強い日差しが照り付け、猛暑が続いています。
みなさまは夏バテなどしていませんか?

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今回は続く猛暑と、夕立や虹といった盛夏の天気についてです。
さっそく暑さから見ていきましょう。

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先週から筑豊・京築エリアで35℃を超える猛暑日が続いています。
行橋でも猛烈な暑さとなっていて、昨日までの1週間の気温を振り返ると、
15日(土)には37.3℃と観測史上5番目に高い気温を観測、その後も体温並みの暑さが続いています。

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また、八幡でも平年を上回る暑さが続いていて、14日(金)には36.4℃を観測しました。
この暑さはいつまで続くのか、この先の予想も見ていきましょう。

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35℃前後の猛暑は、21日(金)までとなりそうです。
22日(土)~23日(日)は天気が崩れる影響で、暑さは多少しのぎやすくなりますが、
その後はほぼ横ばいということで、平年を上回る厳しい残暑が続くでしょう。

また、最低気温も25℃以上の熱帯夜が続きます。
日中はもちろん、夜間の熱中症にも十分お気をつけください。

さて、ここ数日は猛暑に要警戒でしたが、
この先は湿った空気が流れ込む影響で、天気の急変にも注意が必要となりそうです。
夏の空の特徴も見ていきましょう。

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夏によくみられる雲と言えば、こうしたモクモクとした積雲です。
この積雲は発達すると積乱雲となります。

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積乱雲は入道雲や雷雲とも言い、急な雨や雷雨をもたらします。
雲は「1つ、2つ」と数えることも出来ますが、
このように大きな積乱雲の場合は「座」を使って数えます。

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この「座」という数え方は、もともと座っている仏様を数える時に使う言葉で、
大きな積乱雲を大仏様に見立てたことから、この数え方を使うようになったとされています。
また、この大きな雲は天気の急な変化をもたらします。

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積乱雲の下では、ザッと降る雨のほかに、落雷や突風、あるいはひょうが降ることもあります。

積乱雲は下から見ると黒い雲ですから、真っ黒な雲が近づいてきたり、
雷の音が聞こえてきたり、急に冷たい風が吹いたりしてきた時に注意が必要です。
こういった場合には、近くの頑丈な建物などに移動をするようにしてください。

また、このような現象は局所的に起こることが多く、夕立は数十分で止むことがほとんどです。
雨が止んだ後は虹を見るチャンスです。

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虹は8月に最も多く見ることができ、夏の季語にもなっています。
空気中の水滴の中で、光が反射・屈折することででき、
太陽高度が高い夏の時季は、朝か夕方がチャンスです。
雨の後は、ぜひ太陽の反対側の空を見上げてみてください。

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気象予報士の森本まりあです。
梅雨明け後は夏の日差しが照り付けて、猛暑が続いていますね。
また、8月に入ってからは台風も続けて発生しています。

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今回は、そんな台風についてと、続く猛暑がテーマです。
まずは、現在発生している台風4号の情報から見ていきましょう。

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3日(月)に沖縄の先島諸島に接近した台風4号ですが、
きのう4日(火)に中国大陸に上陸した後、進路を東寄りに変えています。

大回りのコースを通っているのは、日本付近で高気圧が勢力を強めているからで、
この影響で九州では猛暑が続いています。

台風は、あす6日(木)に温帯低気圧に変わる予想ですが、
低気圧に変わった後は北海道方面に進み、北日本では荒れた天気となるおそれがあります。
九州付近も湿った空気の影響で、曇りや雨の天気となるでしょう。

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これからは、台風シーズンに入っていきます。
平年の月別台風発生数を見ていくと、8月は最も多い約6個となっています。
さらに、接近数は3~4個、上陸数は約1個です。
九州北部も8月~9月に台風が接近することが多く、注意が必要です。

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また、今年は台風の発生状況が特徴的な年となっています。
平年ですと、7月は台風が3~4個ほど発生しますが、
今年は統計開始以来、初めて台風の発生がゼロの年となりました。

ただ、8月になるとフィリピン近海の対流活動が活発になり、台風が続けて発生しています。
今後も台風の発生は増える可能性があるでしょう。
そして、もう1つ気を付けたいのが暑さになります。

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こちらは北九州市消防局がまとめた、梅雨明け前後の熱中症の救急搬送者数です。

人数は速報値になりますが、梅雨明け前の3日間は7人だったのに対し、
梅雨明け後は37人と大幅に増加していることが分かります。
また、高齢者の熱中症も増えているということで、今まで以上に警戒が必要です。

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環境省によると、高齢の方が熱中症になりやすいのは、
暑さを感じにくくなったり、のどの渇きを感じにくくなるからとされています。
部屋に温度計を置いて、室温が28℃を超えないよう心掛けたり、
1日1.2Lを目安に、時間を決めてこまめに水分をとるなど、対策をなさってください。

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また、小さなお子さんやペットの熱中症も気にかけてあげる必要があります。
晴れている時は、地面に近いほど気温が高くなります。

通常気温は1.5mの高さで測っていますが、その気温が32℃の場合、
50㎝の高さでは35℃、さらに地面に近い5㎝では36℃以上となります。
大人が暑いと感じるときは、お子さんやペットはさらに高温にあるということですから、
より気を配ってあげることが大切です。

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週間予報を見ると、7日(金)~8日(土)にかけて曇りや雨で猛暑も和らぎそうですが、
その後は再び夏空と暑さが戻る見通しです。内陸部を中心に35℃以上の猛暑日となるでしょう。

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また、気象台からは高温に関する早期天候情報も出ています。
九州北部は9日(日)頃から、平年+1.6℃以上とかなりの高温になることが予想されています。
熱中症や農作物の管理なども注意が必要です。
連日の暑さで疲れがたまっている頃かと思いますが、この先も体調に気を付けてお過ごしください。