ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

教えて!まりあの暮らしと天気!

2021年07月21日 (水)

4連休の天気は?

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気象予報士の森本まりあです。
照り付ける太陽に、セミの大合唱!まさに夏本番ですね。

あすから4連休という方も多いと思いますが、
今回はその連休の天気や台風情報をお伝えします。

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まず天気ですが、マークはずらりと晴れ、晴れ、晴れ、晴れ。
夏の高気圧に覆われて、北九州周辺では晴天傾向が続く見通しです。
ただ、強い日射や気温の上昇に伴って、
午後は山沿い中心ににわか雨の可能性があります。局地的な雨にご注意ください。

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また、続く厳しい暑さにも注意が必要です。
こちらは北九州市の熱中症救急搬送者数をグラフにしたものですが、
この1か月は週を追うごとに増加していて、
梅雨明けの発表があった7月13日の週は31人とことし最も多くなりました。

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室内での熱中症も増えています。
暑い日は我慢せずエアコンを使用し、
部屋の温度は28度以下になるよう心掛けましょう。

また、車内での熱中症にも注意が必要です。
気温35度の炎天下に駐車した車内では、
窓を閉め切った状態でのエンジン停止後、わずか15分で危険な暑さとなります。
短い時間でも、お子さんやペットを残して
車を離れることは絶対しないようにしてください。

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(※最新の予想進路はこちらでご確認ください。)

さて、北九州周辺は連休中広く晴れますが、
沖縄には台風6号が近づいています。

台風6号はゆっくりと西寄りに進み、23日(金)に
非常に強い勢力で先島諸島にかなり接近する見通しです。
沖縄では猛烈な風が吹き、雨量も多くなる見込みです。
沖縄方面は、大荒れの天気に厳重な警戒が必要です。


また、もう1つ発生している台風7号は、あすまでに熱帯低気圧に変わるでしょう。
どちらも北九州周辺への直接的な影響はなさそうです。

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気象予報士の森本まりあです。
梅雨明けとともに夏の暑さがやってきました。

とにかく涼しい場所に行きたい!ということで、
今回はスタジオを飛び出し、平尾台にある千仏鍾乳洞へ行ってきました!

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千仏鍾乳洞は、小倉南区平尾台の地下に広がる巨大な洞窟で、
全長は数キロにも及ぶと言われています。
今回は800m付近をゴールにし、管理人の方と探検してきました。

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中はとにかく涼しく、気温は年間を通じて16度前後。
太陽光が入らないことに加え、外気との接触も少なく、とても快適です。

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狭い洞窟内を進んでいくと、待っていたのは冷たい清流です。
水温は14度くらい、足がひりひりするくらいの冷たさでした。

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流れる水は平尾台に降り注ぐ雨水で、
大雨の時は立入が危険なほどの水位になることもあるそうです。
水の中を進む鍾乳洞は全国でも珍しいそうで、私も冒険気分を味わえました!

鍾乳洞探索後は、名物カルスト饅頭をいただきました。
夏のひんやりスポット、暑い日にまた満喫しに行きたいです。

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気象予報士の森本まりあです。

夜は25度以上の熱帯夜、昼は30度以上の真夏日、湿度も高い…
連日、嫌になるほどの蒸し暑さですね。私もついにエアコンデビューしました。

北九州市内では、4日(日)までの1週間で15人の方が熱中症で救急搬送されていて、
室内での熱中症や、夜間の熱中症も発生しています。
家で過ごす時や夜寝る時も、油断せず対策をすることが必要です。

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家で過ごす場合、室内の温度は28度を超えないように心がけましょう。
暑い日は無理せずエアコンを使い、風を送るようにしてください。
そして、1時間ごとにコップ1杯など、こまめに水分をとることも大切です。

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また、夜寝る前や朝起きた時の水分補給もポイントの1つです。
熱帯夜の蒸し暑い夜は、適宜エアコンを使用して暑さを避けるようにしてください。
この先も気温の高い日が続きますので、熱中症対策は万全にお願いします。

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さて、蒸し暑さの原因は梅雨前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気にありますが、
この前線が週末にかけて対馬海峡を南下する予想です。

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福岡では、9日(金)から11日(日)にかけて、警報級の大雨となるおそれがあります。
活発な雨雲の掛かる位置や雨量の予測にはまだ幅があり、最新の予報に注意が必要です。
こまめに気象情報を確認し、いまできる備えをなさってください。

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側溝や雨どいなどの掃除は、雨が降っていないタイミングで行いましょう。
また、避難用品の準備や避難経路の確認も大切です。
自分の住む地域の災害リスクを確認し、
いざという時はすぐ行動できるように、ぜひ、いまのうちに備えをお願いします。

2021年06月30日 (水)

7~9月の天候は?

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気象予報士の森本まりあです。
あすから7月に入り、九州北部は梅雨末期を迎えます。

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今回は先週発表された3か月予報から、
梅雨末期の予想や、夏の天候の見通しをお伝えしていきます。

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まず7月前半になりますが、前線が九州付近に停滞しやすくなり、
曇りや雨の天気が続くようになりそうです。
九州北部では平年並みの降水量が予想されています。

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八幡の7月の降水量は、平年で300ミリ以上となっていて、
このおよそ半分が7月上旬に一気に降ります。
激しい雨や非常に激しい雨が降りやすいのもこの時期です。

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激しい雨や非常に激しい雨といった雨の強さは、
1時間に降る雨量で用語を使い分けています。

激しい雨は1時間に30ミリ以上50ミリ未満、
非常に激しい雨は50ミリ以上80ミリ未満、それ以上は猛烈な雨です。

こうした大雨が降り続くと、災害発生の危険度は高くなります。
7月には梅雨前線が九州付近に停滞しやすくなりますので、
雨の降り方に十分お気をつけください。

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その後7月後半になると、夏の太平洋高気圧が勢力を強めてくる見通しで、
晴れる日が多くなりそうです。

九州北部の平年の梅雨明けは7月19日頃ですが、
ことしはこの平年日から大きくずれることはないかと見ています。

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また、8月~9月は、
夏の暑さをもたらす太平洋高気圧とチベット高気圧の勢力が強まり、
全国的に暑くなることが予想されています。

8月は北日本と東日本、沖縄・奄美で平年並みか高く、
9月には、西日本を含めた全国で気温が高くなりそうです。
残暑が厳しくなるでしょう。

梅雨末期の大雨の後は、暑い夏がやってきそうです。

2021年06月23日 (水)

梅雨時の食中毒に注意

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気象予報士の森本まりあです。
きょうも晴れて暑くなりましたが、週末には梅雨空が戻る見込みです。
次第に蒸し暑さが増す梅雨時は食中毒に注意が必要です。

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厚生労働省によると、気温・湿度ともに高くなる梅雨時は、
細菌が増殖しやすく、O157やカンピロバクターと言った細菌性の食中毒が増えるそうです。

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食中毒を予防する3原則は「つけない・増やさない・やっつける」です。

「つけない」では、細菌を食材つけないため、こまめに手を洗ったり、
なま物と他の食材とで調理器具を分けることがポイントです。
「増やさない」では、菌の増殖を防ぎます。
菌は高温多湿な環境で増殖しますから、
買った食材はすぐに冷蔵庫で低温保存するよう心掛けましょう。
そして、殺菌・消毒で菌を「やっつける」。
なま物にはよく火を通し、加熱処理を行うようにしてください。

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この先は週末以降、梅雨前線が次第に北上してくる見込みです。
これまでの晴れの天気から一転し、曇りや雨の梅雨空が続くようになってきます。
蒸し暑さも増してくるため、食中毒にはより注意が必要です。

また、次第に梅雨末期の大雨シーズンへと入っていきます。
今後の雨の降り方にも十分お気をつけください。

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気象予報士の森本まりあです。
6月も中旬に入り、梅雨末期の大雨シーズンが近づいています。

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梅雨末期の豪雨で甚大な被害をもたらすのが「線状降水帯」です。
発生・発達する積乱雲が線状に連なり、同じような場所で非常に激しい雨が降り続きます。

気象庁ではあすから、この線状降水帯の発生を知らせるため、
「顕著な大雨に関する気象情報」の運用を開始します。

線状降水帯を事前に予測することは難しいですが、
災害の危険度を急激に高める現象として発生情報を発表し、
いままさに災害が迫っているという危機感を伝えるのが目的です。

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「顕著な大雨に関する気象情報」は、線状降水帯というキーワードを用いて発表されます。
発表された時には、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が高まっています。

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「顕著な大雨に関する気象情報」は、
警戒レベル4相当以上の時に発表されますので、
すでに自治体から避難情報が出されている可能性が高いです。

この情報は、より危険が迫っているということを伝える補足的な情報となりますから、
土砂災害や洪水のリスクが高い地域にお住まいの方は、
この情報を待つことなく、早め早めに避難をすることが大切です。

新たな情報も活かして、大雨の際は命を守る最善の行動をとってください。

2021年06月09日 (水)

連日真夏日に 熱中症に注意

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気象予報士の森本まりあです。
今週は梅雨の晴れ間が続き、夏のような暑さとなっています。
きょう正午までの最高気温は、北九州で31.4度を観測しています。

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暑さの原因は、強い日射と九州付近に流れ込んでいる暖気です。
あすにかけて同じような気圧配置が続き、晴天と暑さが続くでしょう。

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梅雨の晴れ間は、熱中症になりやすい条件が重なります。
雨が降った先週と比べると気温は10度ほど高くなっていて、急に暑くなっています。
さらに、この時期は体が暑さに慣れていないため、より一層の注意が必要です。

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北九州市内では、先週までに13人の方が熱中症で救急搬送されています。
特に子どもや高齢者の人数が多くなっている状況です。

北九州市は、公園など屋外では、周りの人とできるだけ2m離れ、
十分な距離がとれる時はマスクを外すよう呼び掛けています。
また、市の教育委員会は市立の小中学校などに対し、体育の授業では、
実際に運動するときはマスクを外すように通知しているということです。

屋外で運動や作業をされる際は、適宜マスクを外すことも対策につながります。

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また、室内でも我慢をせず、必要に応じてエアコンを使うようにしてください。

エアコンの試運転がまだという方は、できるだけ今のうちにしておきましょう。
手順としては、まず電源やリモコン、室外機などを確認し、フィルターの清掃を行います。
冷風が出るかは、温度を16~18度に設定し、10分程度運転してみて確認しましょう。
さらに30分運転をして、動作に問題がなければ大丈夫です。

ことしも、新型コロナウイルス対策で、家で過ごす時間が長くなるかと思います。
ぜひ今のうちに確認し、家で過ごす際も熱中症対策を心掛けてください。

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気象予報士の森本まりあです。
6月に入りあじさいがきれいに色付いています。
今回は、若松区にある高塔山公園を訪ねてきました!

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高塔山公園には、約7万株、およそ150種類のあじさいが植えられています。
大振りで丸みを帯びた西洋アジサイは5分咲きくらいで、6月中旬にかけて見頃となります。

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こちらは、西洋アジサイのダンスパーティという品種です。
星咲きあじさいとも呼ばれ、四方に星のように伸びた姿が特徴です。

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こちらはヤマアジサイの紅(クレナイ)という品種です。
咲き始めは真っ白ですが、日に当たると赤く色づき、
美しいグラデーションを楽しむことができます。

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こちらは、英彦山が原産の王冠(オウカン)です。
小ぶりな花も可愛らしいですが、名前の由来は王冠のような黄色の葉っぱです。

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甘い香りがする花もありました。
真っ白なこちらは、岩に絡みつくように咲くイワガラミです。

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8年前に育て始めてから少しずつ花の数が増えていき、
ことしは去年の5倍以上もの花をつけているんだそうです。

ことしは暖かさが続いた影響で、例年よりも1週間から10日ほど早く開花しています。
色付きも花付きも良く、見ごたえのあるあじさいを楽しめました。

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最後の写真は、あじさいに囲まれて撮影しているディレクターさんとカメラマンさん。
華やかなあじさいに気持ちも明るくなる撮影でした!

まだまだ梅雨が続きますが、街中のあじさいを眺めて、元気に過ごしたいなと思います。

2021年05月19日 (水)

10年ぶりに平年値が更新

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気象予報士の森本まりあです。
ことしは平年よりも早く梅雨を迎えています。平年より雨量が多くなるかも知れません。

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さて、梅雨入りの時期や雨量などを平年と比べて表現することがありますが、
この平年値が、きょう10年ぶりに更新されました。
今回は、新しくなった平年値についてご紹介します。

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そもそも平年値とは、気温や降水量などその時々の気象や、
桜の開花日、梅雨入り・梅雨明けなどの現象を評価する基準として使われているものです。
天気を見る際の物差しのようなもので、値は過去30年のデータを平均しています。

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これまで使われていた平年値は、1981年~2010年までの30年間のデータを平均したものです。
一方で、きょうから使われる平年値は、1991年~2020年までの平均値。
近年の天気のデータが含まれるようになり、より私たちの実感に近い数字に変わっています。

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新しい平年値の特徴としては、
気温が高くなること・降水量が多くなること・そして降雪量が少なくなることです。
地球温暖化や都市化などの影響が現れる形となりました。
では、北九州周辺の天候はどう変わったのか、具体的なデータで見ていきましょう。

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まずは、年間の夏日と猛暑日の日数です。
旧平年値だと、最高気温が25度以上の夏日の日数は、
行橋で124日、最も多い飯塚で135.4日でした。
これが新平年値になると、それぞれ2~4日ほど多くなり、行橋では128.1日となっています。

そして、35度以上の猛暑日の日数も増加傾向です。
特に内陸部で2日以上増えていて、飯塚で6.8日、添田町で5.8日となりました。

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続いて、降水量も見ていきましょう。
梅雨時にあたる6~7月の雨量は、八幡でやや少なくなったものの、
行橋や添田町では30ミリ前後増える結果となりました。
県東部を中心に雨量が多くなっています。

新しくデータが反映された2011年以降は、「九州北部豪雨」や「西日本豪雨」など、
大規模な豪雨災害が発生しています。
近年の雨の降り方が、全体的な雨量の増加につながったと見ています。

今後も極端な雨の降り方には注意が必要です。
ことしは平年より早く大雨シーズンを迎えていますので、早めの備えをなさってください。

2021年05月12日 (水)

新茶の季節 豊前茶を訪ねて

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気象予報士の森本まりあです。
八十八夜を過ぎ、新茶の季節がやってきました。
今回は地域特産の豊前茶を育てている豊前市才尾地区を訪ね、
なぜおいしいお茶ができるのか、気象との関わりを取材しました。

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才尾地区は豊前市の山あいにある地域です。
先月下旬は、一番茶の摘み取り作業が最盛期を迎えていました。

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才尾地区は昭和40年代から、お茶作りが盛んに行われています。
温暖な気候と適度な降雨があることで、肥料の効きが良いそうです。

また、茶畑は約10%くらいの傾斜がついていて、自然と風の流れが生まれるといいます。

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風の流れを生み出しているのが、
茶畑から10キロほど離れた所にある犬ヶ岳と求菩提山です。

この山から吹き降ろす風が、空気の対流を生み出します。
冷え込みを和らげるため、霜が降りにくいのだそうです。

霜は新芽を枯らしてしまう大敵です。
この地域の風が、その被害を和らげてくれていました。

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今回取材をさせて頂いた松本修さんは、
半世紀にわたり豊前でお茶を作り続けています。

地域の特性を持ったお茶を作って、
消費者の方にまた飲みたいと思ってもらいたいと話していました。

私も飲ませていただいた豊前茶は、
とてもまろやかで、飲んでいると甘みを感じる、ほっとする一杯でした。
飲むとすっと気持ちが落ち着くのもお茶の魅力だそうです。

豊前の豊かな自然に育てられ、農家さんたちの思いがたくさん詰まった新茶、
いろいろ教えていただいてから飲むと、いつもの何倍も美味しく感じました。