ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

教えて!まりあの暮らしと天気!

2021年05月12日 (水)

新茶の季節 豊前茶を訪ねて

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気象予報士の森本まりあです。
八十八夜を過ぎ、新茶の季節がやってきました。
今回は地域特産の豊前茶を育てている豊前市才尾地区を訪ね、
なぜおいしいお茶ができるのか、気象との関わりを取材しました。

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才尾地区は豊前市の山あいにある地域です。
先月下旬は、一番茶の摘み取り作業が最盛期を迎えていました。

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才尾地区は昭和40年代から、お茶作りが盛んに行われています。
温暖な気候と適度な降雨があることで、肥料の効きが良いそうです。

また、茶畑は約10%くらいの傾斜がついていて、自然と風の流れが生まれるといいます。

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風の流れを生み出しているのが、
茶畑から10キロほど離れた所にある犬ヶ岳と求菩提山です。

この山から吹き降ろす風が、空気の対流を生み出します。
冷え込みを和らげるため、霜が降りにくいのだそうです。

霜は新芽を枯らしてしまう大敵です。
この地域の風が、その被害を和らげてくれていました。

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今回取材をさせて頂いた松本修さんは、
半世紀にわたり豊前でお茶を作り続けています。

地域の特性を持ったお茶を作って、
消費者の方にまた飲みたいと思ってもらいたいと話していました。

私も飲ませていただいた豊前茶は、
とてもまろやかで、飲んでいると甘みを感じる、ほっとする一杯でした。
飲むとすっと気持ちが落ち着くのもお茶の魅力だそうです。

豊前の豊かな自然に育てられ、農家さんたちの思いがたくさん詰まった新茶、
いろいろ教えていただいてから飲むと、いつもの何倍も美味しく感じました。

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気象予報士の森本まりあです。
きょうは約10日ぶりの雨、翠雨(すいう)となっています。
翠雨とは青葉に降る雨で、今は濡れてヒスイ色に輝く葉が綺麗な季節です。

この雨は、祝日29日(木)の昼頃にかけて降るでしょう。
特に今夜~あす朝にかけては、雨脚の強まる所がありそうです。
30日(金)も大気の状態が不安定で、にわか雨や雷雨に注意が必要です。

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5月1日(土)も、引き続きにわか雨や雷雨が起こりやすいですが、
2日(日)~3日(月)は、高気圧に覆われて広く晴れるでしょう。

ただ、4日(火)~5日(水)にかけては、天気が下り坂となりそうです。
次第に雨が降りやすくなり、少しムシっと感じるかもしれません。

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連休中は後半ほど気温の高い日が多く、
特に晴れ間が出る日は熱中症に注意が必要です。
喉が渇く前のこまめな水分補給を心がけ、室内や車内でも油断しないようにしてください。
特に締め切った車内は気温が上がりやすいですから、
例え短時間でも、お子さんやペットを車に残して離れることは絶対にしないでください。

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また、熱中症に関して、きょうから全国で運用が始まるのが熱中症警戒アラートです。
これは熱中症の危険度が極めて高いと判断された時に発表される情報です。

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熱中症警戒アラートの発表基準となるのは、暑さ指数です。
気温だけでなく、湿度や地面や建物から出る輻射熱(ふくしゃねつ)が考慮されています。

暑さ指数が基準値を超え、極めて危険と予想された場合、
前日の夕方5時と、当日の朝5時に熱中症警戒アラートが発表されます。

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アラートが発表されたら外出は出来るだけ控え、外での運動は原則中止してください。
また、こまめな水分・塩分補給を心がけ、
高齢者や子供、持病のある方、など熱中症のリスクが高い方への声がけをお願いします。


連休中は暑い日も増えてきます。
まだ体が暑さになれていない時期ですから、
必要に応じてエアコンを活用するなど、熱中症対策は十分になさってください。

2021年04月21日 (水)

黄砂と星空情報

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気象予報士の森本まりあです。
きょうは薄い黄砂の影響で、少しかすんだ空となりました。

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今回は、この時期に多い黄砂についてと、
あすの夜が観測のチャンスとなる流星群についてお伝えします。

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まずは、黄砂についてです。
上の図は黄砂の平年の月別観測日数をグラフにしたものです。
黄砂の観測は3月から多くなり、4月にピークを迎えます。
春に集中的に発生する傾向があり、ことしも度々黄砂が飛来しています。

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福岡の黄砂の観測日数を見ると、
ことしは3月を中心に7回の黄砂が観測されています。

特に3月末は黄砂とともにPM2.5の濃度も高くなり、
各地で見通しは5キロ未満と、大きな影響が出ました。

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黄砂やPM2.5は、濃度が高くなると健康にも影響を及ぼす恐れがあります。
黄砂は、アレルギーや呼吸器系の疾患に影響があるとされ、
黄砂よりもさらにサイズが小さいPM2.5は、循環器系にも影響を及ぼす恐れがあります。
あすにかけてPM2.5が多くなると予想されていますので、念のためご注意ください。

さて、ここからはテーマを変えて、
あすに見られるかも知れない「4月こと座流星群」についてです。

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4月こと座流星群が見頃を迎えるのは、
あすの深夜~あさって23日の未明にかけてです。
1時間に5個程度の流れ星を見ることができます。

数としてはそれほど多くはありませんが、
明るい流星の割合が多く、見つけることができればラッキーです。

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流れ星は1点から全方向に放射状に飛び出すように見えますから、
空の暗いところで、空全体を見渡すようにしてみてください。
目が暗さに慣れるまで、長い時間見ることが必要です。

天気は今のところ晴れ間が出る予想ですが、遅い時間ほど雲が多くなりそうです。
観測を予定される方は、ぜひ最新の予報をご確認ください。

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こんにちは、気象予報士の森本まりあです。
2年前から毎週更新しているブログ記事、きょうの投稿が100回目です!
いつも読んでくださる皆様、本当にありがとうございます。

今回は、いつもと趣向を変えて、
ニュースブリッジ北九州の天気予報の裏側をちょこっとお伝えします。

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こちらは、毎日の天気を把握するために行っている天気図解析の様子です。
3色の色鉛筆をお供に、注意が必要な気象現象はないかを探します。

上のくじらは、ただの落書きのように見えますが、
実は「くじらの尾形」と呼ばれる猛暑になりやすい気圧配置です。

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他にも、衛星画像やコンピューターの予想など、見る資料は様々です。
あすのポイントや、どんな流れで解説するか、
伝わり方をイメージしながら、その日お伝えする内容を考えています。

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伝えたい内容が決まったら、放送で出す画面の作成に取りかかります。
画面のイメージをイラストや文字で書いて、それを元に画面を作って貰っています。
上の写真は、画面のイメージイラスト作成中の一コマです。

「教えて!まりあの暮らしと天気」のコーナーは、
天気予報の他にネタをたくさん盛り込むことが多く、
構成を考えたり画面を考えたりするのに、かなり時間をかけています。

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使っているネタ帳は今3冊目、
少しでも楽しんで見て頂けたら嬉しいなと日々勉強中です。

番組でお天気予報をお伝えしているのはたった数分ですが、
その前に天気図を解析したり、
喋ることを考えたり、画面を用意したり、
ネタを探したり、取材に出たり、本番前にリハーサルをしたり、、、
天気予報は意外と地道な作業の繰り返しで出来ています。

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放送中はとても緊張しますが、
穏やかな時は笑顔で、荒天時は冷静にお伝えできるよう心掛けています。

これからも、より身近でより分かりやすい気象情報を
お伝え出来るよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします!

2021年04月14日 (水)

梅雨・夏の天候は?

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気象予報士の森本まりあです。
桜の季節が終わり、今は色鮮やかな若葉が綺麗ですね。
今回は長期予報をもとに、夏にかけての天気の傾向を紹介します。

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まず、この夏(6~8月)のポイントとなるのが、
「夏は厳しい暑さ 梅雨は雨が多い」ということです。

気温は平年並みか高く、降水量は平年並みか多い予想で、
猛暑や梅雨時の大雨に警戒が必要です。

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高温傾向のベースにあるのは地球温暖化です。
近年は夏の高温傾向が続いており、
九州北部の夏の平均気温平年差は、過去5年平年並みか高くなっています。
特に2018年は久留米で39.5度を観測するなど記録的高温となりました。

ことしも平年より気温が高くなる可能性があり、猛暑に注意が必要です。

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また、夏にかけての天候に大きく関係するのが太平洋高気圧です。
ことしは例年よりも西側に張り出す予想となっていて、
高気圧の縁を回るようにして暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。
梅雨時は前線が刺激され、大雨が起こりやすくなりそうです。

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さらに、長期の予報に大きく影響するのが、
世界的な規模で発生するエルニーニョ現象やラニーニャ現象です。

去年の夏からはラニーニャ現象が発生しています。
日本付近では冬に寒気が流れ込みやすくなるのが特徴ですが、
この冬は県内にも何度か強い寒波が襲来し、筑豊地方を中心に記録的な大雪となりました。

ただ、このラニーニャ現象もこの春に終息する見通しで、
夏には平常な状態へと戻りそうです。

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長期予報では台風の予測は行っておらず、
ラニーニャ現象が終息した年は必ずこうなるという傾向も出ていません。

ただ、調べてみると、
ラニーニャ現象が春に終息した年に、
台風が大きな爪痕を残したケースもありました。
例えば2018年の台風21号は、25年ぶりに非常に強い勢力で上陸した台風で、
近畿地方に大きな被害をもたらしました。
関西空港の水没や閉鎖のニュースは、覚えている方も多いのではないでしょうか?

去年は幸いにして台風の上陸はありませんでしたが、
2年連続で上陸なしというのは、これまでありません。
ことしは去年以上に台風に注意・警戒が必要となりそうです。

2021年04月07日 (水)

寒暖差や紫外線に注意!

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気象予報士の森本まりあです。
今週は穏やかな陽気で、日中は春のポカポカ陽気ですね。

良く晴れる日は1日の寒暖差が大きく、紫外線にも要注意です。
今回は、今の時期に気を付けたい寒暖差や紫外線についてお伝えします。

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まずは、あす8日(木)の寒暖差です。
あすも広く晴れる見込みで、穏やかに晴れた風の弱い夜は、
地表の熱が奪われる放射冷却現象が強まります。
朝は冷え込みが強まり、日中はたっぷりの日ざしで暖かくなるでしょう。

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1日の寒暖差は、内陸の飯塚市や田川市で15度くらいの見通しです。
体感的には服装3枚分くらい変わる見込みで、服装選びや体調管理に注意が必要です。

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また、寒暖差が大きくなるのはこの時期の特徴でもあります。
年間を通しての平年の最高気温・最低気温の差をグラフにすると、
4月の気温差が最も大きいことが分かり、その差は平均で9.4度となっています。

耳鼻咽喉科、アレルギー科の専門医によると、
7度以上の気温差があると、人によっては
鼻水や鼻づまり、くしゃみと言った症状が出ることがあるそうです。

対策には、冷たい空気を吸い込むのを防ぐためにマスクをしたり、
マフラーやスカーフなどで首元を温めたりするなど、体を冷やさないことが大切です。

また、バランスのとれた食生活や十分な睡眠、
適度な運動を心掛け、ストレスをためないようにすることも対策につながります。

新学期や新生活のスタートで環境が大きく変わった方もいらっしゃると思いますが、
なるべく規則正しい生活を心がけて、体調を崩さないようお気をつけください。

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そしてもう1つ、この時期に対策を始めたいのが紫外線です。
上の図は、福岡の月別の紫外線量を表したものです。
4月は残暑が厳しい9月と同じくらいの強さの紫外線が降り注いでいています。
冬と同じようなケアをしていると、肌にダメージを与えてしまうため注意が必要です。

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紫外線が気になる方は、ぜひ4月から対策を始めましょう。
日傘や帽子を活用したり、日焼け止めを塗り始めたりするのも良いでしょう。

ちなみに、日焼け止めは未開封なら3年使用することができ、
半年ぶりの使用でも、分離や沈殿、変色が無ければ使う事ができます。
開封したらなるべく早めに、目安としては1年以内の使用がオススメです。

穏やかな晴天が続きますが、寒暖差や紫外線対策はしっかりとしていきましょう。

2021年03月31日 (水)

桜満開の白野江植物公園へ!

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気象予報士の森本まりあです。
3月もきょうで最後、通勤途中に見る桜もこぼれ桜となっていて、
季節の進みはあっという間だなと感じます。

4月からもニュースブリッジ北九州で
より充実した天気予報をお伝え出来るよう頑張りますので、
みなさま、どうぞよろしくお願い致します!


さて、3月ラストの暮らしと天気では、
白野江植物公園で満開を迎えた桜をリポートしました。
春爛漫でパワーを貰ったロケでした!ブログでは写真でご紹介します。

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白野江植物公園は、63種類およそ800本の桜が植えられている桜の名所です。
ことしは例年よりやや早い咲き始めで、見頃の時期も早くなっています。

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園内で一番多く植えられているのがソメイヨシノです。
今が満開となっていて、今週いっぱいが見頃だそうです。

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こちらは紅豊(ベニユタカ)です。
八重咲で赤い大振りの花が美しいですよね。

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同じく八重咲のこちらは白妙(シロタエ)です。
つぼみの時は薄いピンク色ですが、開花すると真っ白な花を咲かせます。

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一方、まだつぼみが多く、これから見頃を迎えるのが鬱金(ウコン)です。
あと1週間ほどで満開となり、10日前後楽しめます。

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そして、ここでしか見られないのが「白野江のサトザクラ」です。
幅はおよそ8.5m、樹齢は400~500年と言われています。
県の天然記念物に指定されている珍しい桜です。

こちらは今が満開で、あと2~3日楽しむことが出来るそうです。

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公園の管理をしている中嶋さんによると、
白野江植物公園では、ソメイヨシノが終わった後に八重桜が咲き始め、
4月下旬まで様々な桜を楽しめるそうです。

コロナ対策をしたうえで、ぜひ散策を楽しんでみてください。

2021年03月24日 (水)

桜咲き進む暖かさ

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気象予報士の森本まりあです。
春の暖かさが続き、北九州でも順調に桜が咲き進んでいます。
皆さんは、ことしの桜をご覧になりましたか?

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今回は最新の桜情報と、この先の天気や気温の傾向をお伝えします。
まずは、全国の開花状況から見ていきましょう。

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先週から今週にかけて、東日本や西日本で続々と開花の発表があり、
桜の開花前線は、現在関東まで北上しています。

福岡は開花から10日以上たち、早くも満開です。

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福岡管区気象台の桜は3月22日に満開を迎え、平年より10日早くなりました。
ことしは開花・満開ともに、1953年の統計開始以来最も早くなっています。

県内は、いまが見頃という所も多く、満開の桜の写真も頂きました。

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こちらは、英彦山の中腹付近にある守静坊のしだれ桜です。
江戸時代に、英彦山の山伏が京都の祇園から持ち帰ったと言われ、樹齢はおよそ200年です。
春の暖かさが影響し、ことしは去年より10日ほど早い満開となりました。

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また、北九州市の標本木がある小倉城の桜も順調に咲き進んでいます。
小倉城を囲むように、約150本の桜が植えられ、きょうの時点で7分咲きです。

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また、ソメイヨシノはまだ咲き始めですが、
他の品種が見頃を迎えているのが、門司区の白野江植物公園です。
上の写真は、大振りの花と鮮やかなピンク色が美しい「陽光」です。

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白い花と赤い新芽のコントラストが美しい「佐野桜」も、いまが見頃です。
白野江植物公園では、いまおよそ10品種の桜を楽しむことができます。

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この先も暖かい日が続き、広い範囲で今週が見頃のピークとなりそうです。
ほかより開花が遅い白野江植物公園のソメイヨシノは、来週がピークでしょう。

季節は足早に進んでいきそうです。ことしの桜は早めにお楽しみください。

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気象予報士の森本まりあです。
きのうは北九州市で桜の開花発表がありました。
去年よりも7日早い開花で、例年と比べても早い開花です。

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今回は見ごろの予想などを詳しくお伝えします。
まずは開花日について、改めて見ていきましょう。

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こちらは、北九州市が独自観測を始めた、2019年からの開花日をまとめたものです。
2019年は3月24日で、2020年は3月23日となっていますが、
ことしは、去年・おととしより約1週間早い3月16日となりました。

近くの下関でも同じく3月16日の開花で、平年より11日も早い開花です。

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さらに、1953年から観測が続いている
福岡管区気象台の桜も、記録的に早い開花となっています。

これまで最も早い開花は2009年と2013年の3月13日でしたが、
今年は先週3月12日に開花し、観測史上最も早い開花となりました。

各地でこれだけ開花が早まったのは、冬から春の気温が大きく関係しています。

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桜の開花には、冬の寒さと春の暖かさが重要になりますが、
この冬は強い寒波が何度か襲来したことで、
桜が目覚めて活動を始める「休眠打破」がしっかりと行われ、
2月以降の記録的な高温が桜の成長を後押ししました。

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こちらは2月~3月半ばの最高気温のグラフになりますが、
点線で表している平年よりも高い日が多くなっていて、
2月の北九州の平均気温は、観測史上最も高くなりました。

こうした暖かさで桜のつぼみがほころび、記録的な早咲きとなったんです。
高温傾向はこの先も続く予想で、満開日も例年より早くなりそうです。

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こちらは、民間の気象会社ウェザーマップの予想を元に作った、
福岡の桜の開花状況をカレンダーにしたものです。

今週末には、桜が五分咲きとなりそうで、
来週の月曜日には福岡管区気象台の標本木が満開を迎えるでしょう。
見頃のピークは3月下旬となりそうで、4月に入る頃には花ふぶきに変わる見込みです。

ことしの桜は見ごろの時期も例年より早くなります。
しっかりとコロナ対策をしたうえで、桜を楽しんでみてください。

2021年03月10日 (水)

乾燥・強風 火災に注意

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気象予報士の森本まりあです。
先週も火事のニュースがありましたが、春は、乾燥や強風により火災が増える時期です。
今回は火災の発生状況や注意点などをお伝えします。

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まずは、令和元年の北九州の月別の火災発生件数です。
最も火災の発生が多かったのは12月ですが、
次いで多いのが5月、3月で、春の時期には合わせて67件の火災が発生しています。

全国で見ても、春の火災発生件数が最も多く、今の時期は火災に一層の注意が必要です。
その原因の1つは、この時期の天気傾向にあります。

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こちらは、去年の飯塚の月別最小湿度をグラフにしたものです。
見ていただくとわかるように春にグッと低くなっていて、4月と5月は10%台を観測しました。
移動性高気圧に覆われやすいことで、空気が乾燥しやすくなるのが理由です。

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さらに、風が強まるのも、いまの時期です。
グラフは飯塚で風速10m/s以上の強風が吹いた日数を月別にまとめたものですが、
冬から春先に数字が高くなっていることが分かります。

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空気の乾燥と強風が重なると、発生した火災は燃え広がりやすくなります。
先月栃木県で発生した山火事も、乾燥と強風が重なったことで、
100ヘクタール以上の山林が焼ける大きな被害となりました。

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山火事というのは、特にいまの時期、
春に集中的に起こりやすい傾向があります。

上のグラフは令和元年までの5年の山火事件数を平均したものですが、
3~5月は平均でも毎月200件以上の火災が発生していて、
年間を通して見ると、この時期の火災が半数以上を占めていることが分かります。
 
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春の山火事は、乾燥や強風といった要因に加えて、
行楽や山菜取りのため山に入る人が増加したり、
農作業による枯れ草焼きなどが山林に飛び火したりして起こることがあります。

去年発生した平尾台の火災も、野焼き中の飛び火が原因とされています。
また、たき火による火災も非常に多く発生していて、
火事の原因のほとんどは、人の不注意によるものです。

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山火事を防ぐため、
枯れ草があるなど火災が起こりやすい場所や、強風・乾燥時にたき火をしないこと、
たき火をする場合はそばを離れず、終わったら完全に消火すること、
たばこは指定された場所で喫煙をするなど、火の取り扱いに十分注意をするようにしてください。