ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2022年2月

こんにちは!
アナウンサーの藤重博貴です。

きょう、北九州局開局90年記念の特別番組として、43分のドキュメンタリー
「ぼくが今、伝えたいこと ~イラストレーター・黒田征太郎さん~」が放送されます。

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黒田さんは、昭和14年、大阪生まれの83歳です。
昭和44年にデザイン事務所「K2」(ケーツー)を設立し、イラストやポスター、
壁画などで数多くの国際的な賞に輝き、
日本のグラフィックデザインをけん引してきた第一人者です。
13年前からは北九州市の門司港にアトリエを構え、活動の拠点としています。
例えば北九州では、北九州空港のトイレの壁に描かれた鳥の絵などで有名ですよね。

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私が黒田さんの取材を始めたのは、3年前の夏。
当時、黒田さんが、
若者に向けて平和の大切さを伝える新作の絵本を描いたタイミングでした。
黒田さんが、実はライフワークとして、
長年にわたり命の尊さや平和の大切さを絵で訴え続けていることを知り、
その原点は何か、知りたいと思ったのです。
その後も、子どもたちと一緒に絵を描いて交流する様子などを取材し、
黒田さんが絵を通して伝えたいことを、さまざまな角度から見つめてきました。

折を見て取材を続けていた、おととしのこと。
「2021年冬、田川市美術館で、『黒田征太郎展』と銘打った
集大成となる展覧会を開く予定がある」という情報を知りました。
田川市は、黒田さんの父親がかつて炭鉱で働いていた、縁の深い土地です。
80歳を超えてもなお命や平和の大切さを訴え続ける黒田さん。
いま、自身の命のルーツでもある田川と向き合うのはなぜなのか。
そして絵を描く意味とは何なのか。
展覧会に向けた創作の日々を見つめたいと、
ドキュメンタリー番組を制作することになりました。

そんな、命の尊さを訴え続けてきた黒田さんにも、
新型コロナの感染拡大という未曽有の状況が襲い掛かります。
黒田さんは、命がおびやかされるコロナ禍に直面し、
絵で何ができるのか、今の時代に何を描けばいいのか思い悩み、
さまざまな人や場所からヒントを得ます。

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そして、黒田さんが展覧会で挑むと決めたのは、縦2m、横10mの巨大なキャンバス。
次の世代を担う子どもたちへの切実な思いを込めたといいます。

絵を通して、いったいどんなメッセージを黒田さんは伝えようとしたのか。
ふだんは明かされない、創作の現場に密着しました。
若い世代はもちろん、今を生きるどの世代の方にとっても、
忘れてはいけない大切なメッセージを感じていただけるのではないかと思います。

今回、取材・制作・ナレーションまで、一貫して担当させていただきました。
3年間の継続取材の記録です。ぜひ、ご覧いただけると嬉しいです。

 

本放送:2月25日(金)午後7時59分~(総合、北九州・筑豊)
再放送:2月26日(土)午前10時5分~(総合、北九州・筑豊)
NHKプラス:2月28日(月)お昼ごろ~3月11日(金)まで配信

2022年02月18日 (金)

"ヨカン"です

アナウンサーの田中秀喜です。
暦の上では春ですが…寒いですね、寒すぎます。
花粉症の方には申し訳ないのですが、「春よ、来い」と願うばかりです。

ちなみに、この時季の寒さを「余寒(よかん)」と言います。
“ヨカン”と聞くと、子どもの頃にテレビで見ていた人形劇の
「予感です、予感がします」というセリフを思い出します。
私事ですが、そんな余寒の候に誕生日を迎えました。
心の片隅にでも「おめでとう」の感情が浮かんだみなさん、ありがとうございます!

本題に戻りましょう。
今月の「きたきゅーラジオ」のお知らせです。
16日、寒さに震えながら小倉駅前で撮った写真がこちら。

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ことし生誕160年・没後100年の節目を迎える文豪・森鷗外の住居跡の碑です。
鷗外は、陸軍の軍医部長として小倉に赴任、約3年を過ごしました。
この京町の住居の前に住んでいたのが、小倉北区鍛冶町に残されている森鷗外旧居です。

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無料で見学できますが、塀の改修工事のため、残念ながら3月末まで休館しています。
さらにNHK北九州放送局の近くに建てられているのがこれ。

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六角柱の文学碑には、鷗外が小倉時代に書いた文章や「小倉三部作」と呼ばれる
小説の一節などが刻まれています。
すぐ横にもその名を冠する橋が架かっていて、鷗外は地元ゆかりの文豪として
北九州のみなさんの誇りになっているのだと感じます。

ということで、今回の「きたきゅーラジオ」は、森鷗外と北九州・小倉の関わりなどについてお伝えします。
鷗外にとって小倉で過ごした期間はどう位置付けられるのか、
一方で北九州の文学・文化にとってどんな影響を与えたのか、
北九州森鷗外記念会理事の養父克彦さんに話を伺います。

放送は、R1(ラジオ第1)で、北九州・筑豊エリア向けに、25日(金)午後0時20分からです。
ぜひお聴きください。

そして、お便りのテーマは「春よ、来い」です。
「あまりの寒さにこんなことがありました」というエピソードや
「寒さのなかで発見した“小さな春”」、
「春が近づくと気になってしかたのないこと」などなど、どしどしお寄せください。
投稿はこちらからか、
〒803-8555 NHK北九州放送局「きたきゅーラジオ」係、
FAXは、093-583-0735、
ツイッターは「#きたきゅーラジオ」とつけて投稿してください。
お待ちしております。

2022年02月16日 (水)

大雪に注意 寒さいつまで?

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気象予報士の森本まりあです。
立春を過ぎましたが、きょうは凍えるような寒さですね。

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福岡の上空1500m付近には、-12度以下の強い寒気が流れ込んでいます。
あす(木)にかけてが寒気のピークとなる見込みで、厳しい寒さが続くでしょう。

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雪のピークも、今夜~あす朝にかけてとなりそうです。
山沿いを中心に大雪のおそれがあり、平地でも積もるところが出てくるかもしれません。
あす朝は広く氷点下の冷え込みとなりそうですから、路面の凍結などにご注意ください。

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特に路面が凍結しやすいのは、風通しが良く気温が下がりやすい場所です。
歩道橋や橋の上などは凍結しやすくなっています。

歩く際や車で運転する際などは、路面の状況をよく確認し、
あすは時間に余裕を持ってお出かけください。

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また、来週にかけても断続的に寒気が流れ込む見込みで、
気温は平年よりも低い状態が続くでしょう。
しばらくは冬のような寒さとなりそうです。

一方で、2月末になると、ようやく寒さが緩んできます。
再来週は15度前後まで上がり、過ごしやすい陽気となるでしょう。

温かくなる2月末には、スギ花粉がピークを迎える見通しです。
しばらくは厳しい寒さに、その後は花粉にお気をつけください。

2022年02月09日 (水)

ことしの桜開花予想

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気象予報士の森本まりあです。
寒さが続く中ですが、早咲きの桜が咲き始めました。

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こちらは、門司区にある白野江植物公園にある「河津桜」です。
2月に入り数輪咲き始めたそうで、これから1か月かけて満開になっていきます。

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民間気象会社からは、ソメイヨシノの開花予想も発表されています。
九州・山口の開花は平年並みかやや早い予想で、福岡市は3月21日となっています。
気象台の標本木がない北九州市の予想は出ていませんが、
例年ですと福岡市の開花から2~3日後に花が開きます。
北九州の開花は3月23日~24日ごろとなるかも知れません。

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さて、桜の開花に重要なのは、冬の寒さと春の暖かさです。
桜は夏の気温が高い時期に、翌年に咲く花の芽、花芽(かが)を形成し、
気温が下がる秋になると休眠に入ります。

眠ってしまった桜を目覚めさせるのが冬の寒さです。
一定期間寒さにさらされて、休眠から目覚めることを「休眠打破」と言い、
桜は「休眠打破」をきっかけに活動を再開します。

その後、春を迎えて暖かくなるにつれて次第につぼみが成長し、開花に至るのです。

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この冬は、12月前半の気温が高かったものの、その後断続的に寒気が流れ込み、
12月~1月の平均気温は平年並みとなりました。
2月前半も気温が低く、寒さによる休眠打破は順調に進んでいると考えられます。

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また、桜の開花に重要な3月の気温もほぼ平年並みの予想です。
2月下旬以降は次第に暖かくなり、順調に季節が春へと進んでいくでしょう。
去年のような、2月~3月の高温も予想されていないため、
開花時期が極端に早まることはなく、ほぼ例年通りの開花となりそうです。

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改めて、各地の開花予想日と満開の時期を見ていきましょう。
九州・山口の開花は3月20日~25日ごろです。
各地、開花してから9日前後で満開を迎えるでしょう。
その満開予想日は、3月29日~4月3日にかけて、福岡では29日に満開となる見通しです。

桜の見ごろは、五分咲きを超えたころからとされています。
各地満開予想日の少し前から見ごろに入り、見ごろの時期は1週間程度続く見通しです。
桜の季節が楽しみですね!

みなさんこんにちは。
アナウンサーの 鈴木聡彦 です。
1月28日の「きたきゅーラジオ」は、
「冬の豊前海の恵み」をメインテーマに放送しました!

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写真の「豊前海一粒かき」はもちろん、
地元以外ではなかなか流通しないという魚・コチや、
さまざまな種類のエビについて、ご紹介しました。

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ちなみに、そんな魚やエビを使って、
先日、私も料理に挑戦。
スペインの炊き込み料理、パエリアを
作ってみましたよ!
洋風料理へのアレンジも、おすすめです!!

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新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、
今回も、ラジオブースをパーティションで仕切り、
江崎裕子さん とともに、マスクを着けての放送でした。

今回の「きたきゅーラジオ」をもういちど聴きたい、
または、生放送では聴けなかった、というみなさんにも
聴き逃しサービス があります。
インターネットの「らじるらじる」で
2月7日(月)の正午まで配信しています。
ぜひ、ご活用ください!

2月の番組は、「春よ、来い」というテーマで
メッセージを募集中 です。
ツイッターの場合は、「#きたきゅーラジオ」とつけて投稿してください。
FAXは、093-583-0735
郵便の場合は、〒803-8555 NHK北九州放送局「きたきゅーラジオ」係まで
どしどしお寄せください。

また、 ニュースブリッジ北九州 との共同投稿企画、
発見!小さな幸せ でも、動画や写真の投稿をお待ちしています!

これからも、番組をどうぞよろしくお願いいたします!

2022年02月02日 (水)

節分と立春

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気象予報士の森本まりあです。
暦の上では、あすが冬の終わりとなります。
あすは季節を分ける節分、あさっては立春です。

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節分は本来年に4日あるもので、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指します。
その中で、春の節分が特別なのは、立春が春のはじまり、
かつては新しい年のはじまりとされていたからです。

昔は「立春正月」と言われ、節分はその前日の大事な日として、
さまざまな行事が行われていました。
その伝統行事がいまも残っています。

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例えば豆まきは、春を迎えるための厄払い・魔よけの行事という説があります。
悪いことや冬の寒気などを鬼に見立てて家の外に追い出し、外から福や春を招き入れます。

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恵方巻は、その年の恵方を向いて、一本丸ごと、無言で食べると縁起がいいとされています。
丸ごとなのは縁を切らないため、喋らないのは福を逃がさないためです。
今年の恵方は「北北西」です。
無病息災を願って召し上がってみるのも良いかも知れません。

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また、節分を過ぎると立春を迎えます。
暦の上では春のはじまりで、日足が伸び、春の兆が見え始めるころです。

立春過ぎの寒さは「余寒(よかん)」や「春寒(しゅんかん)」と表現しますが、
この先は、そうした寒さが厳しくなりそうです。

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来週にかけて、断続的に強い寒気が流れ込み、日中も一桁の寒さが続く見込みです。
5日(土)は雪の舞うところもあるかも知れません。
立春が過ぎてもしばらく寒さは続きます。体調管理には十分お気をつけください