ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2021年9月 8日

2021年09月08日 (水)

夏の振り返り 秋の天候は?

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気象予報士の森本まりあです。
朝晩を中心に、秋らしい涼しい日が増えてきましたね。
きのうは富士山の初冠雪も観測され、季節が先へと進んでいます。

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今回はこの夏の天気の振り返りと、
この先、秋の天候をテーマにお伝えします。

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まず夏の天候ですが、
1番の特徴は8月の記録的な大雨です。

山口県を含む九州北部地方では、
10年以上の統計がある110地点中、
およそ7割にあたる78地点で統計開始以来最も多い雨量となりました。

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北九州・筑豊地方でも、5地点で雨量の記録を更新しています。
最も多かった英彦山では、1か月の雨量が1103ミリと平年の約3.8倍、
飯塚や添田町では950ミリを超えて、平年の4倍以上となりました。
その他、八幡や北九州空港でも平年の4倍近い記録的な大雨となりました。

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大雨の原因は停滞を続けた前線です。
太平洋高気圧の勢力が弱まって本州付近に前線が停滞し、
その前線に向かって、湿った空気の流れ込みが続きました。

まるで梅雨末期のような気圧配置となり、
この時期としては異例の長雨をもたらしました。

8月後半にはこの状況も解消されましたが、
9月に入り、再び秋雨前線の影響を受けやすくなっています。

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向こう16日間の予報を見ると、
この先は晴れ間の出る日が多いですが、
すっきりした秋晴れというよりはやや雲が出やすく、
変わりやすい天気となりそうです。
雨よりの予報に変わる可能性もありますので、最新の予報をご確認ください。

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また、秋雨前線に加えて注意が必要なのが台風です。
現在、日本の南には台風13号と14号が発生しています。

このうち14号は今週末に暴風域を伴い
沖縄に近づくおそれがあり、その後の進路も不確実性が高くなっています。
九州にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

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そして、発生した台風の接近・上陸が多いのも9月となります。

こちらは平年の台風の接近数をグラフにしたものですが、
8~9月が多くなっていて、
このうち上陸する台風が最も多いのが9月です。

ことしはこれまでに2つの台風が上陸していて、
9月以降も注意・警戒が必要です。

停滞している前線に加え、今後は台風の情報にも十分ご注意ください。