ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2021年5月14日

こんにちは。
アナウンサーの藤重博貴です。

新型コロナウイルスの感染が急拡大していますね。
いわゆる変異株の影響でしょうか、北九州市でも大型連休明けに過去最多を更新。
3度目の緊急事態宣言も出され、不安な方も多いかと思います。

私も不安ないまを生きる一人です。
どうすれば、こうした事態に対し、より適切に情報をお届けできるだろうか。
事態の切迫感を伝えるには、何を呼びかければいいのか。
日々、相方の緒方キャスターとも相談しながら、緊張感を持って、
ニュースブリッジ北九州に臨んでいます。

こうした中、先日、嬉しいニュースがありましたね。

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京都郡出身の作家、町田そのこさん。

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全国の書店員たちが「いちばん売りたい本」を選ぶことしの「本屋大賞」に、
「52ヘルツのクジラたち」が選ばれました。
いまの社会を反映した、地元を舞台にした小説です。
そんな町田そのこさんが、
5月28日(金)の「きたきゅーラジオ」に、ご出演いただけることになりました!!

「52ヘルツのクジラたち」で描かれるテーマは、
いま大きな社会問題になっている、「虐待」です。

声を上げようとしても上げられない人や、
そうした声を聞き逃してしまっている実態が数多くあるはずだと、
町田さんは、そうした声を「52ヘルツのクジラの声」に例えました。

52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない周波数で歌うクジラのこと。
いくら歌っても、他のクジラに、自分の声は届きません。

そうした52ヘルツのクジラに自らを重ね合わせる主人公が、
虐待を受けていた少年と出会い、
孤独のつらさを知る者同士、少しずつ心を通わせ成長していく物語です。

虐待に限らずとも、
例えば、SNSの普及で人間関係が密になったように見えて、
本音を書けば「炎上」し、心の底までは分かち合うことができない。
そうした時代を生きる1人1人に、
共感とは何か、人間関係とは何かを、改めて考えさせてくれる作品でもあると思いました。

また、作品は、町田さんのゆかりの地でもある、小倉や大分が舞台になっています。
北九州に住む私にとっても、行ったことのある場所やなじみの地名が出てきて、
いっそう物語を「リアル」に感じることができました。

5月28日(金)の「きたきゅーラジオ」では、
事前にリスナーのみなさんからのメッセージをお待ちしています。

▼町田さんへの質問や、小説の感想、
▼番組へのメッセージなど、どしどしお寄せください。
https://www4.nhk.or.jp/P6080/22/

また、身近で見つけた小さな幸せを投稿していただく
「発見!小さな幸せ」のメッセージは、
「ニュースブリッジ北九州」のほか、「きたきゅーラジオ」でもご紹介しています。
https://www4.nhk.or.jp/P2877/26/

コロナ禍の今こそ、少しでも気持ちが明るくなる「小さな幸せ」、
ご応募いただけると嬉しいです。
私たちキャスター陣にとっても、日々のニュースの中で、癒しのひとときです。

「きたきゅーラジオ」は、
5月28日(金)、ラジオ第1で12:20~12:55(540kHz)です。
昼下がりのおともに、ぜひお聴きください。