ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2021年5月

みなさんこんにちは!
アナウンサーの藤重博貴です。

5月28日(金)放送の「きたきゅーラジオ」。
お聴きいただけましたでしょうか。

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ゲストは、「52ヘルツのクジラたち」で本屋大賞を受賞した、
京都郡出身の作家・町田そのこさん!
生電話で、小説や、ふるさとへの思いをお話しいただきました。

ご自身も子育てをする中で、ニュースなどで「虐待」について報じられるたび、
なぜ虐待が起こるんだろう、社会には何ができるんだろうと、
日々、思いをめぐらせていたといいます。

作家としての問題意識を10数年間熟成させ、発酵させて、生み出された作品なのだと知り、
小説で描かれる世界の魅力や奥深さを、改めて感じることができました。

また、小説を書く中で、舞台である小倉や大分といった地元のよさに
どんどん気づいていったとのこと。
「あれも書きたい、ここも書きたい!でも本筋からそれてしまう…」という
試行錯誤を繰り返していたというお話を伺って、
シビアな内容の中で、楽しみつつ書かれた部分もあったんだと、
ご様子が目に浮かぶようでした。

臨場感のある貴重なお話は、来週月曜日まで聞き逃し配信中です!


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続いては、「なんしよん?遠賀」のコーナーでした!

今年度、NHK北九州放送局は開局90年を迎えることから、
放送エリア28市町村に共通する方言“なんしよん?”を使い、
キャッチコピーにしました。

▼視聴者のみなさんにとっては、「知りたい」がそこにある、知恵袋のような存在のNHK。
▼NHKにとっては、もっと地域のことを知って、身近なメディアになっていきたい。

お互いに「なんしよん?」とあいさつできるような関係で、
地域とつながっていたいという願いが込められています。

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そんな意味も込めた、「なんしよん?遠賀」!

赤塚キャスターが、遠賀町にあるキャンピングカーの製造販売会社を取材。
いま、時代にあったさまざまな形で活用でき、注目を集めているとリポートしてくれました。

▼1人でも存分に楽しめる軽自動車のキャンピングカーや、
▼コロナ禍、密を避けたオフィスにも変身。
▼さらに、災害時は、避難所での更衣室や授乳室に早変わり。

キャンピングカーって、ちょっとぜいたくな旅の仕方だとばかり思っていましたが、
今や時代に応じてここまで変わっていたとは…知りませんでした~。

例えば地域で複数台備えておくと、地域の防災力の向上にもつながるかもしれませんし、
これからもさらなる活用が期待できると感じました。


そして、いますぐ役立つ防災情報をお届けする「なるほど防災」!
今月、大幅に変更された、
災害時に自治体が発表する避難の情報についてお伝えしました。

全国のNHKでは、いま、「水害から命を守る」と題したキャンペーンを行い、
様々な防災情報をインターネットでも発信しています。
こちらのページでは、ご紹介した「新たな避難情報」を動画で解説しています。

大雨に備えて、ぜひ、ご覧ください!


最後は、「きいて、みて、NHK」!
「聴いて」、「見て」、さらに、このコーナーを「聞いてみて!」ということです^〇^

ご紹介したのは、6月26日(土)に放送を予定しているテレビ番組について。

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出演した行正ディレクターが取材したのは、
香春町(かわらまち)に住む80歳の画家・田中操さんです。

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田中さんは半世紀の間、地元の山、香春岳の絵を描き続けてきました。
冬から約半年間、取材をさせていただき、
人生の集大成として取り組み始めた作品の制作の日々を追いかけています。

放送では取材先にいた行正ディレクターですが、
帰ってきた後、話を聞くと、「完成した絵のお披露目会、とても感動的でした…」とのこと。
どんな番組になるか、楽しみです!


また、コーナー間の曲は、朝ドラ主題歌特集をお届けしました。
ちなみに、私は5月に終わった「おちょやん」をずっと見ていたので、ややロス気味です。。
強く生きるにはやはり人の助けが欠かせないし、
氷のように心に固まった辛い過去も、人と関わり、次第に溶かしながら生きていく…。
どことなく町田さんの小説とも重なるなあ、なんて思っています。


さてさて、今回も内容もりだくさんでお届けした「きたきゅーラジオ」!

次回は6月25日(金)の予定。
コロナ禍のみなさんのお悩みに、八幡東区の僧侶・松﨑智海さんがお答えします。
みなさんからのお悩みや相談、松﨑さんへのメッセージなど、お待ちしています。

お便りは、
▼NHK北九州のHP「きたきゅーラジオ」のページ
https://www4.nhk.or.jp/P6080/
▼FAX・093-583-0735。
また郵送でも。
▼〒803-8555(住所不要) NHK北九州放送局『きたきゅーラジオ』係まで!

それでは、今回もお聴きいただき、ありがとうございました!!

みなさんこんにちは。
アナウンサーの 鈴木聡彦 です。

コロナ禍で、福岡県内にも
3回目の緊急事態宣言が継続して出されています。
先の見えない、不安な世の中ですよね。
日々の暮らしに、お悩みを抱えていらっしゃる方も、
多いのではないでしょうか?

そこで、6月の きたきゅーラジオ では、
そんなみなさんの お悩みや相談 
番組内でやさしくお答えします。

ご出演は、八幡東区にある
永明寺の住職・松﨑智海さんです!

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松﨑さんは、インターネットのSNSなどで
仏教の教えをわかりやすく紹介する活動を続けています。
ツイッターのフォロワーは2万9千人、
最近では、ユニークなタイトルの本も
相次いで発表されました。

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「鬼滅の刃」と「仏教」!?
さらに、「ゆる仏教入門」!?
気になりますね~。

番組でも、いまの時代をどう生きるか、
ヒントをたくさんご紹介しようと思っています。

みなさんからは
 お悩みや相談 を募集します。
どんなささいな内容でもかまいません、
もちろん、匿名での相談も大丈夫です。
またお悩み以外にも、
松﨑さんへの 質問やメッセージ 
ぜひ、お気軽にお送りください。

放送は、6月25日(金)午後0:20からです。

お悩みがある方も、
そうでない方も、ぜひ、お聞き逃しなく!
どうぞよろしくお願いいたします!!

2021年05月19日 (水)

10年ぶりに平年値が更新

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気象予報士の森本まりあです。
ことしは平年よりも早く梅雨を迎えています。平年より雨量が多くなるかも知れません。

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さて、梅雨入りの時期や雨量などを平年と比べて表現することがありますが、
この平年値が、きょう10年ぶりに更新されました。
今回は、新しくなった平年値についてご紹介します。

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そもそも平年値とは、気温や降水量などその時々の気象や、
桜の開花日、梅雨入り・梅雨明けなどの現象を評価する基準として使われているものです。
天気を見る際の物差しのようなもので、値は過去30年のデータを平均しています。

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これまで使われていた平年値は、1981年~2010年までの30年間のデータを平均したものです。
一方で、きょうから使われる平年値は、1991年~2020年までの平均値。
近年の天気のデータが含まれるようになり、より私たちの実感に近い数字に変わっています。

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新しい平年値の特徴としては、
気温が高くなること・降水量が多くなること・そして降雪量が少なくなることです。
地球温暖化や都市化などの影響が現れる形となりました。
では、北九州周辺の天候はどう変わったのか、具体的なデータで見ていきましょう。

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まずは、年間の夏日と猛暑日の日数です。
旧平年値だと、最高気温が25度以上の夏日の日数は、
行橋で124日、最も多い飯塚で135.4日でした。
これが新平年値になると、それぞれ2~4日ほど多くなり、行橋では128.1日となっています。

そして、35度以上の猛暑日の日数も増加傾向です。
特に内陸部で2日以上増えていて、飯塚で6.8日、添田町で5.8日となりました。

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続いて、降水量も見ていきましょう。
梅雨時にあたる6~7月の雨量は、八幡でやや少なくなったものの、
行橋や添田町では30ミリ前後増える結果となりました。
県東部を中心に雨量が多くなっています。

新しくデータが反映された2011年以降は、「九州北部豪雨」や「西日本豪雨」など、
大規模な豪雨災害が発生しています。
近年の雨の降り方が、全体的な雨量の増加につながったと見ています。

今後も極端な雨の降り方には注意が必要です。
ことしは平年より早く大雨シーズンを迎えていますので、早めの備えをなさってください。

こんにちは。
アナウンサーの藤重博貴です。

新型コロナウイルスの感染が急拡大していますね。
いわゆる変異株の影響でしょうか、北九州市でも大型連休明けに過去最多を更新。
3度目の緊急事態宣言も出され、不安な方も多いかと思います。

私も不安ないまを生きる一人です。
どうすれば、こうした事態に対し、より適切に情報をお届けできるだろうか。
事態の切迫感を伝えるには、何を呼びかければいいのか。
日々、相方の緒方キャスターとも相談しながら、緊張感を持って、
ニュースブリッジ北九州に臨んでいます。

こうした中、先日、嬉しいニュースがありましたね。

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京都郡出身の作家、町田そのこさん。

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全国の書店員たちが「いちばん売りたい本」を選ぶことしの「本屋大賞」に、
「52ヘルツのクジラたち」が選ばれました。
いまの社会を反映した、地元を舞台にした小説です。
そんな町田そのこさんが、
5月28日(金)の「きたきゅーラジオ」に、ご出演いただけることになりました!!

「52ヘルツのクジラたち」で描かれるテーマは、
いま大きな社会問題になっている、「虐待」です。

声を上げようとしても上げられない人や、
そうした声を聞き逃してしまっている実態が数多くあるはずだと、
町田さんは、そうした声を「52ヘルツのクジラの声」に例えました。

52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない周波数で歌うクジラのこと。
いくら歌っても、他のクジラに、自分の声は届きません。

そうした52ヘルツのクジラに自らを重ね合わせる主人公が、
虐待を受けていた少年と出会い、
孤独のつらさを知る者同士、少しずつ心を通わせ成長していく物語です。

虐待に限らずとも、
例えば、SNSの普及で人間関係が密になったように見えて、
本音を書けば「炎上」し、心の底までは分かち合うことができない。
そうした時代を生きる1人1人に、
共感とは何か、人間関係とは何かを、改めて考えさせてくれる作品でもあると思いました。

また、作品は、町田さんのゆかりの地でもある、小倉や大分が舞台になっています。
北九州に住む私にとっても、行ったことのある場所やなじみの地名が出てきて、
いっそう物語を「リアル」に感じることができました。

5月28日(金)の「きたきゅーラジオ」では、
事前にリスナーのみなさんからのメッセージをお待ちしています。

▼町田さんへの質問や、小説の感想、
▼番組へのメッセージなど、どしどしお寄せください。
https://www4.nhk.or.jp/P6080/22/

また、身近で見つけた小さな幸せを投稿していただく
「発見!小さな幸せ」のメッセージは、
「ニュースブリッジ北九州」のほか、「きたきゅーラジオ」でもご紹介しています。
https://www4.nhk.or.jp/P2877/26/

コロナ禍の今こそ、少しでも気持ちが明るくなる「小さな幸せ」、
ご応募いただけると嬉しいです。
私たちキャスター陣にとっても、日々のニュースの中で、癒しのひとときです。

「きたきゅーラジオ」は、
5月28日(金)、ラジオ第1で12:20~12:55(540kHz)です。
昼下がりのおともに、ぜひお聴きください。

2021年05月12日 (水)

新茶の季節 豊前茶を訪ねて

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気象予報士の森本まりあです。
八十八夜を過ぎ、新茶の季節がやってきました。
今回は地域特産の豊前茶を育てている豊前市才尾地区を訪ね、
なぜおいしいお茶ができるのか、気象との関わりを取材しました。

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才尾地区は豊前市の山あいにある地域です。
先月下旬は、一番茶の摘み取り作業が最盛期を迎えていました。

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才尾地区は昭和40年代から、お茶作りが盛んに行われています。
温暖な気候と適度な降雨があることで、肥料の効きが良いそうです。

また、茶畑は約10%くらいの傾斜がついていて、自然と風の流れが生まれるといいます。

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風の流れを生み出しているのが、
茶畑から10キロほど離れた所にある犬ヶ岳と求菩提山です。

この山から吹き降ろす風が、空気の対流を生み出します。
冷え込みを和らげるため、霜が降りにくいのだそうです。

霜は新芽を枯らしてしまう大敵です。
この地域の風が、その被害を和らげてくれていました。

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今回取材をさせて頂いた松本修さんは、
半世紀にわたり豊前でお茶を作り続けています。

地域の特性を持ったお茶を作って、
消費者の方にまた飲みたいと思ってもらいたいと話していました。

私も飲ませていただいた豊前茶は、
とてもまろやかで、飲んでいると甘みを感じる、ほっとする一杯でした。
飲むとすっと気持ちが落ち着くのもお茶の魅力だそうです。

豊前の豊かな自然に育てられ、農家さんたちの思いがたくさん詰まった新茶、
いろいろ教えていただいてから飲むと、いつもの何倍も美味しく感じました。

今年度も、毎月最終金曜は「きたきゅーラジオ」ですよ! よろしくお願いしまーす!!

4月30日は、「新生活!いまこそ備えを」と題して
“防災士”のみなさんに、今しておきたい備えを聞きました。

九州国際大学 地域防災リーダー育成プロジェクト
学生リーダーの隈本美星さんと、藤澤凛太郎さんは、
地震に備えて、住んでいる部屋のリスクを見つける方法を教えてくれました。

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(プロジェクトの皆さん。手前左から隈本さん・藤澤さん)

まずは、部屋の見取り図を描いてみて、
机や棚、テレビなど、揺れで動いたり倒れたりしそうな家具の周りを、赤く塗ります。
(皆さんの部屋の机や棚、花瓶はどうなるでしょう? 照明は? 食器棚から食器が飛んでくるかも…)
その赤色の範囲が“危険ゾーン”。

安全なスペースが部屋の中にあるでしょうか?
外に出る通路は、安全が確保できそうですか?
生活する場所のリスクに気づいたら、そこから“備え”の始まり。
赤の範囲を狭めるためには、家具を固定するのがオススメだそうです。
ぜひ一度、リスクの洗い出しをしてみてくださいね。

そして、今後の雨の時期に備えて、水害対策も。
直方市に住む、日本防災士会福岡県支部の棟形和義さんに聞きました。

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川の水位などの情報を得る方法に、今のうちに、慣れておきましょう、とのこと。
棟形さんはテレビのデータ放送で河川情報などを確認しているそうです。

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データ放送では、災害時には、開設された避難所の情報なども見ることができます。
平常時に、リモコンの「d」ボタン、押してみてください。


そして、今月から始まった「なんしよん?筑豊」。
「ニュースブリッジ北九州」の「なんしよん?中継」などと連動して、
各地の話題を電話でお聞きするコーナーです。
今回は、筑豊・福智町の上野焼について、
上野焼協同組合の世良萌久美さんにご紹介いただきました。
 
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400年を超える歴史を持つ上野焼ですが、
長い歴史の中で様々な作風が生み出され、近年、ますます多様な作品が生まれています。
日常の使いやすさを考えて作っているという世良さん。
茶道の器として始まった上野焼ですが、ふだんの生活の中にも取り入れてほしいという思いを語ってくださいました!

今回も、多くの方にご出演いただき、楽しかったですねぇ。

え、、聴き逃した? 

え・・。


はい、ご安心を!
「らじる★らじる」 で5/13正午まで配信しております。 
 
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(NHKコーナー出演の松永職員とともに)

では、また次回をお楽しみに!
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