ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2021年2月10日

2021年02月10日 (水)

暖かさ続く 春一番とは?

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気象予報士の森本まりあです。
各地で梅が咲き進み、日ざしにホッとできる日が増えてきました。
あす11日(木)以降はさらに気温が上がる見通しです。

まずは気温の予想を見ていきましょう。

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この先は週末にかけて、上空に暖気が流れ込む影響で、
平年よりも5度くらい気温が高くなりそうです。
最高気温は16度~17度くらいで、3月下旬~4月上旬並みでしょう。
過ごしやすい陽気ですが、暖かさの影響で花粉の飛ぶ量は増える見込みです。

一方で、来週中頃になると一時的に寒気が入り、気温が下がる予想となっています。
この先も気温の変化を繰り返しながら、季節が先へと進んでいきそうです。

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また、季節が冬から春へと変わる時に、最初に吹く強い南風が春一番です。
春一番は、北日本と沖縄を除く地方ごとに発表され、
ことしは先週の4日(木)に、関東地方で春一番が吹いたと発表されています。

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九州北部ではまだ吹いていませんが、発表の基準は、
「立春~春分までの間で、日本海に低気圧があり、
初めて南よりの強風(7m/s以上)が吹き、前日より気温が上昇すること」です。

この条件を満たした場合のみ発表されるため、過去5年では、
平成28年に発表なしとなっています。

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平成29年以降は2月中頃に発表されていることが多く、
去年の発表は2月22日となりました。
春一番というと、穏やかな春の訪れを想像される方もいらっしゃるかも知れませんが、
春一番は荒れた天気をもたらす風でもあります。

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春の強い南風は、海の事故や火災の延焼、
身近な所では、物が飛ばされたり、風にあおられて転倒してしまうなど、
予期せぬ事故を引き起こす可能性があります。

また、急激な温度変化をもたらすこともあり、
春一番が吹いた後は、急速に気温が下がる「寒の戻り」があることも多いです。

この週末にかけては、暖かく穏やかな陽気となりますが、
来週は風が強まるような予想も出ています。
今後は気温や天気の変化に加え、風にも注意をしてお過ごしください。