ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2020年7月 9日

九州では先週末から雨が降り続き、記録的な大雨となりました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
被災された全ての方に、心よりお見舞いを申し上げます。

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今回の大雨の原因となったのが停滞を続けた梅雨前線です。
前線は多少南北に動いたものの、4日(土)から7日(火)にかけて九州付近に停滞しました。
前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが続き、雨雲が組織的に発達しました。

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こちらは、6日(月)午後3時半の雨雲の様子です。
長崎県南部から佐賀県、福岡県南部にかけて線状降水帯が発生しました。
線状降水帯というのは、次々と発生・発達する積乱雲が線状に連なったもので、
数時間にわたって同じような場所に大雨をもたらすおそれがあります。
この時も、佐賀県や長崎県で猛烈な雨が降り、相次いで「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

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「記録的短時間大雨情報」とは、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測、
あるいは解析したときに出される情報です。
この情報が発表された際には、どこで災害発生の危険度が高まっているか確認する必要があります。

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気象庁のホームページでは、雨の予測や土砂災害や浸水・洪水の危険度を確認することができます。
パソコンやスマートフォンなどで検索をして頂き、
お住まいの地域周辺の雨の様子や危険度分布を確認してみてください。

【気象庁HPのリンク一覧】
雨の様子:https://www.jma.go.jp/jp/highresorad/index.html
土砂災害:https://www.jma.go.jp/jp/doshamesh/index.html
浸水害:https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/inund.html
洪水害:https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html

さて、8日(水)はいったん小康状態となった雨ですが、9日(木)以降、再び強まりそうです。
すでに雨量はかなり多くなっています。

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北九州・筑豊地方でこれまでに降った雨の量です。
英彦山で567ミリを観測している他、添田町で464.5ミリ、行橋で304ミリの大雨となっています。
すでに平年の7月一か月分の雨量を超えている所もあります。

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この影響で、土砂災害の危険度はかなり高くなっています。
こちらは土の中の水分量を表した図で、色の濃い所ほど警戒が必要なエリアです。

8日(水)日中から9日(木)朝にかけて、雨が止んでいる所が多いにも関わらず、
筑後地方から筑豊地方、そして京築にかけて赤色の表示で、土の中の水分量はかなり多い状況が続いています。

ここに更に雨が降ると、これまで災害が起こらなかったような場所でも、被害が出る可能性があります。

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きょう9日(木)夕方からは、再び激しい雨の降る所がある見込みです。
大雨は少なくとも11日(土)頃まで続く予想となっていて、11日(土)朝までの48時間予想雨量は、
北九州地方で200~300ミリ、筑豊地方で300~400ミリとなっています。

その後も雨が続く予想となっていて、総雨量はかなり多くなりそうです。
今回、大雨が長期化するおそれが出ています。

ハザードマップを見て自分の住んでいる場所の災害リスクを知り、
もし自治体から避難に関する情報が出た際にはすみやかに安全な場所に移動をするようにしてください。
命を守るため、最善の行動をお願いします。