ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2020年5月20日

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気象予報士の森本まりあです。

今日は二十四節気の一つ【小満】です。
草木が次第に成長して生い茂る頃で、西日本では梅雨のはしりが現れる頃でもあります。

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また、麦の穂が実り始め、ほっと一安心・少し満足という意味から【小満】という説もあります。
季節は順調に進んでいて、雨の季節ももうそろそろです。
そこで今回は、梅雨入り前に確認しておきたいポイントなどをお伝えしていきます。

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まずは、この時季に現れる【梅雨のはしり】から見ていきましょう。
北九州周辺では、先週15日(金)~週明け18日(月)にかけて、
曇りや雨のスッキリしない天気となりました。
【梅雨のはしり】とは、こうした5月中旬~下旬ごろの梅雨のような
ぐずついた天気のことを言います。

梅雨入り前の雨ということで【迎え梅雨】と言ったり、
卯の花が咲く時季に、この花を腐らせてしまうような雨ということで
【卯の花腐し(うのはなくたし)】と呼んだりします。
ただ、本格的な梅雨入りはまだ先ですから、この雨が長く続くことはありません。

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この先の予報を見ていくと、来週にかけて晴れ間の出る日が多くなる見通しです。
また、気温は21日(木)にかけて平年を下回りますが、来週は25℃以上の夏日が続くでしょう。

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では、本格的な梅雨入りはいつ頃なのかと言いますと、九州北部の平年は6月5日頃です。
今年は沖縄・奄美で、ほぼ平年並みの梅雨入りとなっています。

この先は梅雨前線の北上がやや遅れる可能性があるものの、
大体あと2~3週間で、九州北部も雨の季節となっていくでしょう。

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また、今年の降水量の予想ですが、気象庁が発表した3か月予報によると、
6月はほぼ平年並みですが、7月は平年並みか多くなると予想されています。
7月は湿った空気の影響を受けやすい時期があると見られていて、
今年も梅雨末期の大雨には十分注意が必要です。

雨の季節を迎える前に、どういったことをしておくと良いのか、ポイントをまとめました。

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まず、側溝や排水溝、雨どいなどは掃除をして、水はけを良くしておいてください。
また、防災用品の準備や確認もしておくと良さそうです。
そして、避難経路や避難場所の確認も、ぜひ今のうちになさってください。

大雨の際にはこうした避難が必要になる場合がありますが、
あわせて新型コロナウイルスへの感染防止対策も必要です。
では、どういった点に気を付ければ良いのか、
専門家の意見をもとにポイントをまとめました。

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まず、避難をする際の持ち物についてです。
防災用品の準備や確認をする際に、マスクやアルコール消毒液、
体温計なども準備をしておくと良さそうです。
体温計は、避難所に入る前に体温をチェックし、
避難所での生活が続く場合も、毎日計測を続け、体調の変化を知ることが大切です。

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また、避難をする際には【分散避難】という方法をとるのも、命を守る手段の1つです。
例えば、親戚や知人の家に避難することや、
安全な場所で一時的に車中泊を行うこと、またホテルなどの宿泊施設を利用することで、
人が密集して感染が拡大してしまうリスクを減らすことができます。

ただ、こうした避難方法を取る場合には、
どこが安全なのか、普段から地域の災害リスクを知っておく必要があります。
不安な場合には、ためらわず地域の「避難所」に避難をするようにしてください。

これから迎える大雨の季節を前に、ぜひ今できる備えを行ってください。