ハレピョンブログ~NHK北九州だより~

2019年11月 7日

2019年11月07日 (木)

ぽかぽかの小春日和

oshiete.png

こんにちは。気象予報士の森本まりあです。
秋も深まり、秋の食欲もますます深まっているように感じる今日この頃です。

191107-1.jpg

普段から自炊を心掛けていますが、10月は頑張ってみました!
ハロウィンの日は、チーズでおばけも作ってみましたよ。

191107-2.jpg

料理上手な中島キャスターとごはんの話をするのが大好きで、
これをブログに載せてみたら?と言って頂けたので、私のごはん事情を書いてみましたが、
天気と全く関係がなくてすみません。。

191107-3.jpg

さて、本題に戻り、今回のテーマは「小春日和」についてです。
今の季節に春?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、
「小春日和」は、晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな日和のことを言います。

191107-4.jpg

なぜこの時期に「小春」という言葉を使うのかは、
「小春」が旧暦の10月を指していることが由来しています。
旧暦の10月は今の11月ごろで、今年だと10月28日~11月6日にあたります。
そこで、旧暦の小春にあたる今の時期の
暖かく穏やかな陽気を「小春日和」というようになったと考えられています。

191107-5.jpg

ここ最近は、まさに「小春日和」というような日が続きましたが、
この時季は、こういった穏やかな晴れの天気が続きやすい季節でもあります。
その理由を天気図から見ていきましょう。
小春日和がもたらされる原因は2つありますが、1つは移動性高気圧に覆われたときです。

191107-6.jpg

こちらは11月6日(水)の天気図です。
この日は移動性高気圧に覆われて日中は日差しがたっぷり降り注ぎ、
最高気温は八幡や飯塚で21.5℃、行橋で20.3℃など過ごしやすい陽気となりました。

一方で、晴れると地表の熱が奪われる放射冷却現象が強まるのも特徴の一つで、
朝は八幡で7.5℃、飯塚や行橋では5℃台まで下がって、今季一番の冷え込みとなりました。
さらに、熊本や大分では-2℃台まで下がり、九州で今季初の氷点下となりました。

191107-7.jpg

もう一つは冬型の気圧配置が緩むことによって、小春日和となるパターンです。
こちらは11月4日(月)の天気図です。
西高東低の気圧配置ですが、等圧線の間隔が広がっています。
こういった日も晴れ間が出やすく、最高気温は20℃くらいまで上がりました。

日本ではこういった形で小春日和となりますが、
海外にも秋から初冬にかけて、小春日和のような穏やかな日があり、
様々な呼び名が付いています。

191107-8.jpg

アメリカでは「インディアンサマー」
ロシアでは「女の夏」、ドイツでは「老婦人の夏」、イギリスでは「聖マルタンの夏」などと表現されています。
海外で夏と呼ぶことが多いのは、
他の国が日本と比べて緯度が高く、春より夏の方が過ごしやすいからだと言われています。
国によって違いが出るのも面白いですよね。

191107-9.jpg

最後に、この先の天気を見ていきましょう。
この先、天気は周期的に変わっていきますが、晴れ間の出る日が多くなりそうです。
最高気温は20℃くらいまで上がって、日差しがあると暖かく感じられると思います。
一方で、最低気温は内陸部を中心に一桁まで下がる日も増えてくる見込みで、
1日の中での気温差が大きい状態が続く見込みです。体調管理にはくれぐれもお気をつけください。