お世話になりました!!
こんにちは!
アナウンサーの藤重博貴です。
北九州でも桜が開花。春ですね~。
日差しがやわらかく、あたたかさを感じます。
コロナ禍やウクライナ情勢の緊迫化など、閉塞感ただよう日々が続いている中で、
少しだけほっとするような、優しさに包まれている感覚があります。
さて、春と言えば出会いと別れ、とはよく言いますが…。
実は私も3月で北九州局を離れ、新年度からは東京に異動することになりました。
平日夜9時から総合テレビで放送中の「ニュースウオッチ9」のリポーターを担当します。
2018年7月、初任地・秋田から北九州に転勤し、3年8か月、お世話になりました。
後半の2年間は「ニュースブリッジ北九州」のキャスターとして、
さまざまな現場を取材し、ニュースを伝えてきました。
2年前の春はちょうど新型コロナの感染が拡大した時期でした。
未曾有の事態に、どのような情報を届ければいいのか。
キャスター就任当初、ずいぶん試行錯誤の日々だったことが思い出されます。
何より困ったのが、現場に出向き、みなさんの声を伺うことができなかったことです。
その後、感染がやや落ち着いてから、自ら現場を取材し、
番組内でキャスターとして伝えるまでを一貫して行えるようになりましたが、
次第に、北九州・筑豊のみなさんと一緒に番組を作っているという感覚を得るようになりました。
私たちがニュースを伝えられるのは、
町の課題や魅力といった、さまざまな情報の取材に応じ、出演して下さる方がいてこそ。
もちろん、番組に彩りを添える「小さな幸せ」に投稿して下さる方々も含めてです。
あたたかく、ありがたいご縁に恵まれ、本当に多くの方に支えていただきました。
感謝の思いが尽きません。
実は北九州局最後の仕事の一つも、そうした支えの上で実現したものです。
3年前から取材を続けてきた、田川市の更生保護施設についての記事の執筆です。
https://note.com/nhk_syuzai/n/n7a57b4285e31
3年前にラジオ特集「虐待された少女たちの“その後”」として放送しましたが、
その後のコロナ禍の状況を追加取材し、今回改めて記事にさせていただきました。
本当に北九州・筑豊のみなさんは熱い思いを持たれていて、
折に触れご連絡を下さったり、思わぬ再開をさせていただいたりとご縁がつながり、
その熱に背中を押していただきながら、
結果として4年近くもの間、色々な話題を取材することができました。
お世話になった1人1人、そして北九州・筑豊の景色を胸に刻みながら、
新年度からも、日々の暮らしを少しでも
後押しできるような情報をお届けしていければと思っています。
本当にありがとうございました。
そして、これからも、「ニュースブリッジ北九州」をよろしくお願いします!!