あらすじ

<第12回のトリセツ> 監修:小和田泰経

『麒麟がくる』をより楽しんでいただくために、ドラマ上の設定や展開、世界観をわかりやすく解説します。

麒麟MAP

東庵が抱えていた借金はいくら?

東庵が抱えていた借金40貫は、現代の価値で換算すると、1貫=約15万円、40貫だと約600万円になります。
ちなみに、伊呂波太夫が東庵に依頼した駿河国へ立ち寄る案件の報酬は、100貫=約1500万円になります。

<第12回のトリセツ> 所作指導:花柳寿楽

女性の立て膝は、当たり前?

劇中で女性たちが立て膝をついたりあぐらをかいて座っている姿に違和感を覚えている方もいらっしゃると思いますが、『麒麟がくる』がめざす当時のリアリティーのある表現の一つとして、今回は女性の立て膝やあぐらを取り入れています。

畳はとても高価だったので、当時の家の床はたとえ武士の家でも“板の間”でした。戦国時代に描かれた女性の絵を見ても、立て膝をついている絵が残っていますし、畳文化が普及する前は、女性でも立て膝やあぐらが普通だったと考えられます。また、いつ敵が襲ってくるかわからない戦国の世では、すぐに立ち上がれる姿勢でいることは男女ともに当然のことだったかもしれません。

しかし、リアリティーにこだわったとしても、それが絵的に美しくなくては意味がありません。立てる膝の角度を含め、立て膝がいいのか、それとも正座がいいのか。身分やシーンによって、衣装スタッフは着付け方も工夫しながら、スタッフみんなで模索しながら撮影しています。とはいえ、女優さんたちが立て膝やあぐらからきれいに立ったり座ったりするのは、いつもと違った筋肉を使うので大変だと思います。

<第12回のトリセツ> 風俗考証:佐田芳彦

織田信秀や東庵が愛した「双六(すごろく)」

信秀や東庵が愛した双六は、現代でも楽しまれている世界最古のボードゲーム「バックギャモン」を起源とし、日本でもほぼ同様のルールで「盤双六(ばんすごろく)」と呼ばれ楽しまれていました。
国内で最初に双六の文字が確認できるのは歴史書『日本書紀』で、「689年に双六の禁止令が出た」というもの。ゲームの勝敗がサイコロの偶然によることから賭博として流行し、時代を超えてたびたび禁止令が出されていることからも、東庵のようにやめられない人がいつの時代にもたくさんいることがわかります。

現代でなじみのある「すごろく」は、「盤双六」の影響を受け「絵双六(えすごろく)」という別の遊びとして発展し、今につながっています。

    美濃編(第1回~第17回)

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