月の歌

ベベンの方丈記(ほうじょうき)

鴨長明「方丈記」より
作曲:うなりやベベン
編曲:周防義和
演奏:バイオリン/松田 拓之、大宮 臨太郎
   ビオラ/坂口 弦太郎
   チェロ/山内 俊輔 (以上、NHK交響楽団より)
   ピアノ/高橋 希

ゆく河(かわ)流(なが)れは 絶(た)えずして

ゆく河(かわ)流(なが)れは 絶(た)えずして
しかも元(もと)水(みず)にあらず
よどみに浮(う)かぶ うたかたは
かつ消(き)え かつ結(むす)びて

久(ひさ)しく とどまりたるためしなし

世中(よのなか)にある 人(ひと)栖(すみか)
またかくのごとし

■うたの説明

「方丈記」は、今からおよそ800年前の鎌倉時代の初めに鴨長明が書いた随筆です。川の流れに浮かぶ「うたかた(泡)」のように、いつまでもとどまり続けるものは何一つない。全てのものは無常であると、人の身と栖のはかなさを描いています。
「徒然草」「枕草子」と並んで「日本三大随筆」の一つに数えられ、この冒頭の部分は、そのリズムの良さから人々に親しまれています。

今回は高知県出身のソプラニスタ・岡本知高さんが、四万十川の雄大な風景の中で土佐犬をモチーフにした衣装を身にまとって歌っています。