キッズワールド

幼稚園・保育所向け番組のひろば

放送番組を利用した保育実践

NHKラジオ第2「お話でてこい」を聴取して
~3年保育4歳児の実践から~

滑川町立滑川幼稚園 関口寿々香
(平成24年度 埼玉県放送教育夏季研究集会 研究発表より)

まとめと今後の課題

  • 15分間という時間が初めは飽きてしまう姿が見られたが、習慣になってくると徐々に集中力がつき、最後まで座って集中して聴取することができるようになってきた。
  • お話の他にも、ラジオならではの効果音や曲が流れることで、より一層お話の世界へのイメージを膨らませることができ引き込まれていった。
  • 集団聴取から共通のイメージをもつことができ、ごっこ遊びへと発展し自分達で遊びを広げていくことができた。その中で新たな友だちとのかかわりをもつことができた。
  • 「おはなしでてこい」の聴取を通して、幼児達にとってラジオが身近な存在となった。また、ラジオ聴取に興味をもち楽しみにする姿が見られた。
  • 幼児の興味関心を捉え、季節や幼児の様子に合ったものを選んだり、教師が事前聴取をし幼児から要求が出たことを想定して遊びへと発展できるような教材準備をしていくことが必要であると感じた。
  • ラジオ聴取を実施したことで、昔話や物語に興味をもつきっかけとなった。聴取中は自分の感じたことを教師や友だちに伝えようとしたり、聴取後はお話の世界を再現したいという気持ちが芽生えた。
  • 今後も『幼稚園・保育所向け番組と利用のてびき』を用いてラジオの継続聴取をし、1年間の幼児の育ちを見通しながら日々の保育の中で効果的な活用をしていきたい。また、ラジオ聴取に興味をもち遊びが広がったことから、今後は様々な視聴覚教材も保育の中に取り入れていきたい。
  • 日々の生活の中で幼児は様々な環境から刺激を受け、新たな発見をしたり新しい世界を広げたりしている。今回ラジオ聴取を継続してきたが、その中で幼児は自分の思いを言葉や体で表現するという力を身につけたり、友だちと一緒に思いをひとつにして遊ぶ喜びを味わうことができた。今後も研究を重ね、日々の生活に潤いを与えられるような保育を展開していくことで心豊かな幼児の育成を目指していきたい。